ポジャギと伝統料理の文化散策

ソウルの大学路で伝統工芸工房・ダムル工房を経営し、韓国宮中飲食研究院の郷土料理講師でもある李賢淑先生が毎日の生活のなかで感じた徒然雑記を日本語で紹介します。(たまに…、いや最近は結構な頻度でゴーストライターのダムル工房日記になることも…苦笑)

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緊急告知

すみませんが、幽の住む寄宿舎が何の連絡もなく突然土塀工事をすることになりました。何でいつもこんなに突然なんだろう??

その結果、寄宿生全員、自室の荷物を全て移動させねばならなくなり、ネットに接続できません。その間はブログの更新ができなくなります。いつ復旧するかの見通しはまだ立っていません。

現在、幽の寄宿舎は皆総出で絶賛荷物移動中で、廊下は足の踏み場もないほどです。この暑さのなか、何で急にこんなことするかなぁ~???

脱水症にならないように気をつけなければ…。

…ということで、しばらくブログをお休みします。李先生の記事を楽しみにして訪問して下さっている方、本当に申し訳ありません。
m(_ _)m
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[ 2012/07/26 02:04 ] 告知関係 | TB(0) | CM(0)

会食会レポート

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↑ またもや幽です~。昨日、ダムル工房に午前中に訪問して下さった下関のmine氏でしたが、お会いできなくて残念に思っていたところ、李先生が夕食にお誘いしてくれたため、お会いすることができました!!はじめまして、mine氏ご一行さま~。

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↑ 会食の準備をする李先生~。短時間でどんどん料理ができていくあざやかなお手並みはお見事ですねぇ~。

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↑ メニューは初めての韓国訪問者の方もいたため、辛くない野菜たっぷりのプルコギやサラダなどにしたそうです~。わ、美味しそう~。

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↑ そろそろ準備も整ってきたところに、mine氏が時間ぴったりに訪問デス!!何でもmine氏は約10年前にソウルに語学留学に来ていました。そして共通の友人を介して福岡ぱらんまだんのkana氏とも知り合ったそうです。

そしてkana氏がチョガッポを学びたいと教えてくれる人をネットで探していたところ、偶然李先生のサイトを見つけたのだとか(←ちなみに現在このサイトはありません)。そして当時まだ大邱市に自宅があった李先生が、ソウル大学薬学部大学院に通うため大学路にいた長男のアパートに来た時にリビングで教えましょう…ということになって、チョガッポ教室がスタートしたのです。

その後、長男のアパートでしばらくkana氏とmine氏にチョガッポを教えていたのですが、段々不便に思うようになり、アパート近くにあった店舗の空き家を借りたとのこと…。そして2003年6月に現在のダムル工房が誕生したのです~。

もしkana氏とmine氏がチョガッポを習わなかったら、大学路にダムル工房がなかったかもしれないんですねぇ~。そうなると李先生と幽の出会いもなかったのか…と思うと、人の縁に驚きますよねぇ~。はぁぁ~。

会食会0725-006
↑ 今回、韓国を初めて訪問されたhara氏です。何とhara氏は下関で染色&織機をされる工芸家さんなのです!!デジカメで見せてもらった機織機に先ず驚きましたぁ~。草木染めから藍、柿渋など色々されており、機織もシルクから木綿、麻などジャンルを問わないそうです。その作品はため息が出るほど美しかったデス。mine氏とは展示会を通じて出会ったそうですが、また展示会を開くことがありましたら、是非見に行きたいです!!

会食会0725-009
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↑ こちらがお土産の草木染め(藤の花)のシルクだそうです~

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↑ お土産の下関珍味に、何故か葡萄まで!!こんなに沢山ありがとう、気を使わせて申し訳ない…だそうです。

会食会0725-011
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↑ mine氏と面識のある長男も久しぶりに同席して、早速会食会が始まります~。

会食会0725-013
↑ 李先生と出会った時の話や、当時アパートにいた飼い犬のこと…。2006年に広島チューリップ社に招聘を受けて横浜キルトショーに参加した時、mine氏やmine氏の妹さん、kana氏が横浜まで手伝いに来てくれたこと…、横浜キルトショーには多くの人がワークショップに来てくれて、驚いたこと…。懐かしい昔話がいっぱいでした。

会食会0725-014
↑ hara氏の隣にいるのは、通訳のY氏です。日本語がとても上手くて…。現在はソウルの北側、義城府にお住まいなんだそうです。日本語は東京に留学中に学び、mine氏とも東京で会ってお友達になったそうです。

会食会0725-015
↑ 食後は長男の会社が開発したセンシクも試食~。今度の新製品はリンゴをすり潰して入れたことから、前よりフルーティーな味わいになり飲みやすくなりました。センシクにあまり慣れていない2人でも飲みやすいと好評でした。ちなみに来月から韓国内でネット販売が始まるそうです~。

会食会0725-016
↑ デザートは柚子茶とインジョルミ、薬菓~。初めて韓国に訪問したhara氏は色々もの珍しくてついあれこれ買ってしまい、荷物がかなり重くなって柚子茶が買えなかったそうです…。でも最近は結構日本でも柚子茶が飲めるから、大丈夫ですよ!!

