ハルミコッ(할미꽃;白頭翁)

ソウルの大学路で伝統工芸工房・ダムル工房を経営し、韓国宮中飲食研究院の郷土料理講師でもある李賢淑先生が毎日の生活のなかで感じた徒然雑記を日本語で紹介します。(たまに…、いや最近は結構な頻度でゴーストライターのダムル工房日記になることも…苦笑)

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ハルミコッ(할미꽃;白頭翁)

桜がすっかり散ってしまいました…
↑ 土日の強風と雨で先週満開だった桜はあっという間に散ってしまいました…

土日にかけて激しい風と雨が降り続いたため、すっかり駱山公園の桜は散ってしまい緑の葉に変わってしまいました。桜は本当に美しい花ですけど、あっという間になくなってしまって少々淋しいものです。そんななか地味ながら、たくましく咲いている花を見つけました。ハルミコッ(할미꽃;白頭翁[チョウセンオキナグサ])です。

ハルミコッ01
↑ ハルミコッ

韓国ではこの花にまつわる悲しい昔話が残っています。忠清北道忠州市にあるマウル(마을:村)に、お祖母さんが3人の孫娘と住んでいました。貧しかったけれどもお祖母さんは、孫娘たちを可愛がり大切に育てました。月日が経つと孫娘は、みな結婚する歳になり、嫁に行ってしまいました。

パンジーは今が満開~
↑ 桜は散ってしまったけど、パンジー(삼색제비꽃)は今が満開デス!!

1番年長の孫娘は金持ちのお嫁さんに、2番目の孫娘は商人のお嫁さんに、3番目の孫娘は貧しいソンビ(선비:士人[科挙合格に向けて勉強している無職の知識人])のお嫁さんとして、それぞれそれなりに幸せに暮らしていました。

ヒロハハシドイ
↑ 朝鮮王朝の李王家で珍重されていたというヒロハハシドイ(수수꽃다리)はとてもいい香り!!この花も今が見頃ですぅ~。

しかし一人残されたお祖母さんは、頼りとするものがなくなり、1番目と2番目の孫娘の家を訪ねて行くのですが、色々あって一緒に住むことはできませんでした。そのため3番目の孫娘の家に到着したときは失望から疲れきってしまい、とうとう寝込んで死んでしまいました。

ツツジはもう少し~
↑ 桜がすっかり無くなっても、後にはツツジ(진달래꽃)が控えております!!韓国ツツジの見頃は5月~6月くらいかなぁ~。

3番目の孫娘はとても悲しみ、お祖母さんを陽のあたる暖かい場所に埋めました。すると翌年の春に、お祖母さんのお墓の上に変わった花が咲いたのです。この花の姿がお祖母さんの白髪を思い出させるとして、3番目の孫娘はこの花を「ハルミコッ(할미꽃=お祖母さんの花)」と呼び、いつしか他の人々もそう呼ぶようになったといいます。

ハルミコッ02
↑ おそらく花にある白い毛が、老女を連想させたのでしょうねぇ~

ハルミコッの花言葉は「愛の裏切り」という、少々悲しいものです。韓国では春を教えてくれる花として童話や詩などにもよく登場します。けれどもその花の根は腹痛、脳疾患、赤痢、肝臓癌、脳腫瘍などに効くとされ、漢方薬として使用される反面、たくさん摂取すると毒薬にもなってしまうのだそうです。昔はこの根を毒薬として使用することも多く、妊娠している女性が間違って摂取してしまうと、堕胎してしまうことが知られていた危険な植物だったのです。

ハルミコッ03
↑ う~ん…、よく見ると高貴な紫色の花で、可憐なんだケド…。しかし花からは中々想像しがたい結構ハードな逸話をもってるんだねぇ~(苦笑)

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[ 2012/04/24 10:05 ] 雑談(その他) | TB(0) | CM(0)
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