料理教室レポート

ソウルの大学路で伝統工芸工房・ダムル工房を経営し、韓国宮中飲食研究院の郷土料理講師でもある李賢淑先生が毎日の生活のなかで感じた徒然雑記を日本語で紹介します。(たまに…、いや最近は結構な頻度でゴーストライターのダムル工房日記になることも…苦笑)

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料理教室レポート

料理完成写真
↑ 完成した料理をテーブルに…

幽です!!先日行われた料理教室についてレポートします~!!

料理教室の生徒さんは、福岡からいらしたNさんです!!今までにも釜山を中心に韓国料理を色々習ったとのことですが、今回は李先生から北韓料理を学びたいと受講されたそうです~。そのためメニューは典型的な北韓料理ともいえるオンバン(温飯;온반)、ヘンジョク(梓炙;행적)、タルレキムチ(ヒメニラのキムチ;달래김치)の3品でした。

温飯01
↑ 温飯の材料(鶏肉、緑豆、キュウリ、しいたけ)

先ずはオンバン(温飯;온반)です。温飯はご飯にゆでた鶏肉、キュウリとひき肉の和え物、しいたけの炒め物、緑豆のチヂミなどを載せ、チキンスープをかけて食べる料理です。唐辛子を全く入れない料理で、日常的な韓国料理の中ではクッパ(국밥)が一番近いでしょうが、味はとてもマイルドです。

ノクトゥチヂミ焼き
↑ 緑豆だけで焼いたチヂミ(他の材料は入れません!)

この温飯には北韓地方で伝えられてきた逸話があるそうです。平壌地方に愛し合う官家の下人男女がいたのですが、男性が無実の罪によって監獄につながれます。女性はとても悲しみ、その哀れな姿を見かねた調理係の女性が、監獄で食べることができない温かい料理を男性に差し入れることを提案します。そして持って行きやすいようにご飯とおかずとスープを別々にして、食べる直前に温かいスープをかけるように工夫しました。

温飯02
↑ ご飯の上に具材を載せる

汚名を晴らして戻って来た後、その美味しさが忘れられない男性は、女性との結婚式の時にこの温飯を出席者に振舞ったそうです。それ以来、平壌地方では結婚式の時にこの温飯を食べるようになったといいます。ちなみに南韓地方では、結婚式の時、富裕層はご飯(밥)、庶民は麺(국수)を食べるそうです。

温飯03
↑ ノクトゥチヂミを載せる

2つ目はヘンジョクです。材料はキムチ、ウンパ(움파;ひこばえ葱)、牛ひき肉で作ったチヂミのことを北韓地方ではこう呼んだそうです。南韓のパジョン同様に、雨が降った時や、祭祀・名節の時などに、北韓地方の人が日常的に食べた料理だそうです。

温飯04
↑ 最後にチキンスープをかけて「温飯」完成~

3つ目はタルレキムチ(달래김치;ヒメニラキムチ)です。少し酸っぱくなった白菜キムチにヒメニラを入れて、酢(バルサミコ酢でも可)だけを入れます。発酵が進んだキムチ独特の味をヒメニラが打ち消してくれて、また新しい味を楽しめる簡単料理です。

タルレキムチ材料
↑ タルレキムチ材料

タルレ(달래;ヒメニラ)は、韓国で五身菜(오신채)のひとつと言われています。五身菜とは精力がたくさん付く5つの野菜という意味で、その効果は僧侶の修行精進の妨害になるほどなんだとか…(←僧に精力が付きすぎると色々な問題が出るため…)。ちなみに他の4つはニンニク(마늘)、ニラ(부추)、ネギ(파)、ツルバ(무릇)だそうです。

タルレキムチ完成図
↑ タルレキムチ

今回の料理教室は李先生とマンツーマンで、3時間程で終了したとのこと。もちろん作った料理は試食して帰りました…。後で生徒さんに感想を後で聞いてみたら、いつも習っている韓国料理とは違う味わいで、とても興味深く、美味しかった…、また李先生が1対1で料理の時代背景や逸話、あるいは何故こうするのが良いのか??などの生活の知恵も色々教えてくれたことがとても勉強になったそうです。そして、とても密度が高い贅沢な時間を過ごすことができて嬉しかった…と話して下さいましたぁ~。一方、李先生にも感想を聞いてみたところ、もともと料理をよくやる生徒さんだったので、非常に手際がよく、スムーズに教えることができて楽しい時間を過ごせた…とのことです。

試食タイム
↑ 試食タイムです~

ちなみに幽は、この料理教室には仕事のため、参加できませんでした。けれども当日の夜、仕事が終わった後に、李先生宅にお呼ばれしてしっかりご相伴に預かりました…。ご馳走さまです!!!試食の感想としては、3品のうちどの料理も、普段韓国の日常生活で食べる料理とは味わいが違い、マイルドで日本人にピッタリの料理だな…と思いましたぁ~。そのため李先生にお試し料理コースリストに、この温飯も入れればいいのに…と提案しておきました。李先生としては、北韓料理にこれだけ需要があると思っていなかったので、再度お試しコースリストを北韓料理も含めて作りなおそうか…と考えているそうです~。

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日本人ゴーストライターが書く李賢淑先生の徒然雑記。

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