会食会0725-017
↑ 食後も色々な話で盛り上がっています~。

会食会0725-018
↑ hara氏に初訪韓の感想を聞いてみたところ、「ソウルのエネルギッシュさに驚いた。最近の日本は何か元気がないように思うけど、韓国に来ると元気をもらえる。布も日本の布とはまた違う質感でとても興味深い。今回、色々な種類の布を買ってみたけど、それがどのように染まるのかとても楽しみ…。」だそうです。

mine氏は「久しぶりに韓国来たら、地下鉄がピカピカになっていて驚いた。それに道端にあるスタンドショップも皆、ちょっとお洒落になったように思う。やはり以前に比べて全体的に何処も綺麗になった…」そうです。毎日過ごしていると、あまり気が付かないですが、確かに言われてみればそうかも…。

会食会0725-019
↑ やはり糸の染色がご専門??だからなのか、李先生のてまり作品には興味深々のようです。色々質問されていました。

会食会0725-020
↑ 2泊3日の短い旅行日程だったため、明日の早朝に空港に向かいます。そのためあまり長居はできないのですが、皆さん、共通の話題があるからなのか…、話題が尽きません。

最終的には韓山モシ祭りに絶対一緒に行きましょう!!と意気投合していました。

本当に興味深いお話を沢山聞かせて頂き、幽もとても楽しい時間が過ごせました。また是非ソウルに遊びに来てくださいね。待ってまぁ~っっす!!

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ダムル工房満員御礼

満員御礼004
↑ 幽です~。久しぶりにダムル工房便りをします。ソウルは相変わらず曇天が続いて蒸し蒸し暑い日が続いているのに、本日は朝からダムル工房に沢山の生徒さんがやって来て、朝から夕まで2部屋とも人で一杯でしたぁ~。

何でも幽がお昼頃にダムル工房へ到着する前には、約9年前にダムル工房を作るきっかけになった一人、下関のmine氏が友人3名と一緒に数年ぶりに訪問していたそうです!!でも幽は会えませんでした!!残念!!

満員御礼001
↑ 久しぶりに食べた燕氏のランチ~。コンナムルパプ(豆もやしご飯)でした!!

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↑ 既にお昼の時間帯でこの人数!!わいわいとご飯を取り分けます~。燕氏、準備、大変じゃないのかな??

最近のダムル工房には釜山や群山など遠方からの韓国人の生徒さんも沢山来ています~。朝早くから高速バスに乗って通って来ているんですって!!工房開いたばかりの時は、あまり手造りに関心を持つ人は少なかったのに…。韓国も随分変わりました…。

満員御礼006
満員御礼007
↑ いただきまぁ~っす!!料理好きなIma氏は早速コンナムルパプや梅のキムチ(←幽も初めて食べました…)の作り方を聞いたりして、賑やかな昼食です~。

満員御礼008
↑ さらに今日は食後にサプライズ!!先週の金曜日は燕氏のお誕生日だったとかで、李先生から誕生日ケーキの差し入れデス!!ミルクヨーグルトクリームのケーキなんだとか…。

満員御礼009
↑ お誕生日、おめでとうございまぁ~っす!!

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↑ デザートは別腹ってね…。Ima氏はソウルのケーキが格段に美味しくなっていると驚いていましたね…。

満員御礼012
↑ 幽からのプレゼントは、浮世絵模様の巾着とチョガッポを掛け軸風に飾ることができる装丁セットです~。実は1時間前まで燕氏の誕生日のことを知らなかったので、慌てて家捜しして急遽準備したものなんです…。すみません~、準備不足で…。

満員御礼013
↑ 賑やかな昼食が終わり、30分も経たないうちに、今度はharu氏とL氏が…。二人とも人の多さに驚いていましたよ…。てまり組みが隣の部屋へ移動し、チョガッポ部屋では粛々と作業が始まります~。

満員御礼016
↑ 皆で釜山で行われた展示会の写真を見せ合って、色使いについて話あったり~

満員御礼015
↑ そうこうしているうちに、L氏の作品が完成です~

満員御礼014
↑ スゴイ大作!!とても大きいんです!!壁掛けにするそうですが、色使いも素敵デス…。

満員御礼017
↑ こちらでもピンク色は人気ですねぇ~。このピンクのオクサ作品もとても素敵なんです。

その後、てまりの生徒さんも隣の部屋にやって来て、今日はあっちもこっちも満員御礼でした。久しぶりに団体客以外でこんなに工房が人で溢れたのを見たなぁ~。(あ、慌しくて手まり部屋の写真撮り忘れた…)

蒸し蒸しべたつく暑さが続くのに、皆随分熱心ですよねぇ~。皆さん、素敵な作品が出来上がるといいですね。

それでは久々のダムル工房レポートでした!!

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料理教室レポート

料理教室レポ0722-06
↑ 幽です~。新潟から短期ポジャギ教室に来ているIma氏ですが、本日はお料理教室に挑戦です!!Ima氏の希望メニューは、カルビチム、冷麺、タンピョンチェ(ムクの和え物)でした。Ima氏は料理も好きなので、どれも自己流でこれらの料理を作ったことがあるのですが、微妙に本場の味と違う…と感じ、今回は本場の味を覚えるためにこのメニューにしたそうです~。

料理教室レポ0722-01
↑ 今回も幽はカメラマンとして参戦、助っ人としてharu氏も一緒です!!幽とIma氏がちょっと先に到着してしまったので、haru氏を待つ間、美味しいとうもろこしの茹で方ととうもろこし茶の作り方を教えてもらいますぅ~。

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↑ とうもろこしは皮を一枚残して茹でたほうが甘味が強くなって美味しいのだそうです。茹で立てのとうもろこしはモッチモチで美味しいねぇ~。

