韓国糸の手まり

ソウルの大学路で伝統工芸工房・ダムル工房を経営し、韓国宮中飲食研究院の郷土料理講師でもある李賢淑先生が毎日の生活のなかで感じた徒然雑記を日本語で紹介します。(たまに…、いや最近は結構な頻度でゴーストライターのダムル工房日記になることも…苦笑)

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韓国糸の手まり

インドの糸で作った手まり01
インドの糸で作った手まり02
↑ インド製自然染色の絹糸で作った手まり「三羽根」と「菊花」

手まりを習っている生徒さんの一人、崔ウンスク氏にインド製の染色絹糸を頂いたため、この糸で手まりを作ってみました。普段使っている糸と違い、太さが均一ではないので少々骨が折れましたが、いつもとは味わいが違う手まりを作ることができました。

インドの絹糸
↑ 崔氏が3年前、コエックスで開かれた『世界染色展示会』で購入したインドの絹糸

日本でよく使われる手まり絹糸
↑ 日本の手まり作家が多用する織手縫糸

私は約40年間、手まりを作る時の糸はフランス製の刺繍糸か、日本のリリアン糸を使って来ました。何故なら、この2つは色数がとても多くて自分のイメージどおりの手まりが作りやすいという特徴があったためです。

よく使うリリアン糸
↑ 今まで一番多用した日本のリリアン糸

リリアン糸ほどいて使用
↑ ほどいて使います…

もちろんフランス製の刺繍糸はとても細くて、その分沢山かがらなくてはならない…という欠点もありますが、仕上がりの決め細やかさには群を抜いたものがあります。またリリアン糸はその独特な光沢が華やかな仕上がりの手まりになります。
(↑以前幽は、日本手まり作家の第一人者である尾崎敬子先生にお会いできる機会がありました。その時に糸の選択についてお伺いしたことがあったのですが、尾崎先生の流派ではフランス刺繍糸やリリアン糸をほとんど使わないとのこと…。不思議に思って理由を聞くと、フランス刺繍糸やリリアン糸では100年以上経つと色が変わってしまうから…とのこと。100年単位で考えるスケールの大きさに本当に驚き、手まり世界の奥深さに感心した経験があります…。)

フランス刺繍糸
↑ フランス刺繍糸

けれども、昨年あたりから、より韓国らしい手まりができないだろうかと思案して、韓国の明紬糸を使った手まりに挑戦しています。いくつか試作品を作っていますが、今までのフランス刺繍糸やリリアン糸で作ったものとはまた違う、韓国の天然色が持つ独特の風合いを持った手まりが出来ました。

韓国の糸
↑ 韓国の明紬糸

ただ目下の悩みとして、韓国の明紬糸は天候や湿度に非常に左右されやすく、全く同じ色の糸を安定的に購入することができません。同じ色を注文しても毎回微妙にその色合いが違うのです。韓国の糸で作品をつくり始め、途中で糸がなくなってしまった場合に、他の糸のように完全に同じ色の糸を手に入れるのが非常に難しいという最大の欠点のため、今までどうしても使うことが出来なかったのです。

韓国のまゆ
↑ 韓国の絹糸を作る繭

けれども長く手まりを作ってきて、次第にこのような弱点を克服、あるいは最大限に利用することで、何か新しい韓国の手まりが生まれないだろうか…と考えるようになりました。これからは、この最大の短所を克服する方法を探すためにも、韓国の明紬糸を積極的に使って作品づくりをしていきたいと思います。

(幽のつぶやき)
李先生にインドの自然染色糸をプレゼントした崔ウンスク氏が、かわいいポジャギ製品を沢山つくって見せてくれました!!ダムル工房では最近手まりばかり作っているのに、いつこんなにポジャギ製品を作る時間があるのでしょう??ビックリです…。

崔氏がつくったミニ針山
↑ ミニ針山(?)がたっくさん!!

