糸巻き(실패)

ソウルの大学路で伝統工芸工房・ダムル工房を経営し、韓国宮中飲食研究院の郷土料理講師でもある李賢淑先生が毎日の生活のなかで感じた徒然雑記を日本語で紹介します。(たまに…、いや最近は結構な頻度でゴーストライターのダムル工房日記になることも…苦笑)

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糸巻き(실패)

糸巻き08
糸巻き02
↑ 刺繍が施された糸巻き

糸巻き(실패)とは、糸が絡まらないように巻きつける裁縫道具のひとつです。昔は黍の茎や小枝などに糸を巻きつけることから始まりましたが、次第に様々な種類の糸巻きが生まれました。

糸巻き09
糸巻き10
↑ 布の端切れで作られた糸巻き 

素材も骨や布や木など色々あり、中には華角のような芸術品と言ってもいいほどの細工が施された糸巻きなどもあります。

糸巻き03
↑ 廃材で作られた小枝の糸巻き

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↑ 丸い筒状のものもありました。

ほんの数十年前までの洗濯は、現在のようにそのまま衣服を洗いませんでした。洗濯する前は必ず衣服の糸をほどいてバラバラにし、それを川に運んで洗ったのです。その時にほどいた糸は捨てられることなく、糸巻きに巻いて糸束を作ります。そしてその糸は簡単な衣服の繕い物やしつけ糸として使われていたのです。

糸巻き01
↑ 上流階級が使っていたと思われる木材に漆を塗った後、螺鈿を施した糸巻き

糸巻き04
↑ 糸を巻く部分が上下左右の4箇所あり、より多くの糸を巻きつけることができる糸巻き

朝鮮王朝に広く普及していたと思われる糸巻きは、長方形で縦10~25cm×横3.5cm×厚み1.4cmのものでした。糸巻きの長さが短いものは1種類の糸だけ巻き、長いものは糸の太さ、用途、色などによって2種類以上の糸を巻いて使っていたようです。

糸巻き07
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↑ 朝鮮王朝時代に最も普及したいたと思われる木製の糸巻き

昔の迷信にも糸巻きの糸をしっかり沢山巻いておけば着る物に困ることはなくなるが、糸巻きをなおざりにすれば両親が早く死ぬといわれていました。他にも糸巻きの糸を広い間隔で巻けば旦那が浮気をするなどの迷信もあり、これは女性たちに糸巻きに糸を巻くという仕事はとても重要なものなので一生懸命こなしなさい…ということを伝えたかったのだと思います。

糸巻き11
↑ これは数年前カナダへ旅行した時に買い求めた糸巻きです。

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ほどくなんて・・・
以前見せてもらった
ヤンバンの針仕事の論文?みたいなので
洗濯の度にほどいていたというのを見て
くらくらしたよ(@_@)すごいね~
いつ頃までそうしてたんだろうねぇ~?

現代人に生まれて良かった~^_^;

先生のブログ、毎回ホント勉強になります。
ポジャギ教室でもよく話題になってますよ~
いつも翻訳お疲れさ~ん!
[ 2012/05/29 21:36 ] [ 編集 ]
展示会ですね!!
>sono氏~

いよいよ展示会ですねぇ~。ブログを読ませてもらったところ随分盛況みたいですね!!

あぁ~、本当に展示会に行けるものなら行きたいよ~。

何か写真でみるかぎりでは、すごく広々とした空間で素敵ですよねぇ~。

李先生ともども展示会の報告をソウルで首を長くして待っていまぁ~っす!!

大変でしょうけど、体に気をつけて頑張ってねぇ~。
[ 2012/05/30 02:41 ] [ 編集 ]
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