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↑ とうもろこしのおひげは乾燥させて、とうもろこし茶にするそうです~。

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↑ 少人数のお料理教室なので、まったりと始まりました~。先ずはお料理の説明です。作り方だけではなく、それぞれの料理にまつわる小話とか歴史とかも入って来て、大人数の賑やかな楽しさとはまたひと味違う、少人数らしい始まりデス。

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↑ さて料理実習の始まり~。実際は3品同時進行ですが、説明が複雑なので1品ずつご紹介します~。先ずはカルビチムから!!幽も大好きなメニューだ!!先ずはお肉の血抜きからです。5回程水につけてよく血抜きしてくださいとのこと。

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↑ 鍋に肉を入れ、水と焼酎を入れて茹でます~。

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↑ 20分程茹でたら土鍋に入れ替え、今度はシイタケと調味料を入れてさらに煮込みます~。

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↑ ユクス(肉の茹で汁)は捨てずにとっておきましょう~。冷麺のスープにもなるし、これでインスタントラーメンとか雑炊を作っても美味しいのだそうです~。

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↑ 次は銀杏を準備します~。銀杏はフライパンで炒めて、キッチンペーパーでこすると、あら不思議!!綺麗に薄皮がむけます~。これ知らなかったなぁ~。

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↑ 面取りした人参と大根も準備して、さらに煮込んで~

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↑ カルビチム完成~!!

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↑ お次はタンピョンチェに行きます~。今は夏なので緑豆のムクを使います。季節によってドングリとかソバとか色々なムクがあるそうです~。

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↑ 材料をひたすら千切りにしていきます~

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↑ ムクは短冊切りして、さっと茹でます~。もやしもね。

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↑ 牛肉に火を通して、材料全部揃えたら~

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↑ 調味料を作って~

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↑ フライパンで炒めながら、混ぜ合わせ~

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↑ タンピョンチェの完成の完成です~。出来たら小皿に盛り付けね。

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↑ 最後に冷麺~。今回は市販生麺タイプの平壌冷麺です。材料は蕎麦です~。茹でる前にはよくほぐしておくと茹でる時にくっついてしまいません。(でもこのひと手間をつい省いちゃうんです。そうすると鍋の中で固まってしまうんですよね…。料理ってほんのひと手間で違いが出るんだなぁ~。)

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↑ 冷麺のスープは鶏の胸肉の茹で汁を凍らせたものと、ムルキムチの汁を合わせたものを使います~。もちろん、さっきのカルビチムを作った時の肉汁でもOKです~。肉汁の味付けは塩だけですが、ムルキムチのスープと合わさると独特の風味がでて美味しいスープになります。

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↑ 飾りのきゅうりと大根のムルキムチを準備して~

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↑ さっと茹でた冷麺の上に飾ります~

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↑ その上にスープとゆで卵をのせて、完成です!!

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↑ さぁ~って、いよいよお楽しみの試食タイム!!綺麗にお皿にもりつけて~

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↑ いただきまぁ~っす!!!

今回はIma氏の料理の腕前がセミプロ級なので、それはそれは手順よく粛々と進行していきました。お料理はどれも美味しかったのですが、特にカルビチム!!国内産の高級カルビだったからなのか、外で食べるより美味しいんじゃない??ってくらいに美味しかったぁ~。ついついおかわりしてしまいました…。Ima氏~、ご馳走さまです!!

料理教室って、幽の考えでは出来ない人がやるものかな??っていう感覚だったんですが、李先生のお料理教室に来る人はどなたも手馴れていてビックリ…。やっぱり料理好きだから、さらなる向上を求めてこういうところに参加するのか…と、最近料理教室に対する認識が変わりましたヨ…。

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↑ 食後は恒例のデザートタイム~。このインジョルミは冷蔵庫に入れても柔らかい餅なんだそうで、冷えた餅も美味しかったデス!!

今日のソウルはまたもや曇りで、雨が降ったり止んだりの1日でしたが、美味しいものをお腹いっぱいに食べて幸せな気持ちで帰宅しましたぁ~。Ima氏も本場の味を学べて満足してくれたそうです。日本に帰ったら、骨付きカルビを手に入れるのが大変なので、豚肉だとどうなるか…とか、ムクの代用品は何が適当かと色々質問されていました。日本に帰って、美味しいアレンジ料理が出来たら是非報告、お願いします!!

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メドゥプ(매듭;組紐)②

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メドゥプ02-0720-005
↑ トゥレメドゥプ(드래매듭;丸結び)

今回は閏房工芸でよく使うメドゥプの幾つかを紹介したいと思います。先ずはトゥレメドゥプ(드래매듭;丸結び)です。メドゥプの形が子どもが頭を振っていやいやをするような形に見えるところから付けられた名前だと言われています。一番基本的なメドゥプで、メドゥプ同士を連結する時にも使われます。

メドゥプ02-0720-003
↑ クッカメドゥプ(국화매듭;菊花結び)

秋に咲く菊の花に似た形としてクッカメドゥプ(といいます。これも基礎的な手法のメドゥプですが、慣れるまでは中々難しい形です。覚えては忘れ…の繰り返しです。

メドゥプ02-0720-001
↑ チャムチャリメドゥプ(잠자리매듭;トンボ結び)

基礎のトゥレメドゥプを幾つかつなげた後、トンボの羽の部分を長く引っ張り、トンボの形に似せていきます。主にキィチュモニなどの巾着を作る時の飾り紐によく使います。

メドゥプ02-0720-004
↑ センチョクメドゥプ(생쪽매듭; 生薑結び)

