チョガッポの縫い方技法②

ソウルの大学路で伝統工芸工房・ダムル工房を経営し、韓国宮中飲食研究院の郷土料理講師でもある李賢淑先生が毎日の生活のなかで感じた徒然雑記を日本語で紹介します。(たまに…、いや最近は結構な頻度でゴーストライターのダムル工房日記になることも…苦笑)

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チョガッポの縫い方技法②

様々な技法を模様に
↑ 様々な縫い目の違いを模様とした作品

パヌチル技法の続きです。

カムチムチルの画像←ここをクリック!

4)カムチムチル(감침질;巻きかがり縫い)
カムチムチル

内側に巻いていくカムチムチルと、外側に巻いていくカムチムチルがあります。内側に巻いていく巻きかがりの技法は、針を真っ直ぐに立てて縫うことで、綺麗な斜線模様を出すことができます。主に中国や韓国の全羅道地方で多く使われる技法です。

内側に巻きかがる方法
↑ 内側に巻いていくカムチムチル

また外側に巻いて行く技法は、巻きかがりをして裏返す時に、糸目があまり見えないように仕上げることが可能です。そのため糸の模様をあまり見せたくない時に使う技法にもなっています。針仕事に慣れていない初心者には、あまり糸目が目立たないものを作ったほうが綺麗に仕上がるため、お薦めの技法です。閨房工芸の作品としては、ポソン(버선;くつ下)を作る時に沢山使う技法です。閨房工芸では最もポピュラーな技法といえるでしょう。

ひっくり返しておこなうカムチムチル
↑ 裏返して行うカムチムチル

コンクルギの画像←ここをクリック!

5)コンクルギ(공구르기;隠し縫い???)
糸目が見えないように折り合わせ、袋状に縫っていった最後の段階にできる穴を処理する時に使う技法です。布作品の内側と外側(表側)を一緒に縫い合わせ、縫い目が小さく見えるように縫います。布をつまんで、中側に入れてしまい、一目ずつ縫っていく技法です。

6)サンチム(상침;三針???)
ハンタムサンチム01
↑ ハンタムサンチム(ひとつ目サンチム)

縫い目で装飾したり、丈夫にするために施す技法です。縫い目の数によってハンタムサンチム(한땀상침;ひとつ目サンチム)、トゥタムサンチム(두땀상침;ふたつ目サンチム)、セタムサンチム(세땀상침;三つ目サンチム)と呼ばれています。

トゥタムサンチム01
↑ トゥタムサンチム(二つ目サンチム)

ひとつ目サンチムは、パンパグムチル(半かえし縫い)と同じようにするのですが、その目の間隔ひとつひとつが、半かえし縫いよりも若干大きくなっています。ふたつ目サンチムやみつ目サンチムは半かえし縫いを2回繰り返して空間を広くするか、3回繰り返して空間を広くするかの違いです。

三つ目サンチム
↑ セタムサンチム(三つ目サンチム)

(幽のつぶやき)
パヌチルど素人のため、コンクルギとサンチムをどのように翻訳していいのか分かりません。コンクルギは英語でblind stitchに相当するものとのことで、直訳して「隠し縫い?」としてみました。サンチムは糸をより合わせる技法のひとつに三針法というものがあるそうで、これから来ているのか??と思ったのですが、片方は糸の製造法、片方は縫い方の技法ということで確信は持てません…。

どなたかご覧の方で、日本語の訳、あるいは日本の裁縫技法の中に類似したものをご存知の方がいらしたら、教えて頂けると有難いです…。専門用語ってその分野に対する深い知識がないと全く分かりません…(汗)。こういうのが、翻訳する時、一番難しいです…(泣)。今回のように、たったひと言の調べ事に莫大な時間を費やし、成果があった時は嬉しいのですが、ないときは本当にガックリします…(苦笑)


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微妙に違うかもしれないけど、
コングルギは くけ縫い みたいなものだと
私はいつも説明してます。
ま、実際にやらないとわからないから
言葉で100%表現出来なくてもケンチャナヨ(^ ^)
[ 2012/03/18 03:22 ] [ 編集 ]
いつも有難う~!!
>sono氏
→いつも本当に有難う~!!しかし私には日本語の「くけ縫い」と言われても「はぁ~」としか…(苦笑)。

本当にsono氏のいう通り、こういうものって結局やってみないことには何にもならないんだけど、言葉を使うことを生業にしている者にとっては、こういうのが凄く気になる…。

例え「くけ縫い」がどんなものなのか、さっぱり分からなくても、「コンクルギ→くけ縫い」と置き換えることができる!ってだけでも、かなり気持ち的に楽になります!

いつも色々有難う御座いますねぇ~。
[ 2012/03/19 01:22 ] [ 編集 ]
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