良洞マウルにて

ソウルの大学路で伝統工芸工房・ダムル工房を経営し、韓国宮中飲食研究院の郷土料理講師でもある李賢淑先生が毎日の生活のなかで感じた徒然雑記を日本語で紹介します。(たまに…、いや最近は結構な頻度でゴーストライターのダムル工房日記になることも…苦笑)

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良洞マウルにて

ヤンドンマウルの風景
↑ ヤンドンマウルの風景

2年前に亡くなった姑の祭祀のため、主人の故郷である慶尚北道ポハン(포항;浦項)へ行って来ました。ポハンは韓国では「鉄の街」として有名で、大きな製鉄所がある工業都市です。韓国の南、日本海側(韓国では東海)に位置し、福岡とはとても近い場所です。製鉄所ができる前は漁港として栄えていました。

主人の母の墳墓
↑ 主人の母の墳墓

祭祀の後、ソウルへ帰る途中にミニ旅行を兼ねて、良洞マウルを訪問しました。3年前にこの地に宿泊し、とても雰囲気が良かったからです。

ヤンドンマウルの看板
↑ ヤンドンマウルの入り口

ヤンドンマウルのランドマーク
↑ ヤンドンマウルのランドマーク「観嫁亭(관가정)」

松の香木
↑ 観嫁亭の庭に横たわる特異な形をした松の木「ヒャンナム(향나무;香木)」

ヤンドンマウル(양동마을;良洞村)は、雪蒼山(설창산)のふもとに位置した風光明媚な村です。山麓に「勿」の字のような道が出来ており、3つのなだらかな丘陵と渓谷で成り立っています。

この村では代々上流階級の両班たちが実際に生活しており、現在でも朝鮮時代の家屋が150軒以上も整備・保存されています。両班の家は高い場所に作られ、庶民の生活空間である草家は平地に作られました。

高台の両班の家
↑ 高台にある両班の家

平野にある草家
↑ 平地にある庶民の家「草家(초가집)」

ここでは両班の家の一部が宿泊施設となっており、昔ながらの韓屋生活を体験できます。3年前に行った時は1部屋3万ウォン程度で、本当に静かにノンビリできたので、今回もう一度行こうということになったのです。

しかし、久しぶりに行った良洞マウルは観光バスや観光客で混んでおり、3年前とは雰囲気がかなり変わっていました。もちろん2010年7月31日、この村の文化的価値が評価されて、ユネスコ世界文化遺産に「韓国歴史村」として登録されたことは知っていました。けれどもこれほど様子が変わるとは思っていなかったのです。

銀海寺
↑ 銀海寺

結局、良洞マウルでの宿泊はあきらめ、近くの銀海寺(은해사)前にあったチムチルバンで夜を明かすことになってしまいました。

けれども一度は訪ねる価値がある素晴らしい場所であることには変わりありません。日本の方も機会があれば、是非一度遊びに来てください。

↓ ↓ ↓ ここをクリック!!
良洞マウルのホームページ(韓国語)
重要民俗史料;第189号
所在地;慶尚北道慶州市江東面良洞里6

ポハンの竹島市場
↑ 浦項の竹島市場

竹島市場の新鮮なタコ
↑ 竹島市場で購入した新鮮なタコ

また浦項には、韓国の日本海側で一番大きな竹島市場と呼ばれる市場があります。ここで沢山の海産物をお土産に買い、自宅で料理しました。ソウルでは中々味わうことができない珍味が多く、マンボウ(개복치)、タコ(문어)、さんまの干物(과메기)などなど、この時期限定の郷土料理を沢山作りました。やはり旬の料理は美味しいものですね。

ポハン名物の珍味
↑ 食卓に並んだ浦項名物の珍味

(幽のつぶやき)
私もマンボウの刺し身??(左上のタコの下にある白い肉)は初めてでした!!フグの仲間ということですが、見た目は一瞬「こんにゃく?」と錯覚します(笑)。しかし肉は弾力性があり、さっぱりしていて、酢コチュジャンがよく合います。またサンマの干物(右上の海草の周辺にある干物)も半乾燥で独特の風味があり、真ん中にある海草に巻いて食べると生臭さが消え本当に美味しい!!ポハン地方だけの珍味だそうで、機会があったら是非試してみる価値ありです!!


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[ 2012/02/26 10:58 ] 雑談(その他) | TB(0) | CM(7)
ソウルから離れたことが殆どないので、こういう景色を見ると挑戦したくなりますが・・・言葉の壁が(^_^;)

マンボウは日本でも食べられてる地域があるようですね。
伊東に実家のある知人は何度も食べたそうです。
彼女の感想は「イカ」でしたが、水分が多いので時間が経つと溶ける(小さくなる?)と言っていました。
韓国の何かの番組でタコは「文魚」と言って、学者さんのお家で好んで食べられていたと紹介していましたが今でもそうなんでしょうか?

