韓国の紙[韓紙](再録)

ソウルの大学路で伝統工芸工房・ダムル工房を経営し、韓国宮中飲食研究院の郷土料理講師でもある李賢淑先生が毎日の生活のなかで感じた徒然雑記を日本語で紹介します。(たまに…、いや最近は結構な頻度でゴーストライターのダムル工房日記になることも…苦笑)

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韓国の紙[韓紙](再録)

李先生からの要請で以前一度載せた記事を再録させて頂きます。

この回顧シリーズに際して、同じ記事の再録なんて読者さまに受け入れてもらえるだろうか??と、少々心配もしておりましたが、新規生徒さん方には概ね好評のようでホッとひと安心しております。

常連の生徒さんからもご理解頂いているようで本当に有難うございます。m(_ _)m

以下、以前書いたものと同じ内容になります。

↓   ↓   ↓

韓紙20121115-01
↑ これはシルクに韓紙を混ぜて作られている布です。

宋時代の中国人は高麗紙と呼ばれた韓国の紙をとても丈夫なだけでなく、雪のように白くシルクのように滑らかだと賞賛していたそうです。

そのため当時の使節は必ず礼物として高麗紙を持っていくことが慣例だったそうですが、その秘密は紙に繭を仕込んでいたからなのだとか…。

韓紙20121115-02
↑ 現在、この布を使って窓枠模様のホッポ作品に挑戦中です。

その丈夫な韓紙を使って色々な工芸品を作るのが韓紙工芸と呼ばれるものですが、これは庶民の間で発達した室内文化でした。

当時の人々が紙一枚も捨てることなく大切に扱うなかで自然に生まれた生活文化のひとつといえます。

韓紙20121115-05
↑ これが図案。景福宮にある建物の窓枠です。

韓紙の特徴を最も生かすことができるものが裁縫道具入れといわれています。

道具入れの蓋を開けると立体的な区画に区切られ、小さくて可愛い引き出しひとつひとつに裁縫道具を入れることができるようになっています。

本当に美しい作品が多くて、眺めているとあれもこれも欲しい…となってしまう程です。

韓紙20121115-04
↑ 紙とシルクを混ぜて織ったことから生じる模様がいい味を出しています。

もちろん裁縫道具入れだけではなく、韓紙は傘、雨合羽、うちわ、紙靴などなど色々な作品がありますが、どれも実用に耐える優秀な材質と言えます。

韓紙20121115-03
↑ 実物の窓と同サイズにしたいと考えているので完成はまだまだ先ですね。

17世紀には韓紙を巡る上告記録も残っています。

それは肅宋9年(1683)に漢城判尹という職位にある人が訴えたという記録なのですが、当時閑良(한량)という上流階級の間で紙靴が大変流行りました。

そのため材料の韓紙が高く売れたことから士大夫の家にある書籍を盗み出そうとする泥棒が激増したのだとか…。

これを厳しく取り締まってくれ…と訴えた記録なんだそうですが、上流階級がこぞって買い求めようとするほどに紙靴の履心地は中々のものだったことが伺いしれるエピソードですね。

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[ 2014/01/16 10:16 ] ポジャギ 韓国の紋様 | TB(-) | CM(0)
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