ポジャギ展示会の報告(既に終了デスガ…)

ソウルの大学路で伝統工芸工房・ダムル工房を経営し、韓国宮中飲食研究院の郷土料理講師でもある李賢淑先生が毎日の生活のなかで感じた徒然雑記を日本語で紹介します。(たまに…、いや最近は結構な頻度でゴーストライターのダムル工房日記になることも…苦笑)

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ポジャギ展示会の報告(既に終了デスガ…)

終了展示会20131119-100
↑ 写真では分かりづらいとは思いますが、昨日18日に初雪が降りました!!

今日は妙に寒いなぁ~っと思っていたんですよねぇ~。

終了展示会20131119-200
↑ 1分も歩かないうちに全身雪まみれに…。

今年は雪が降るのがちょっと早くないかな??雪が沢山降ると路面が凍結して危険きわまりないから、とにかくあまり降って欲しくないんですけど…。

終了展示会20131119-001
↑ さ、本日の話題に…。相変わらず、ココのブログ記事は季節感を完全無視して進行してオリマス…。

場所はソウル市内にある宮のうち、大院君が住んでいたことで有名な雲峴宮。

そこで行われた、数ヶ月前に終了しているポジャギ展示会の完全事後報告です~(苦笑)。

終了展示会20131119-002
↑ 雲峴宮の入り口脇にある小さな展示会場では、割とポジャギ関係の展示会が多く開かれます。

今回の展示会テーマは「閨中七友(규중칠우)」。

韓国の手工芸関係者ならば知らない者はいないであろう物語のことです。

ちなみにこのブログでも以前取り上げたことがありますので、是非ご覧下さい。
↓  ↓  ↓
「閨中七友争論記(규중칠우쟁론기)」

終了展示会20131119-003
終了展示会20131119-004
↑ 「閨中七友」とはチマチョゴリなどの韓服を作るために欠かすことの出来ない7つ道具のこと。

針(바늘)、糸(실)、物差し(자)、ハサミ(가위)、アイロン(다리미)、指貫(골무)、インドゥ(인두)たちを擬人化し、韓服を製作中の女性が寝入った後に「私こそが一番エライのよ!!」と、彼女らが自慢しあう物語です。

終了展示会20131119-005
↑ よって物語に出てくる指貫や…

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↑ インドゥカバーにアイロン台。

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↑ 針の代わりに針山や針入れ…

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↑ 定規の代わりに定規入れ…

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↑ 糸の代わりに糸巻き、ハサミの代わりにハサミ入れ…などなど、「閨中七友(규방칠우)」に関係するポジャギ小物が展示されておりました。

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↑ もちろん各種チョガッポ作品もありましたよ!!

「閨中七友争論記(규중칠우쟁론기)」には、チョガッポが直接出てくることはありません。

けれども皆さんご存知のように、チョガッポは元々曲線と主とした韓服を作る時に、どうしても出てしまう端切れを有効利用するために誕生した生活工芸品。

なので無関係ではないでしょう。

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↑ そういう意味では伝統遊戯のユンノリ板とか…

終了展示会20131119-019
↑ 端切れを繋いで作った人形などを、お母さんが子どもたちに作って上げていたかもしれません。

閨房工芸は、そんな余り布をほんの少しでも無駄には出来ない…という実用性から始まったものでした。

けれどもそれが何時しか、抑圧が多かった時代に生きる女性の自己実現の発露の場となり美しい作品として昇華、閨房工芸として現代韓国にまで受け継がれ…。

さらに最近では海を越えて日本の方々にも評価されているんですからねぇ~。改めて考えてみると不思議なことです。

ただ生きていくだけならば本来は必要のない「美」。

それを人は追求せずにはいられない…、人の業のようなものにまで思いを馳せることが出来る、良いテーマの展示会だったと言えるかもしれません。




<ポジャギ展示会情報>

展示会情報20131029
↑ ポジャギ展示会『四季~華が咲く~』ポスター(←クリックで拡大)

オセクヌリ(오색누리)2回目展示会
『四季~華が咲く(꽃이 피다)~』

日時: 2013年11月13日(水)~11月19日(火)
時間: 10:00~18:00
場所: 仁寺洞 耕仁美術館(경인미술관) 第6展示場
(←クリック!!)

本日が最終日です!!最終日は後片付けが始まってしまうので、出来るだけ18時前、時間に余裕を持って行かれることをお薦めします。

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[ 2013/11/19 10:02 ] ポジャギ 展示会報告 | TB(-) | CM(4)
幽さん、こんにちは。
ソウルでは早くも初雪が降ったんですね!本当に今年は例年以上に秋が無かったように思います。

「閨中七友」初めて知りました。
普段何気に使っている裁縫道具ですが、こういった時代背景やお話を聞くと、道具に対する愛しさがわいてきますね。
李先生がお持ちの昔のアイロンもコテのようでありながら、湾曲してるので…昔の人はどうやって使っていたんだろうと思いました。

先日の糸、早速ネットで購入することができました。ありがとうございました!
種類が多すぎて5色を試しに^_^ 何に使おうかと楽しみです。
[ 2013/11/19 10:13 ] [ 編集 ]
無事購入出来て良かったデス!!
>toshi氏

→ 糸を無事購入出来て良かったですね??素敵な作品を作って下さい。

今年は本当に寒くなりそうで、今からドキドキものです。

李先生所有のアイロンは、あの上に熱した炭を置いて、その熱で布を伸ばすのです。

もちろん、どんな絵画や芸術作品にしろ、素晴らしい作品は時代背景なんて全く知らなくても、作品自体に訴える力があるので、充分楽しめると思います。

けれどもそういう歴史や由緒のようなものを考えて、作品を見るとより深い精神世界に触れられると思うんです。

なのでもし興味があったら、色々調べてみると本当に面白いですよ!!
[ 2013/11/20 00:33 ] [ 編集 ]
馬の人形
> 幽さん

前にも出て来ましたけど、馬のお人形。
済州島のオルレのキャラクターになっている「간세인형/カンセ人形」じゃないかと思います。またはそれを元にしたものか。
http://hinana3.exblog.jp/13039069/

オルレを運営する資金の足しにするために売っていて、余り布を使っているから同じものはないそうなんです。
東京で開かれた韓国フェスで、すっごく可愛いカンセをジーンズにぶら下げている子を見て、済州島に行ったら絶対買いたいと思っているんですよ〜♪
[ 2013/11/20 10:31 ] [ 編集 ]
そう、まさにソレです!!
>shiva氏

お久しぶりです。いつも貴重な情報を有難うございます。

shivaさんは本当に色々なことを知っていらっしゃるんですね??

ところで、確かにこの馬のヌイグルミには「カンセ人形」って書いていありました!!

済州オルレ関係の寄付に使われるかどうかは分からないのですが、明らかにその人形のことです。

済州島では、今そんなプロジェクトが進行しているんですね??

行ってみたくなりました!!
[ 2013/11/21 00:29 ] [ 編集 ]
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