キムパッの話

ソウルの大学路で伝統工芸工房・ダムル工房を経営し、韓国宮中飲食研究院の郷土料理講師でもある李賢淑先生が毎日の生活のなかで感じた徒然雑記を日本語で紹介します。(たまに…、いや最近は結構な頻度でゴーストライターのダムル工房日記になることも…苦笑)

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キムパッの話

五穀米のキムパッ
↑ 五穀米で作ったキムパッ(김밥;韓国のり巻き)

幽です!!昨日は恒例の月曜日工房ランチの日でした。ここ2~3年前から、何故か月曜日に工房訪問者が多かったことから始まった習慣です。つまるところ最初は大人数で昼食を食べに行くのが大変…という理由から、李先生が手造り弁当を持って来ていました。

今回の工房ランチはキムパッ
↑ 今回の月曜工房ランチ~

そこに李先生に負けず劣らず料理の腕がたつ延氏が「李先生ばかりに任せていたら大変だろう…」と思ったとのことで、延氏もおかずを作ってくるようになり、月曜のお昼は皆で手造り料理を持ち合うようになり、今のところ続いています…。

おかずもあるよぉ~
↑ おかずも色々~

特に最近は何だか段々豪華になっているような…。ちなみに幽はただ食べるだけなのですが(苦笑)、大変じゃないのかなぁ~??と思いつつも、「今日のランチは何かなかぁ~??」と密かに期待してしまうほど、色々な韓国家庭料理が楽しめます(^^)。

いつもの面子です~
↑ いつもの面子となっておりマス…

ちなみに昨日の「月曜工房ランチ」のメニューはキムパッ(김밥;韓国式のり巻き)でしたぁ~。作成者の延氏に話を聞いたところ、「今日は風もあまり強くなく、気温も上がるとのことで、行楽日和だなぁ~っと思ったら、キムパッを作りたくなった…」とのこと。(本当に月曜日は一気に春が来たような、それはそれは暖かい1日でした…。気温の変化に体がついていきません…!!)

李先生と延氏~
↑ こちらもいつもどおりの李先生と延氏~

このようにキムパッは、韓国人にとって行楽とか遠足のような時には欠かせない日常食であるようです。食べやすさと、美味しさ、中に色々な野菜や肉が入るところから栄養価が高いことも主婦としてはポイントが高いようです。

広蔵市場のコマキムパッ
↑ 広蔵市場にもキムパッはあります~

いつもどおりに皆でワイワイ食べながら、キムパッの由来について、李先生に教えてもらいました。何でも韓国のキムパッの起源は豊臣秀吉の仇敵と言われている忠武公・李瞬臣の時代にまでさかのぼるのだとか…。

店によって微妙に形がちがいます
↑ 店によって大きさは若干違いますが、屋台のキムパッは小ぶりのものが多いです。

韓国でのキムパッの始まりは、壬辰倭乱(←韓国では豊臣秀吉の文禄・慶長の役をこう呼びます…)当時、李瞬臣将軍がご飯を海苔に巻いて携帯食とした時から…と伝えられているそうです。何でも実際に李瞬臣将軍の水軍があった場所が、南海岸の忠武(現在の統営市)で、そこは現在の韓国でも海苔の生産地として有名な地方なんだそうです。

真ん中の一等地に麻薬キムパッの店が~
↑ 最近では中心部に麻薬キムパッの店が~

だから韓国における最初のキムパッは、いわゆる忠武キムパッと呼ばれる、白いご飯を海苔で巻いたものに、イカや大根のキムチを添えた形式なんだそうです。この忠武キムパッは日本人がよくいく観光地・明洞に専門店があるので見たことある人も多いのでは??

↓  ↓  ↓ ここをクリック!!
明洞にある忠武キムパッの写真があるサイト

現在のように、野菜や肉をご飯と海苔で巻く形態は、日本の植民地時代にのり巻きが入って来たことからではないか…と言われているそうです。

麻薬キムパッの看板があちこちに
↑ 至るところに麻薬キムパッの看板が!!

またキムパッと言えば、最近は日本人の方にもよく知られている広蔵市場名物の麻薬キムパッもありますよね…。これは元々広蔵市場だけでなく、韓国のいたるところにある屋台で売られていた形のキムパッで、コマキムパッ(꼬마깁밥;子ども海苔巻き)と呼ばれるものでした。

元祖はこういう小さい店でしたぁ~
↑ 昔はこのように小さな場所で作ってました…

中に入れる材料を日持ちのする具材だけにし、市場で働く人間が食べやすいように小ぶりの大きさにしたキムパッです。広蔵市場のコマキムパッに対して、何時ごろからか「美味しくて病みつきになるほどだ」とのことから、麻薬キムパッと呼ぶようになったとのこと。

お姉さんも手つきがいいです
↑ 以前はお祖母ちゃんが作っていたのに、今では若いお姉さんが…。いつの間に変わったんだろ??でも中々手つきはいいです~。

しかし実際にいつ頃から麻薬キムパッと呼ばれるようになったのかは実ははっきりしていません。幽が10年前にソウルに来た時には少なくともそう呼ばれることはありませんでした。確か一昨年くらいに逆に日本人から「麻薬キムパッ」という名称を聞いたくらいですから…(爆)。

元祖麻薬キムパッ
↑ 1パック2,000ウォン~!!ここに付く芥子ソースが中々美味で、キムパッの味を引き立ててくれます~。

それは韓国人も同じようで、コマキムパッという名称は100%韓国人に理解されるのですが、麻薬キムパッという名称については、認知度大体50~60%??10人に5人は知らない…っていう人もいますね。もし麻薬キムパッの名称がどのようなきっかけで、いつ頃拡散していったのか、具体的な情報を知っている方がいらしたら、是非お聞きしたいものです。

午後の李先生は手まり作業~
↑ 今日の李先生は手まり製作をされてましたぁ~。

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