クリスタル模様の手まり[再録]

ソウルの大学路で伝統工芸工房・ダムル工房を経営し、韓国宮中飲食研究院の郷土料理講師でもある李賢淑先生が毎日の生活のなかで感じた徒然雑記を日本語で紹介します。(たまに…、いや最近は結構な頻度でゴーストライターのダムル工房日記になることも…苦笑)

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クリスタル模様の手まり[再録]

李先生からの要請で以前一度載せた記事を再録させて頂きます。

この回顧シリーズに際して、同じ記事の再録なんて読者さまに受け入れてもらえるだろうか??と、少々心配もしておりましたが、新規生徒さん方には概ね好評のようでホッとひと安心しております。

常連の生徒さんからもご理解頂いているようで本当に有難うございます。m(_ _)m

以下、以前書いたものと同じ内容になります。

↓   ↓   ↓

クリスタル
↑ クリスタル模様の手まり

韓国産の明紬糸でかがったクリスタル模様の手まりです。

クムチュル
↑ クムチュル(禁紐)

韓国における手まりの歴史は、お守り(부적)として始まりました。

韓国では子どもが生まれると禁紐(금줄)と呼ばれる、大門の前にしめ縄のようなもの渡します。

これがある家には子どもが誕生してから21日間、誰も家に入ってはなりません。

理由は黒死病(ペスト菌)などの伝染病を持つ人から、産まれたての免疫力のない子どもを守るためだったと言われています。

お守り
↑ 佩用符籍(球型のお守り)
(新年を迎えて、その役割を終えると燃やしてしまったため、ほとんど残っていないのだとか…。)

また韓国の風俗画を見ると、子どもの手足や腰、胸に何かが巻かれていたり、下げられていたり、縫い付けられていることがあります。

これは佩用符籍(패용부적)といって、雑鬼が子どもに接近できないようにするためのお守りなのです。

形は色々あり、名札のようなものや、勲章のようなもの、リボンのような形態もありました。

薔薇の手まり
↑ 薔薇の手まり

現在でも中国のとある地方では端午の節句に手首や足首に手まりのようなお守りを結ぶという風習が残っているといわれています。

残念ながら韓国ではそのような風習はなくなってしまいましたが、今でも韓国人にとってのお守りは、それを付けている人の寿福康寧(수복강녕)や富貴多男(부귀다남)を願ったものであることは変わりありません。

梨の花
↑ 梨の花の手まり

手まりの作り方は以前も少し紹介しましたが、先ずはスチロールなどの芯に綿を巻きつけ、何重にも綿糸を巻き、下地を作ることから始めます。

そして、その上に金糸や銀糸を使って何等分かに分けた後、様々な色糸で多様な模様を作っていくのです。

梅の花
↑ 梅の花の手まり

三角形、四角形、五角形、六角形など、球形の空間をどのように区分するかを精密に設計する必要があります。

この作業によって、現れ出てくる紋様の精巧さも違ってきます。

色の組み合わせまで考えれば、ひとつとして同じものは生まれません。

青の薔薇
↑ 青の薔薇手まり

今日写真で紹介しているのは全て同じ五角形の下地によって作られていますが、糸の選び方やかがり方で多彩な手まりを無限に作り出すことができます。

そこが手まりの魅力といえ、幾つ作っても飽きないものとなっています。

日本は韓国よりもずっと手まり人口が多いので、比較的気軽に始められるのではないでしょうか。

機会があれば是非一度作ってみてください。

全て五角形
↑ 全部五角形の地割から作られた手まり


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[ 2014/02/17 10:15 ] 手まり | TB(-) | CM(0)
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