北方の郷土料理③[再録]

ソウルの大学路で伝統工芸工房・ダムル工房を経営し、韓国宮中飲食研究院の郷土料理講師でもある李賢淑先生が毎日の生活のなかで感じた徒然雑記を日本語で紹介します。(たまに…、いや最近は結構な頻度でゴーストライターのダムル工房日記になることも…苦笑)

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北方の郷土料理③[再録]

李先生からの要請で以前一度載せた記事を再録させて頂きます。

この回顧シリーズに際して、同じ記事の再録なんて読者さまに受け入れてもらえるだろうか??と、少々心配もしておりましたが、新規生徒さん方には概ね好評のようでホッとひと安心しております。

常連の生徒さんからもご理解頂いているようで本当に有難うございます。m(_ _)m

以下、以前書いたものと同じ内容になります。

↓   ↓   ↓

実習準備中の韓福麗氏
↑ 勉強会後の調理実習の準備をする韓福麗氏

恒例の北韓料理研究会が先日ありました。今回のテーマは「北韓の言葉」です。

韓半島(朝鮮半島のこと)が分断されてからもう60年近い月日が流れてしまいました。

この間南北間では互いに違う体制を維持して来たため、生活環境だけでなく、意識構造にも多くの違いが出来てしまいました。

ビビムククス
↑ ビビムククス

その中でも特に民族的な精神の基盤になる言語までもが南北で大きく違って来ているようです。

互いの言葉が持つ用語の基本概念や表現方法も異なり、元は同じ民族だったことを考えると残念だとしかいいようがありません。

あさりの玉子蒸し
↑ あさりの玉子蒸し

言語は人間社会の中で絶対的な支配をつかさどるものなので、この言語の異質化は自然に変化したというよりは、人為的な原因がより大きいと言われています。

もちろん韓国社会も短期間で急激に変化したので、韓国の言語にも変化はあるでしょう。

けれどもより根本的な原因としてはやはり北韓の言語政策にあるようです。

小豆チヂミ
↑ 小豆のチヂミ

北韓では言語を最も重要な文化要素だと考え、ここからアイデンティティーを確保するため、強力な国家主導の言語政策を行っていると聞いています。

1954年以降は発音通りに表記し、発音しなければいけないという原則も作られ、文法体系も韓国とは随分違ってきているようです。

開城醤餅
↑ 開城醤餅

開城醤餅完成図
↑ 開城醤餅完成図

食に関する言葉も沢山の違いを見つけられます。

もちろん、一応北韓の言葉でも文脈から推測すれば分からないこともありません。

けれども随分違ってしまったな…というのが偽らざる気持ちです。

呼び方違うアサリと玉子
↑ 北韓と呼び方が違うあさりと玉子
※あさりを指すバスレギ(바스레기)は北韓の言葉で、韓国ではバジラク(바지락)といい、玉子を指すタルアル(닭알)は、タルギャル(달걀)になります。

発表を聞きながら、少々気落ちしてしまいましたが、その後は恒例の北韓料理の実習も行いました。

今回のメニューは昨日お話した冷麺の1つであるビビムククス(비빔국수;混ぜソバ)、それからバスレギタルアルチム(바스레기닭알찜;あさりの玉子蒸し)、パッチヂム(팥지짐;小豆のチヂミ)、ケソンチャントッ(개성장떡;開城醤餅)などです。

韓国料理とはまた違う味わいなので、また機会があったら皆さんに作り方を説明したいと思っています。

せっせと料理
↑ 気を取り直してせっせと料理

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[ 2014/02/26 10:38 ] 韓国料理 宮中飲食研究院 | TB(-) | CM(0)
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日本人ゴーストライターが書く李賢淑先生の徒然雑記。

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