ノクトゥチヂミ(緑豆チヂミ)[再録]

ソウルの大学路で伝統工芸工房・ダムル工房を経営し、韓国宮中飲食研究院の郷土料理講師でもある李賢淑先生が毎日の生活のなかで感じた徒然雑記を日本語で紹介します。(たまに…、いや最近は結構な頻度でゴーストライターのダムル工房日記になることも…苦笑)

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ノクトゥチヂミ(緑豆チヂミ)[再録]

李先生からの要請で以前一度載せた記事を再録させて頂きます。

この回顧シリーズに際して、同じ記事の再録なんて読者さまに受け入れてもらえるだろうか??と、少々心配もしておりましたが、新規生徒さん方には概ね好評のようでホッとひと安心しております。

常連の生徒さんからもご理解頂いているようで本当に有難うございます。m(_ _)m

以下、以前書いたものと同じ内容になります。

↓   ↓   ↓

ノクトチヂミ01

ノクトゥチヂミ(녹두지짐)は韓国ではピンデトック(빈대떡)と呼ぶのが標準です。

他にもピンジャトック(빙자떡:貧者餅)と呼ばれることもあります。

ピンデトックは祭祀床(제사상;法事料理)や交子床(교자상;季節行事の料理)などで、炒めた牛肉を高く積み上げる時、下に敷き詰めるために作られていました。

そしてその残りを貧しい人たちに振舞っていたことから、貧しい人が食べる料理と考えられてきました。

しかし今ではひとつの料理として独立し、美味しい料理という位置を獲得しています。

祭祀床
↑祭祀床(NAVER画像出典)

最近でも雨の降る日に東大門市場に行けば、マッコリを飲みながらピンデトックを楽しむ人たちが沢山います。
(幽談;韓国人は雨が降るとピンデトックを作り、マッコリを飲む風習が残っています。昔の農村社会からの慣習ですが、現代人でも雨が降ると「今日はピンデトックを食べなくては…」という気持ちになるそうです。)

韓国の歌でも「お金がないなら、家に帰ってピンデトックでも食べて…」と歌われるほどですが、今では緑豆が非常に高価になってしまい、とても安い料理とは言えません。

特別な日という雰囲気を出すために、必ず出される料理のひとつに変わってしまいました。

また地方ごとに名称が違います。黄海道(황해도)では「マップチ(막붙이)、平安道(평안도)ではノクトゥチヂミ(녹두지짐)と呼ばれます。

それでは、我が家のノクトゥチヂミの作り方を紹介します。

ノクトチヂミ02
(ノクトゥチヂミの作り方)

材料;緑豆、焼いたキムチ、牛肉のミンチ、コサリ(韓国ワラビ)、トラジ(韓国桔梗)、ねぎ、ニンニク、塩少々

1) 緑豆を水でふやかして、挽きます。
2) 炒めたキムチと全ての材料を細かく切って、緑豆を挽いたものと混ぜます。
3) 油をひいたフライパンに、お好みの大きさで両面を焼けば出来上がりです。

各家庭で作り方は違いますが、我が家ではこのように作ります。

しかし実際の平安道地方のノクトゥチヂミは緑豆だけを挽いて、祭祀床に出しています。

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[ 2014/01/29 10:36 ] 韓国料理 韓国料理豆知識 | TB(-) | CM(0)
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