先日「Soulful SEOUL」という本を見ていたら、工房と先生が紹介されていました(*^_^*)
[ 2012/02/26 17:57 ] [ 編集 ]
え?本当ですか??
世界文化遺産に登録されたので、これからは日本人の旅行ツアーができるかもしれませんよ??

マンボウの感想ですが、確かにイカっぽい雰囲気もありますよね。でも味は全然違ってイカより味は淡白かなぁ~???

日本でも食べられるんですねぇ~。日本では海とは遠かったので全然しりませんでした。始めはマンボウと聞いた時、水族館でみたデカイけど、愛嬌のある可愛い魚だと思っていたので、思いっ切り引いてしまいましたけど…(苦笑)。

それからタコのことですが、おそらく朝鮮時代の科挙試験を受ける知識人「ソンビ」たちが好んで食べた…ということを指しているのだと思います。彼らは本当に長い間受験勉強をしますので、少しでも早く受かるように色々な験担ぎみたいなことをしていました。今でいう受験生の「トンカツ」みたいなものです(笑)。

ちなみに今、学者たちがタコを好んで食べるか?と言われると微妙ですねぇ~。私の周りの大学教授が食べているのは見たことないです(笑)。うちの大学の先生たちがよく食べるのは断然「サムギョプサル」と焼酎で、正直ちょっと食傷気味かも??(苦笑)
ベジタリアンの教授を除けば、海産物が選択されても2次会以降の話ですし、それでも刺し身にタコが付いているのは見たことありません。ご自宅ではどうされているかは知りませんけど、今、学者の間で特別どうこうっていうのはあまり聞きませんよ??

それから「seoulful seoul」ですか??韓国のガイドブック??それとも韓国の読み物??うわぁ~、是非見てみたいですねぇ~。
[ 2012/02/26 22:39 ] [ 編集 ]
はじめまして
毎回、楽しく拝見させて頂いております。

良洞村は是非行ってみたい場所のひとつです、気になるホテルもあるので、いつか計画したいなと。

「Seoulful SEOUL」はガイドブックの要素もありますが、どちらかというと私にはインタビュー&エッセイのように思えました。単なるガイドブックではない、とても素敵な本でしたよ。
[ 2012/02/27 12:48 ] [ 編集 ]
Soulful SEOUL
Sakuragiさんが紹介していらっしゃるとおり、ガイドブックでは無いような気がします
韓国(ソウル)についてテーマごとにインタビューしているというか・・・説明が下手でごめんなさい
写真も普通のガイドブックとは違い、素敵なものばかりでした
工房の名前は出ていませんでしたが、先生と日本人のお弟子さんの写真が出ていて「ポジャギ作家とその日本人弟子」というタイトルがついていましたヨ
お二人のバックの作品もみんな素敵なものばかりで、うっとり見てしまいました(*^_^*)
[ 2012/02/27 13:57 ] [ 編集 ]
情報ありがとうございます!
Sakuragiさん、きんさん、お二人とも情報を有難うございます。

お二人の話を聞いてますますその本が読みたくなりました。
李先生に聞いたところ、昨年10月頃に取材を受けた記憶があると言ってました。

でも私には全くそんな記憶がないので、日本人のお弟子さんが誰なのかも気になりますね(笑)。結構数人の候補がいるので、いつかその本を見るのが楽しみです。
[ 2012/02/28 00:44 ] [ 編集 ]
先生はとても日本語がお上手でしたと、この本の監修をなさった李賢静さんにお聞きしました。

城壁巡りに興味があったので、とても興味深かったです。

次回ソウルに行く機会があれば、ぜひ工房へ遊びに行きたいです。(^^)
[ 2012/02/28 08:18 ] [ 編集 ]
shiva
去年の夏に良洞村に行って1泊してきました。
やっぱり世界遺産に認定されてから、観光客が
たくさん来るようになって、以前とは雰囲気が
違ってしまったんでしょうね。

でも、安東の河回村とは違って、夕方までは観光客が
たくさんいましたけれど、それ以降や朝はほとんど
人がいなくて、蓮の花が満開でとてもステキでした。

ただ私たちが泊ったのは庶民の家の民泊だったので、
あまりよくなかったです(>_<)
日本に帰国してから両班の家の民泊もあったと知って、
そちらに泊りたかったと思いました(T_T)

>sakuragiさん
私、ソウル城郭の一番北に入れるようになったとき、
歩きに行きましたよ。
今度、お会いしたら詳しいことをお話しますね。
[ 2012/03/04 06:21 ] [ 編集 ]
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