プチェ(부채;団扇/扇子)の話②(再録)

ソウルの大学路で伝統工芸工房・ダムル工房を経営し、韓国宮中飲食研究院の郷土料理講師でもある李賢淑先生が毎日の生活のなかで感じた徒然雑記を日本語で紹介します。(たまに…、いや最近は結構な頻度でゴーストライターのダムル工房日記になることも…苦笑)

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プチェ(부채;団扇/扇子)の話②(再録)

李先生からの要請で以前一度載せた記事を再録させて頂きます。

この回顧シリーズに際して、同じ記事の再録なんて読者さまに受け入れてもらえるだろうか??と、少々心配もしておりましたが、新規生徒さん方には概ね好評のようでホッとひと安心しております。

常連の生徒さんからもご理解頂いているようで本当に有難うございます。m(_ _)m

以下、以前書いたものと同じ内容になります。

↓   ↓   ↓

うちわ005
↑ 匠人に作ってもらった大きなプチェです。龍が描かれています。

他にもプチェをめぐる話は世界各国にあるようです。

例えばプチェは中国からヨーロッパに伝えられたらしいのですが、18世紀ヨーロッパの社交場では言葉を交わすことなくプチェの動きだけで意思疎通をしたそうです。

うちわ004
↑ 大きさは縦約100cm、横60cmほどもある大きなプチェです。

例えばプチェを口元に持っていけば機会があればいつかキスを許しましょう、あるいはプチェの紐を左手に巻いて折りたたんでもっていれば恋人募集中…などを意味したそうです。

うちわ006
↑ 宮中料理研究院の院長・韓福麗氏からプレゼントされたものです。親戚のお嬢さんが絵を描いてくれたとか…。

他にもプチェで前髪を触れば、今貴方のことを考えています…、プチェを広げて顔を隠していればあなたなんて大嫌いなんだとか…。

このためスペインには「扇言葉辞典」なるものが出版されたり、イギリスでは若い淑女たちのために扇言葉を教える学校まであったそうです。

うちわ003
↑ 裏側にも牡丹が描かれています。

一方韓半島の祖先たちを見ると、ヨーロッパの扇言葉ほどではないにしろ、それなりにプチェの用途は多様だったようです。

韓国文化の評論家として有名だった李圭泰氏の著作『8個の徳を持つプチェ』によると、韓国ではプチェを「八徳扇(팔덕선)」と読んで、8個の徳があると考え愛用していたそうです。

うちわ007
↑ 韓紙工芸が好きな生徒さんが作ってくれました。表は蝶ですね。

一つ目は風を起こして涼やかにしてくれること、二つ目は大切な時に地面に置けば座ることができる、三つ目は暑い日差しを防いでくれる、四つ目はプチェで指し示すことにより仕事を指図することができる、五つ目は遠い所にいる人を呼ぶことができる、七つ目は目上の人の前でのあくびを隠してくれる、八つ目は捨てても惜しくない程度のもの…なんだそうです。

うちわ001
↑ 裏はこれも牡丹をモチーフにしているようです。

八徳扇には納得できるもの、できないものもありますが、折角8個もいいことがあるという縁起がいい名前もついていることなので、今年の暑い夏は積極的に活用していきたいですね。

うちわ002
↑ 古道具屋で購入しました。号に「白唐」とあるのですが、どんな人か分かりませんでした。

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[ 2014/01/14 10:21 ] ポジャギ 閨房工芸豆知識 | TB(-) | CM(0)
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