韓国の布~ノバン~(再録)

ソウルの大学路で伝統工芸工房・ダムル工房を経営し、韓国宮中飲食研究院の郷土料理講師でもある李賢淑先生が毎日の生活のなかで感じた徒然雑記を日本語で紹介します。(たまに…、いや最近は結構な頻度でゴーストライターのダムル工房日記になることも…苦笑)

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韓国の布~ノバン~(再録)

李先生からの要請で以前一度載せた記事を再録させて頂きます。

前回のパヌチル技法の再録同様に、韓国の布についても新規の生徒さんから質問が相次いでいるそうです。

よって、常連の生徒さんには申し訳ありませんが、再度韓国の布シリーズも再掲載させて頂きます。

以下、以前書いたものと同じ内容になります。

↓   ↓   ↓

ノバンのチョガッポ01
↑ 李先生の生徒さんsono氏に写真を借用

(幽談)李先生にとっては、「ノバンは裏地!」という感覚をどうしても拭い去るのが難しく、ノバンの作品はほとんど作ったことがないのだそうです(爆)!!

そのため、今回「韓国の布シリーズ」を続けるにあたり、sono氏に写真提供の協力をお願いしました…。sono氏、コマウォ~!!

既成概念って本当に打ち破るのは難しいですね…(苦笑)。


ノバンのチョガッポ02
↑ ノバンの作品(もちろんsono氏製作)

日本のポジャギ作家さんの間ではステンドグラスのような透け感に人気があるノバン(노방;老紡)です。

ノバンはミョンジュ(明紬)に属し、正式名称はノバンジュ(노방주;老紡紬)といいます。

朝鮮王朝時代末期の絹織物中、最も一般的に使われた布です。

ノバンのチョガッポ03
↑ ノバンの作品(これもsono氏製作)

大衆的な絹織物といえ、宮中では模様がない明紬は忌服(喪の間に着る服)に使用するとして、日常的には着ることがなかったと伝えられています。

また遺物の中に男性の明紬の上着が出土していますが、この時もノバンは基本的に裏地として使われていました。

ノバンのチョガッポ04
↑ ノバンの作品(最後にsono氏製作、コマウォ~^0^)

ノバンジュのことを今日では省略してノバンといいますが、高級品は美しい配色で染色をしたり、絵を描いたり、刺繍を入れたりして、主に夏の女性服の布地として使われています。

比較的低い等級のノバンは、基本的には韓服の裏地として使います。

彩色ノバン
↑ 彩色を施したノバン

ノバンはとても薄い布地であるだけでなく、独特の光沢がある布です。

そのため一重で衣服を作るよりも、二重に布地を重ねて作ることで、水や鏡に映る影の動きのような模様を作り出すことができ、夏の衣服として涼しげな効果を与えることができます。

ノバンの端切れ
↑ ノバンの端切れ

チョガッポ作品としては、簾などに非常に人気があります。

夏にノバンでチョガッポの簾を作り、窓にかけることで、強い日差しに一時の美しさと涼しさを感じさせてくれると思います。

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[ 2013/12/16 10:17 ] ポジャギ 韓国の布 | TB(-) | CM(0)
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