小さな円が3個ある姿がセンガン(생강; 生薑)というショウガ科の多年草に似ていることから、センチョク(생쪽=生薑の欠片)と名づけられました。この結び方は寺院関係の小物によく使われ、ひよこ結び(병아리매듭)などを作る時の基本形になります。

メドゥプ02-0720-002
↑ アンギョンメドゥプ(안경매듭;眼鏡結び)

発掘品の眼鏡入れの下によく結ばれていることから、アンギョンメドゥプと呼ばれるようになったといいます。足掛けや壁掛けの上部分のメドゥプを処理する時や、メドゥプからメドゥプへ形を変える時の空間処理によく使われます。

まだまだ沢山あるのですが、また次回に書きたいと思います。

(幽のつぶやき)
ポジャギトロント01

月曜日にサムジサランの展示会に行きましたが、そこで来館者全員に配られたポスターです。次回トロントで展示会やるんだぁ~、へぇ~、その宣伝なんだね!!っと思ったら、先月6月に終わってるんですけど??(爆)

何故これを全員に手渡していたのかな??(笑)


サムジサラントロント02

でも裏面に英語でポジャギについての簡略な説明があったので、役に立つ人もいるかな??と思ってとりあえず宣伝のお手伝い???をしておきます…(笑)。クリックすると拡大しますから、関心のある方は見て下さい。

昨日もソウルは曇りで夏らしくない天気でしたねぇ~。でも外を歩く時は昨日みたいなはっきりしない天気の方がいいかも…。でも、いつまで続くのかな??この中途半端な天気…。


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[ 2012/07/20 10:47 ] ポジャギ | TB(0) | CM(0)

韓国伝統模様②

伝統紋様0719-008伝統紋様0719-001
↑ 枢軸型(上)とダイヤモンド型(下)

いよいよ女子中学校でのワークショップが近づいてきました。前回話したように、韓国伝統模様30種類のうち初心者でも作りやすい10種類を選んでキットを作り、ようやく見本も10種類完成です。

伝統紋様0719-002伝統紋様0719-003
↑ 碁盤目型

前回も書いたと思うのですが、生徒さんから質問があったので再度書きます。このダムル工房で作っている韓国伝統模様30種類は、チョガッポの構成様式について書かれた啓明大学衣類学科の研究論文を参考にしました。啓明大学は慶尚北道大邱市にある大学です。

伝統紋様0719-004伝統紋様0719-005
↑ 斜線連結型(上)と正方形型(下)

論文には韓国伝統模様として色々なものに利用されている実態を紹介した後、チョガッポの構成様式に対しても言及されていてとても役に立ちました。韓国語の論文ですが、関心のある方は是非一度読んでみることをお薦めします。

伝統紋様0719-006伝統紋様0719-007
↑ 長方形型(上)と同心円型(下)

(幽のつぶやき)
何だかちょっと前は雨が降らない~っと連呼していたような気がしますが、最近はずっと曇りで太陽を拝んでいない感じ??「暑い!」という訳ではないけど、何だかじとぉ~っと空気が重い感じ…。

ぜんまい綿001
↑ 朝から熱心な新潟のIma氏~。お疲れさまです!!

さて本日から本格的な短期修行を始めた新潟県のIma氏が、とても珍しいものをお土産に持って来て下さったので、ご紹介を…。

ぜんまい綿003
↑ これが「ぜんまい綿」です!!

これは新潟県栃尾市というところで採れる「ぜんまい綿」と言われるものです。何でも毎年4~5月頃に伸びてきたぜんまいから採取するのだそうです。ぜんまい綿は撥水性に優れているだけでなく、防水性、防カビ性、防虫性もあるというとても優れた綿だったそうです。

ぜんまい綿004
↑ かなりの量があります!!よく税関を通ったなぁ~っと、ビックリ!!

何でもひと昔前までは、この綿から糸を紡ぎ「ぜんまい織」という布を作っていたんだとか…。親子2代で着ても擦り切れないほど丈夫な布なんだそうで、表面が傷んできたら裏返しにして着られる程だったとか!!すっごいですねぇ~。

ぜんまい綿005
↑ 昼食をご一緒したのですが、サムゲタンは時期をずらして中華を…。幽は酢豚とチャーハンのダブルコンボセット…。おそろしいくらいのカロリー量ですが、美味しいんだよね…。たまに無性に食べたくなる…。ちなみに量もスゴイんですが…。いいもぉ~ん、今日は夕食を軽くしたから…(苦笑)。

もちろん布だけでなく、ぜんまい綿を芯にして作られた「栃尾てまり」も有名です。栃尾は昔から織物業が盛んな地域だったそうで、日本でてまりが有名な地域は例外なく織物業が盛んですよねぇ~。てまりの歌が残っていることで有名な良寛さんは、この栃尾てまりを詠んでいるんですって!!う~ん、知らなかったなぁ~。
「霞たつ長き春日を子どもらと手まりつきつつこの日暮らしつ」(良寛作)

ぜんまい綿002
↑ 食後はまた熱心に作業開始~!!う~ん、Ima氏も頑張りますねぇ~。ちなみに幽は熱心な二人を横目にお仕事へ~。

ぜんまい綿の触感は化繊綿とは全然違い、しっとりとそして若干油分のようなものも…。これが防水性の秘密なんでしょうね…。いいものを見せてもらいました。李先生もこの綿を使ってどんなてまり作品を作ろうか…と、ワクワクしているそうです。随分たくさん持ってきて下さったので、こんなにあったら幾つてまりが作れるんでしょうねぇ~。