崔氏のキーホルダー01
↑ 大体1.5~3cm程度で小さくてキュートです!!

このミニ針山(?)は大きいものでも、直径3センチ、小さいものは1.5センチくらいで、モビールの装飾品やヘアピン、冷蔵庫のマグネットなどに加工できそうだね??と、他の生徒さんと話していましたぁ~。

崔氏の作ったキーホルダー03
↑ チョガッポ・アクセサリーも沢山!!一体どれくらいの時間が??

こちらのチョガッポ・アクセサリーもシックな色合いが素敵…。色合い的には日本人好みじゃないんだろうか??最近スマートフォンが台頭して来た結果、携帯ストラップやキーホルダーが売れなくなってきているそうですが、このアクセサリーは鞄などに付けてもいいかもしれないですよね…。

崔氏のキーホルダー02
↑ 端切れでつくったキーホルダー

洋服や小物を作った残りの端切れを余すことなく使ったら、こんなに大量にできてしまったそうで、まさに閨房工芸の精神!!って感じですかね…。しかし、俗物の私はこんなに沢山作ってしまったら、後は売るだけ??フリーマーケットで出店できそう…、そしたら1個いくらくらいで売れるのかなぁ~などと考えてしまいました。

崔氏の作ったキーホルダー04
↑ こんな形もありますよ…。

崔氏が弘大のフリマに出店したら、楽しそうなので売り子として手伝うのにぃぃ~!!と思ったら、土日は仕事だった…。く、くやしい…(苦笑)。


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[ 2012/03/28 10:16 ] 手まり | TB(0) | CM(4)
尾崎さんは日本てまりの会の会長さんですよね? 
その方のご自宅の一部をギャラリーにした「てまり文庫」が、
ウチのすぐ近くにあって、
何度か拝見したことがあります。
先生の工房にも、ぜひお邪魔したいです(*^_^*)
[ 2012/03/28 11:48 ] [ 編集 ]
안녕하세요
반갑습니다
blog에서 오작기 선생님의 근황을 들을수있어서반갑습니다
일본 수공예협회의회원이라서 선생님의 갤러리를 방문하였습니다(2007년)
yangia 씨도 한국에 오시면 만나서 보자기에대한 이야기와즐거운 시간을 갖고 싶어요
그럼 기다리겠습니다
안녕히 계세요
[ 2012/03/28 14:15 ] [ 編集 ]
안녕하세요!
こんにちは、buzzKOREAです。
韓国に関するあなたのブログがとても気に入りました。
韓国に関心のある人達にあなたのブログを紹介してあげたいです!
www.ibuzzkorea.com 
このサイトのメンバーになってブログの住所を登録し、他のメンバーにもあなたのブログを紹介してください。 Twitterでもbuzz KOREAと韓国についてお話しましょう。
ブログ期待しますね。
buzz KOREA
[ 2012/03/28 17:02 ] [ 編集 ]
わ!てまり文庫?
>yangja氏へ
→尾崎先生のご近所さんだったとは!!尾崎先生とは日本手工芸指導協会のつながりで数回会ったことがあるのですが、本当に溌剌とされた素晴らしい女性ですよねぇ~。ああも広い視野に立ってものを考える思慮深さに、思わず襟を正してしまったものです…。

今でも東京中を飛び回って手まりを教えていらっしゃるそうで、本当に幽も見習いたいなぁ~と思ったものでした。手まり文庫も日本各地から集められた作品が見れて、本当に素敵ですよねぇ~。また機会があったら是非訪問したいです。

yangja氏ともソウルでお会いできたら幽も嬉しいです~。

>buzzKOREA氏へ
→気に入っていただけて有難うございます。李先生も喜ぶと思います。しかし、ツイッターですか…。アナログな幽にはどうもあのツールは合わないんですよねぇ~。

楽しい方は楽しいそうなんですけど…。またいつか気が変わった時にでも宜しくお願いします。
[ 2012/03/28 23:15 ] [ 編集 ]
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