韓国の布~スコサ~

ソウルの大学路で伝統工芸工房・ダムル工房を経営し、韓国宮中飲食研究院の郷土料理講師でもある李賢淑先生が毎日の生活のなかで感じた徒然雑記を日本語で紹介します。(たまに…、いや最近は結構な頻度でゴーストライターのダムル工房日記になることも…苦笑)

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韓国の布~スコサ~

サソンタンポ02-06

スコサ(숙고사;熟庫紗)は、縦糸は生糸、横糸は熟糸(注1)を使って織った布です。

平面部分は平織りで、紋様は斜め織りとなっており、主に円形の瓢箪の紋様が多いのが特徴的です。春・秋用の布で、女性や子どもの韓服の材料として使われることが多いです。

チョガッポ(조각보)を作る時は、扱いやすい布であるため初心者向けの布といえます。主にギョッポ(겹보;注2)作品を作るときに多く使用されています。

スコサ(숙고사;熟庫紗)と同類の布として、カプサ(갑사;甲紗)、クッサ(국사;菊紗)、ウンムンスコサ(운문숙고사;雲紋熟庫紗)、トリュブルスムンサ(도류불수문사;桃榴佛手紋紗)など、色々な種類があります。

(幽の補足説明)
注1;熟糸(숙사)とは生糸が繭から取り出した糸をそのまま使うのに対して、一度お湯で煮出した糸のことをいいます。

注2;ギョッポ(겹보)とは裏地があるチョガッポ作品のことを言います。日本でポジャギは「ステンドグラスのような質感が人気で…」と紹介されることが多いようですが、あのような透明感がある技法のことは、ギョッポに対してホッポ(홑보)と呼びます。つまり透けておらず、2枚重なっているポジャギ作品のことです。


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[ 2012/02/18 10:34 ] ポジャギ 韓国の布 | TB(0) | CM(4)
教えて下さい
スコサとカプサ、クッサ、ウンムンスコサ、トリュブルスムンサなどの違いは何ですか?
文字を見ると織り模様のような気もするんですが・・・

もしかしたらトンチンカンな質問なのかもしれませんが、何にも知らないもので・・・
申し訳ありませんm(__)m
[ 2012/02/18 12:34 ] [ 編集 ]
お察しのとおりです。
それぞれの違いは織物に挿入される模様の違いや織り方で名前が付けられているのです。

材料は全て同じですが、織り方によって布のツヤとか光沢、手触り、質感などなど、様々な違いが出るんだそうです。

顕微鏡などで確認すると違いが分かるらしいのですが、素人の私には同じもののように見えます(笑)。
[ 2012/02/18 14:12 ] [ 編集 ]
私も教えてください。
布のお話、本当に勉強になります。
こういうことを知りたかったんです。
しかも、カタカナとハングルと漢字を併記してくださっているので、
とても役に立ちます。

ただギョッポ(겹보)とホッポ(홑보)の違いがよくわからないのですが…。
ギョッポは裏付きで2枚重ねになっていて透けてなくてものですよね?
ホッポは裏付きで2枚重ねになっているけれど、透けているものですか?
たとえばモシを使ったもののように。
それとも、ホッポは一重仕立てのものでしょうか?
教えてくださいませ。
[ 2012/02/18 17:54 ] [ 編集 ]
そのとおりです。
>それとも、ホッポは一重仕立てのものでしょうか?
→そのとおりです。ホッポの技法で作った作品は一重仕立ての作品となります。

もともと、ポジャギが日本でこんなにウケたのは、世界でも珍しい、このホッポ技術のためだったと言われています。

日本は韓国よりもハンドメイドを楽しまれる人口が沢山いて、各国キルトなど、パッチワーク技術が高い方が沢山いらっしゃいます。そういう方にとって、ホッポ技法がとても魅力的に映ったようですね。
[ 2012/02/18 18:37 ] [ 編集 ]
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