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[ 2012/07/19 10:18 ] ポジャギ | TB(0) | CM(0)

本日は初伏(초복)の日

今日は初伏の日004
↑ ソウルで有名なサムゲタン専門店の「土俗村」~。いつも人が多くて昼食に食べるのは大変ですが、今日はいつも以上に多くのお客が押し寄せるのでしょうね…。こういう日は行かないほうがいいでしょう。

今日7月18日(水)は陰陽五行説に基づく三伏の日のうちの最初にあたる初伏の日です。この日は暦の上で本格的な暑さがこれからやって来るという時期で、空から雨を降らし蒸し暑さがひどくなります。今年は雨こそ多くは降りませんが、この湿気の多さはまさに初伏にふさわしいですね。この湿気からこの時期の人びとは疲れやすくなるとして、体にエネルギーを充電させるような栄養価の高い補養食を食べることになっています。代表的なものはサムゲタンですね。

今日は初伏の日002
↑ 土俗村の黒鶏のサムゲタンです~。見た目は黒くて驚くかもしれませんが、味は白鶏とそれほど変わらず、どちらも美味しいですよ。

宮中でも王のために調理師が特別に作った食事や、珍味中の珍味といわれるチョゲタン(초계탕;貝スープ)を食べたそうです。昔から韓半島の祖先たちは季節によって暑さや寒さを食べることで克服しようと色々努力をしていたことが分かります。

今日は初伏の日001
↑ もちろん普通の白鶏のサムゲタンもありますよ。ちなみにこのサムゲタンは土俗村のではありません(笑)。大学路にあるサムゲタンのお店のです。

もちろん韓半島だけでなく、世界中にこの夏の暑さを克服するための補養食があります。西欧ではチョコレートがその代表なんだとか…。それ以外だと日本と同様に鰻を食するところも多いそうです。例えばドイツは鰻のスープ、デンマークでは鰻の蒸し物を挟んだサンドイッチ、ロンドンの下町では鰻ゼリーを食べるそうです。美味しいのでしょうか??

今日は初伏の日003
↑ 土俗村の黒鶏と白鶏~。どちらにももち米や棗、高麗人参などが入っていますよ。今日は朝から晩まで人で一杯でしょうが、普段なら午前11時とか夜に行けばそれ程待つことなく食べることができますので、ソウルへお越しの際は一度行ってみるのもいいかもしれません。

他にもチベットは豚の油身を塩に漬け込み、豚の皮につめて10年間保存したものを夏に少しずつ切り分けて食べるそうです。インドでは牛乳で作った「醍醐湯(インドでは“キール”と呼ばれるそうです…)」というミルク粥…。この粥は何でも釈迦が悟りを開こうと断食をしてやせ衰え、死にそうになっているときに、スジャーターという少女が差し出した粥なんだそうです。

今日は初伏の日006
↑ 昨日の午後、新潟のIma氏が無事ダムル工房へ到着しました。これから1週間、チョガッポの修行が始まります。短い期間ですが、色々学んで帰って下さい。これはお土産に頂いた竹の弁当箱。こういうのが好きなのでとても嬉しいです。包装の紙といい、結び目の枝といい、センスがありますね。

実は朝鮮王朝の宮中にもこれと似た「駝酪粥(타락죽)」という粥があるんです。この前少し話ましたが、長寿で有名な英祖が好んだ食事ですね。何でもこの粥のために、ダムル工房の上にある駱山公園で牛と馬を育て、宮中に毎日新鮮な牛乳を運んだそうですよ。これから本格的な暑さが始まりますが、しっかり栄養を摂って元気に夏を乗り越えたいものですね。

今日は初伏の日005
↑ ちなみに中身は昆布ゼリーが入っていました。韓国では食べないものなので、一体どういう味なのか大変楽しみです。もしかしたら実母が若い頃は食べたことがあるのでしょうか…。母も食べられそうなものなので、一緒に日本の味を楽しみたいと思います。
 
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[ 2012/07/18 10:20 ] 韓国料理 | TB(0) | CM(0)

展示会へ行ってきましたぁ~

展示会へ0716-01
↑ 幽です~。2012年7月11日(水)~7月16日(月)までサムジサラン(쌈지사랑)というネット上のチョガッポ愛好会の有志が行っていた展示会へダムル工房ご一行様で行ってきましたぁ~。場所は仁寺洞のギャラリー「イーズ(이즈)」の第2展示場。

展示会へ0716-02
展示会へ0716-04
↑ 入口のポスターです~。今回は有志の出品ということでいつもの展示作品より少なくこじんまりとしていましたが、それでも平日の最終日なのに結構な見学者がいて、ちょっと驚き…。韓国でもチョガッポ愛好家がこれだけ増えたとは、10年ひと昔の現状と比べると隔世の感がありますねぇ~。

ちなみに小規模ながら中々面白い作品がありましたよ。展示作品は図録(10,000ウォン)にまとめられています。ダムル工房でも数冊購入したので、見たい人は言って下さい~。

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↑ 本日は雨は降らないのですが1日中曇天で、涼しく街歩きには最高の気温~。やたらに日本人がいるのに驚いてたら、日本は三連休だとか…。はぁぁ~、休日多くていいですねぇ~。でも中国人とベトナム人の多さも凄かった…。なぜ??

