手まりについて

ソウルの大学路で伝統工芸工房・ダムル工房を経営し、韓国宮中飲食研究院の郷土料理講師でもある李賢淑先生が毎日の生活のなかで感じた徒然雑記を日本語で紹介します。(たまに…、いや最近は結構な頻度でゴーストライターのダムル工房日記になることも…苦笑)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

手まりについて

てまり完成品写真

手まりは日本でもそうでしょうが、昔は新年に1年の福を願って作られたものでした。また婚礼や出産の時に祝福の意味を込めて送りあったともいわれています。

三国時代(注1)には綿糸で手まりを作り、遊んでいたと伝えられています。

針を進める場所が全て決まっているので、ちょっとでもボケッとしていたりすると作品が台無しになることもあります。

他のことを考えず、ただ黙々と針が進む先だけを見ていなければ作り出せない手まりの美の世界を考えると、自分の人生もこうありたいな…と思うことがあります。

そして丸い玉をいつも扱いながら長い時間を過ごして来たことで、昔は角張っていた性格も少しは穏やかになったような気がします。

これは色使いにも表れていると思います。以前は好きな色と嫌いな色を分けることが多かったのですが、最近ではどんな色でも選ばないように心がけています。それよりも「どうしたら調和させることができるのかを考えること」が最も重要なことなのだと考えるようになりました。

自然が作り出した色は全て美しいと思います。沢山の色を調和させるように、色糸がいつもまっすぐに1つの道だけを行くように、全ての人がお互いを思いやれるようにと願いながら、いつも手まりを作っています。

(手まりの作り方)
材料:スチロール芯、綿、針、綿糸、各種色糸

てまり作成法01
1) スチロール芯に綿をつけ、綿糸を幾重も巻きつけて綺麗な球体を作ります。
(幽談:これ李一家の男性方も上手いですよねぇ~。初めて見たときビックリしました!綺麗な球体にするのが初心者には難しいんですけどね…。)

てまり作成法02
2) 球体に巻尺で8等分に分けた後、さらに6等分します。

てまり作成法03
てまり作成法04
てまり作成法05
てまり作成法06
3) 8面に色糸でY字を作るように糸を配置すれば出来上がり。

あとはそれぞれの色糸を組み合わせて刺繍して行けば色とりどりの手まりを作ることができます。参考として、手まりの基本となる8等分6面を作る方法が、ダムル工房のカフェに詳しく掲載されているのでご覧下さい。
(幽談:右側にダムル工房のカフェがリンクされています。)

(幽の補足説明)
注1;三国時代(삼국시대)とは紀元前1世紀から紀元後7世紀ころまで、北の高句麗、南の新羅、百済という3つの国が並存した時代のことをいいます。(但し、日本の朝鮮史学会では4世紀から7世紀ごろまでの時期を指します。)

百済は日本史にも登場する国なので、ご存知の方も多いと思います。特に中学校の日本史テストでよく出題される663年の白村江の戦いは有名ですよね。この戦いで新羅に敗れた百済人の多くは日本に渡来人としてやって来て、日本古代国家の建設に大きな役割を果たすことになります。

有名な話では、日本語の「くだらん」という言葉は「百済にないものは大したことではない(つまらない)」というところから生まれたと言いますもんね。

昔から日本と朝鮮半島はとても深い繋がりがあったことを教えてくれる史実です。


↓ ブログ村のポジャギカテゴリーに参加しました。クリックして頂けると嬉しいです!!
にほんブログ村 ハンドメイドブログ ポジャギへ
にほんブログ村
[ 2012/02/11 10:02 ] 手まり | TB(0) | CM(5)
shiva
こんにちは。
2年前の夏に「ダムル工房」にお邪魔した者です。
見せていただいただけでしたけど(^^;)
李賢淑先生のブログができて嬉しいですv-238
ポジャギや手毬や韓国工芸のことをたくさん書いてください。
楽しみにしていますv-237

大学路の「ダムル工房」を閉めてしまったという噂を
聞いたのですが、これはホントですか?
まだあるのなら、次にソウルに行ったときにまたお邪魔したいと
思っているのですが…。
[ 2012/02/12 12:42 ] [ 編集 ]
はじめまして。
コメント、有難うございます。

ダムル工房はもちろん大学路に健在ですよ。
この前もあの坂道を歩きながら、ここも9年前とは随分変わったね。あの頃から残っている店は4つくらいしかないから、ダムル工房も随分老舗的存在になったねぇ~(笑)と言ってましたので。

多分その噂は昨年12月以降、今年のソウルはものすごく寒くて、李先生もお弟子さんが来る日しか工房に行ってないからだと思います。あと大寒波の時は外に出たくなくて、自宅で教室をやったとも言ってました。

以前は毎日どんな日でも工房にいらっしゃいましたが、去年??一昨年??だかに引越しされた後はご自宅で教室をされることも多くなったみたいです。

しかし工房とご自宅は近いところにあるので事前にご連絡頂ければ、工房に出向く…とのことです。

向かいにある美術教室の先生にも「工房、やめちゃうんですか??」って心配されているほどでしたから、最近は週に数回しか来ないのかも知れませんね。

コメント、李先生に伝えておきますね。
ところで韓国語はお読みになれますか??

もしお読みになれるようなら、李先生が直接お返事したいとのことでした。
[ 2012/02/12 16:05 ] [ 編集 ]
よかった〜♪
ゴーストさま
お返事ありがとうございます。

ダムル工房が健在でよかったですv-238
前を通りかかった知人が工房が閉まっているのを見て、
やめてしまったと勘違いしたんですね(^^;)

今度、ソウルに行ったときに、また寄らせていただきます!
ポジャギが好きな友達にもダムル工房のことも、このブログの
ことも宣伝しますね。

私は韓国語はできませんが、翻訳機を使ったり、韓国人の友達に
訳してもらったりして、読めます。
先生からお返事がいただけたら嬉しいです!
[ 2012/02/13 08:33 ] [ 編集 ]
안녕하세요
반갑습니다
자주 재미있는 이야기와작품을 올리도록 하겠습니다
빠른 시일 에 서울에서 뵙고 싶습니다
감사합니다
[ 2012/02/15 16:24 ] [ 編集 ]
감사합니다!
이현숙선생님
답장 감사합니다v-237
영광입니다.
또한 다무루 공방에 가서 선생님을 뵙고 싶습니다.
블로그를 기대하고 있습니다.

번역기로 쓰고 있기 때문에, 이상한 한국어로 죄송합니다m(_ _)m
[ 2012/02/17 03:28 ] [ 編集 ]
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック:
この記事のトラックバック URL

プロフィール

ダムル工房

Author:ダムル工房
日本人ゴーストライターが書く李賢淑先生の徒然雑記。

問い合わせメール先
damurukobo.pojagi0309@gmail.com
※「docome.ne.jp」のメールアドレスでは、何故かこちらから返信ができません。申し訳ありませんが他のメルアドから問い合わせして下さい。ご協力宜しくお願いします。
ブログ訪問者さま
最新記事
最新コメント


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。