ベトナムは知らないけど、中国はまだ夏休みじゃないんだけどなぁ~??ベトナム人の団体旅行を初めてみたけど、面白い…。引率の人が長い棒にウサギのぬいぐるみを付けて掲げてるんだよね…。目立つけど…、目立つけど、何故ウサギのぬいぐるみ?????ベトナム人の感性、あなどれぬ!!

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↑ 昼食は開城マンドゥの店として有名なサドンミョンオク(사동면옥)

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↑ 上から順番にマンドゥスンドゥブ、マンドゥクッ、トガニタンで~っす!!

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↑ もちろん名物蒸しマンドゥも食べましたぁ~。肉と豆腐、お野菜たっぷりでジューシーな味わいデス!!

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↑ 皆で美味しく頂きましたぁ~。ご馳走さま…。

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↑ 李先生たちは工房があるので、昼食後お別れし、遠方のダムル工房生徒さんが行ったことないというので、李先生の作品が常設展示されている公平アートセンターへ…

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展示会へ0716-17
↑ その後は夏らしい商品に変わった屋台を横目で見つつ、もうひとつチョガッポの展示があるというので再度仁寺洞通りへ戻ります~。このレモネード屋台、今年あちこちでやたら目にします…。ちなみに下はココナツ!?今日みたいに涼しい日にはこれは違和感ですねぇ~(苦笑)。

展示会へ0716-18
展示会へ0716-19
展示会へ0716-26
↑ サムジサランの展示会から数十メートルも離れていない場所で、これまた本日最終日の「キムヒョンヒ刺繍ポジャギ研究会展」が…。この研究会展は今年の初めにロッテ百貨店で見たのですが、精力的に展示会を開いているんですねぇ~。ちなみにここも写真撮影禁止~。

でも最終日だったからなのか、主催のキムヒョンヒ先生がいらして、図録にサインしてくれるというので買ってしまいましたよ、図録…。これもダムル工房にあるので、気になる方は閲覧できますよぉ~。

展示会へ0716-20
展示会へ0716-21
↑ 展示会のはしごをした後は、ダムル工房生徒さんと別れて、幽とharu氏の二人だけでしばし銀ブラならぬ、仁ブラを~。久しぶりに仁寺洞来たもんで…(笑)。バスで20分程度なんで近いけれど、やっぱり何かないと来ないですからねぇ~。

久しぶりの仁寺洞は随分変わっていて、「お?また新しいチョガッポの店??」と思って入ってみたら、素敵寝具の店でした(少しチョガッポもあったけど…)。店の壁がス・テ・キ!!

展示会へ0716-22
↑ もちろん仁寺洞のランドマークになっているサムジキルにも…。そしたら何と別館が!!い、いつの間に??そんなに仁寺洞来てなかったんだぁ~っとビックリ…。

展示会へ0716-23
展示会へ0716-24
↑ 何か可愛い看板も…。アリスの白ウサギかなぁ~。空中庭園なんていうのまで出来て、願いをかなえるワッペン??でギッシリ…。好きだねぇ~、韓国人って、こういうの…。

展示会へ0716-25
↑ 最後はこれまた久しぶりの光化門の教保文庫へ…。お目当ての本がなくてガッカリしたけど、平日なのに、今週末まで夏休みでもないのに、何でこんなに人で溢れているんだろう??不思議だ…。

今日は1日涼しくて、本当にお散歩日和でした…。久しぶりに休日らしい休日を過ごせたなぁ~。やっぱりたまにはお出かけして、色々刺激を受けなくちゃねぇ~っと思った1日でした!!

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[ 2012/07/17 10:53 ] ポジャギ | TB(0) | CM(0)

メドゥプ(매듭;組紐)①

メドゥプ0716-01
↑ 工房の生徒さんが作って来てくれました。これだけ作るのにどれほど時間がかかったのでしょう??

メドゥプを作ろうとするなら、先ず紐がなければなりません。人類にとっての紐は、相当な歴史があるようです。古代エジプトにまで遡ることができるのだとか…。古代エジプトでは土地の測量のために紐を利用したそうです。紐の材料は木の根や皮、葉を初めとして、綿、大麻、亜麻などの草類、他にも動物の皮なども利用しました。

メドゥプ0716-02
↑ 最近、私は基本的なもの以外、メドゥプを作っていませんでしたが、また挑戦してみようか…という気持ちになりますね。

一方韓国のメドゥプの歴史を紐解くと、新石器時代まで遡るといいます。石刀に穴を開けて紐を通すのですが、その紐が外れないようにメドゥプを作りました。その後三国時代の遺物でも装飾品に付けられたメドゥプが確認され、高句麗時代の壁画にも組紐が描かれているそうです。

メドゥプ0716-03
↑ 以前、メドゥプのノリゲに挑戦したことがあるのですが、結び目が綺麗に結べず、こんなに上手くできませんでした…。

その後、メドゥプは実用的にも装飾的にも様々な形態に発展していきます。次回はメドゥプの種類と特徴について書きたいと思います。

メドゥプ0716-04
↑ キュバン工芸には欠かせないカラチメドゥプ~

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宮中飲食古文献シンポジウム

シンポジウム0713-01
↑ シンポジウムの会場

韓国料理世界化プロジェクトの一環として「朝鮮王朝宮中飲食古文献シンポジウム」に参加しました。シンポジウムテーマは「人文学者が作った朝鮮王室の食卓」。人文学研究者たちが古文献史料を土台にして、宮中飲食に関する学際的アプローチの成果を集めて発表しました。

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↑ 発表の様子

今回のシンポジウムでは各種史料のなかに隠れていた朝鮮王朝の飲食実態に接近する各種論文が発表、討論されました。様々な研究発表があったので、全てをお伝えするのは難しいですが、印象に残った発表を書いておこうと思います。

シンポジウム0713-03
↑ 質疑応答の様子

一番興味深かったのが、朝鮮王室の飲食文化が節食を基本として考えられているということでしょうか。これまで王家の食事というと何となく豪華な食事…というイメージが先行しがちでしたが、これを否定した発表はとても興味深いものでした。

シンポジウム0713-07
↑ 後半は「朝鮮王朝の功臣/蔵書閣特別展」にも行きました。

史料を飲食関係の記述を中心に丹念に読み直すと、王世子たちに「食べ物に対して欲を持ってはいけない」と諭す文言や、珍羞正餐(진수정찬:珍味を望む豪華な食事)をしてはならないという、食に対する節制をうながす記録がかなり多いとのこと…。節食をすることが聖君の道に通ずると教育していたことが分かるそうです。

シンポジウム0713-05
↑ 色々な古文献が展示されていました。

そして歴代の王の中で粗食の代表となるような王が英祖でした。彼は朝鮮王朝の中で最も長く王位に付いていただけでなく、最も長命の王でした。彼は過食を禁じ、重湯に牛乳を混ぜた駝酪粥(타락죽)と呼ばれる食事を好んで食べたそうです。この食事は現在の栄養学的な観点から見ても、消化のよい良質蛋白質と脂肪を、バランスよく摂ることができる補養食と言えるそうです。

シンポジウム0713-06
↑ 蔵書閣に所蔵されている古文書が閲覧できます。

結局英祖の類稀なる長寿と健康の秘訣は、徹底した節食から実現した…ということです。英祖は産まれた時から体が丈夫でなく、特に消化器系の弱い神経質な子どもだったそうです。そのため王になった後も王に饗される山海珍味でいっぱいの豪華な水刺床を楽しむことができなかったとのこと…。当然食に対してあまり関心を持てなかったのでしょう。後に臣下たちに対して禁酒令まで出しています。

シンポジウム0713-04
↑ この展示会についても機会があれば紹介したいですね。

他にも彼が夏に毎日好んで食するものは、麦ご飯に水をかけたものだったとか…。全く王らしくない食事ですよね。料理というものに少なからず携わる身として、粗食こそが長寿と健康の秘訣…と結論づけられると、かなり複雑な気分になります。けれども、これは一面の真理を含んでいるのでしょうね。

シンポジウム0713-08シンポジウム0713-09
↑ 夕食は宮中料理研究院会員の韓食堂で食事しました。粗食とは程遠い感じではありますが…。

他にも色々興味深い発表がありましたが、また機会があったらブログに書きたいと思っています。このシンポジウムは1日中色々な発表があり、知らなかったことをあれこれ教わりました。とても有意義な時間を過ごすことができたので、このような機会がまたあるようなら是非参加したいと思っています。

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韓国伝統紋様①

韓国伝統紋様0712-01
↑ 韓国伝統紋様のひとつ風車型(바람개비형)

前回、女子中学校でのワークショップに韓国伝統紋様10種類を選んでキット製作中だとして、幾つか完成紋様を紹介しました。現在ダムル工房では韓国伝統紋様30種類を選び、20cm程度の壁掛け作品に仕上げています。

韓国伝統紋様0712-02
↑ 同じモチーフでも色合いで雰囲気が変わります。

この作品は以前ご紹介したように、それぞれ単独で壁掛けにしてもいいですし、幾つかを並べても可愛い作品です。9つ程度を額装しても面白い作品になります。そもそもこの30種類のモチーフは慶尚北道大邱市にある啓明大学衣類学科で発表された「チョガッポの構成様式」という論文資料を土台に作ってみました。

韓国伝統紋様0712-03
↑ ホッポ(一重)技法でもこの型があります。

論文の詳しい内容はまたいつか書きたいと思っています。

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[ 2012/07/12 10:28 ] ポジャギ 韓国の紋様 | TB(0) | CM(0)

プチェ(부채;団扇/扇子)の話②

うちわ005
↑ 匠人に作ってもらった大きなプチェです。龍が描かれています。

他にもプチェをめぐる話は世界各国にあるようです。例えばプチェは中国からヨーロッパに伝えられたらしいのですが、18世紀ヨーロッパの社交場では言葉を交わすことなくプチェの動きだけで意思疎通をしたそうです。

うちわ004
↑ 大きさは縦約100cm、横60cmほどもある大きなプチェです。

例えばプチェを口元に持っていけば機会があればいつかキスを許しましょう、あるいはプチェの紐を左手に巻いて折りたたんでもっていれば恋人募集中…などを意味したそうです。

うちわ006
↑ 宮中料理研究院の院長・韓福麗氏からプレゼントされたものです。親戚のお嬢さんが絵を描いてくれたとか…。

他にもプチェで前髪を触れば、今貴方のことを考えています…、プチェを広げて顔を隠していればあなたなんて大嫌いなんだとか…。このためスペインには「扇言葉辞典」なるものが出版されたり、イギリスでは若い淑女たちのために扇言葉を教える学校まであったそうです。

うちわ003
↑ 裏側にも牡丹が描かれています。

一方韓半島の祖先たちを見ると、ヨーロッパの扇言葉ほどではないにしろ、それなりにプチェの用途は多様だったようです。韓国文化の評論家として有名だった李圭泰氏の著作『8個の徳を持つプチェ』によると、韓国ではプチェを「八徳扇(팔덕선)」と読んで、8個の徳があると考え愛用していたそうです。

うちわ007
↑ 韓紙工芸が好きな生徒さんが作ってくれました。表は蝶ですね。

一つ目は風を起こして涼やかにしてくれること、二つ目は大切な時に地面に置けば座ることができる、三つ目は暑い日差しを防いでくれる、四つ目はプチェで指し示すことにより仕事を指図することができる、五つ目は遠い所にいる人を呼ぶことができる、七つ目は目上の人の前でのあくびを隠してくれる、八つ目は捨てても惜しくない程度のもの…なんだそうです。

うちわ001
↑ 裏はこれも牡丹をモチーフにしているようです。

八徳扇には納得できるもの、できないものもありますが、折角8個もいいことがあるという縁起がいい名前もついていることなので、今年の暑い夏は積極的に活用していきたいですね。

うちわ002
↑ 古道具屋で購入しました。号に「白唐」とあるのですが、どんな人か分かりませんでした。

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プチェ(부채;団扇/扇子)の話①

プチェ03
↑ 去年の端午の日に絵が得意な生徒さんがプレゼントしてくれました。

今年のソウルは雨が降らないばかりでなく、43年ぶりの暑さといいます。そんな夏の暑さを少しでも和らげてくれ、清涼感を手軽に味わえるのがプチェでしょう。

プチェ05
↑ 実母が50年以上大切に使っているものです。

韓半島でもプチェはかなり前から使われていたようです。韓半島の祖先たちは端午(旧暦5月5日)になると、互いにプチェを贈りあいました。このプチェを辟瘟扇(벽온선)と呼び、鬼神を追い出し神を呼ぶ、あるいは天然病を追い出してくれるものと考えたと言われています。

プチェ04
↑ 細かい板片を組み合わせてつくったものです。

他にも婚礼式にかかせない道具だったといいます。新郎が初めて新婦に出会う時、白馬から降りて婚家の門前で家人を待ちます。この時青いプチェで顔を隠しました。また新婦側も醮禮廳(초례청)という結婚式を行う場所に出てくる時、手母(수모)と呼ばれる女性によって赤いプチェで顔を隠されました。つまり青いプチェと赤いプチェがそれぞれ男女の童貞と処女を表象する役割を果たしていたといいます。
※手母とは新婦の横で色々世話をする係りの女性のことです。

プチェ①20120710-001
↑ 国喪や親喪の場合はこのように絵や文字が何も描かれていない素扇(소선)というものを2年間持ち歩かなければなりませんでした。これは君父を失ってしまった者は徳のない罪人として顔を出して歩けない…という意思表示の代わりになったそうです。

このように様々な用途に使われたプチェでしたが、太宗14年(1414)になると女性がプチェで顔を隠して外出することが禁じられるようになります。その後の女性はヨンモ(염모)という頭から上半身を覆い隠す覆いを被って外出しなければならなくなりました。それ以後、プチェは妓生(기생)や巫堂(무당)という特殊な立場の女性たちが使う道具となり、彼女たちを象徴する道具に変わっていきました。
※妓生(기생)とは酒の席などで踊りや歌を見せることを生業とした女性を指し、巫堂(무당)は神をその身に宿す女性のことを指します。

プチェ①20120710-002
↑ 息子が香港で買ってきてくれたお土産です。


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もうすぐ夏休み~

キット05
↑ 同じ大きさの正四角形が集まったデザイン

7月に入り大学などはもう夏休みに入ったようですが、小中高などの教育機関は今週末まで授業があるそうです。そしていよいよ夏休み直前に某女子中学校から依頼を受けていたワークショップも近づいてきました。

キット06
↑ 色の組み合わせによっては華麗な模様になります。

5月頃から少しずつ準備してきた180名分のキットもいよいよ最終段階に入り、現在はそれぞれの作品デザインの見本10種類を作る段階に入っています。

キット04
↑ 二等辺三角形が集まり斜線を形作って、最終的に正四角形になる紋様

線と面の調和によって美しさを表現するチョガッポの紋様は本当に多様です。韓国的な紋様を感じさせながら、初心者の女子中学生たちにも短時間にできるようにと、最終的に10種類を選びました。どれにしようか色々悩みましたが、彼女たちが気に入ってくれるといいなと思っています。

キット01
キット03
キット02
↑ これも配色によっては強烈なイメージを与えることができます。

キット07
↑ 中央にある四角を中心に同心円状に広がる紋様です。五方のセクトンで組み合わせると、より視点を中心に向かわせるデザインができますね…。

差し入れ07
↑ ミジョン氏が暑さで食欲がない母のためにアイスクリームケーキを買ってきてくれました。どうも有難う。最近のアイスクリームケーキは、こんなに可愛らしいのですね。

差し入れ08
↑ 大分のHさん達が以前お土産で買って来てくれました。大分県は洪水で大変なことになっているようですね??Hさんの家は大丈夫だったのでしょうか…。ソウルでは相変わらずまとまった雨が降らず旱魃ぎみなのに、降っている地域では多すぎるほど降っている…。

自然の前では人間は無力といえども、何とも複雑な気持ちになります。

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[ 2012/07/09 10:45 ] ポジャギ | TB(0) | CM(0)

現在、製作中。

現在製作中01
↑ 現在製作中のチョガッポ作品です~。スミレの刺繍が可愛いです。

昨日は中々雨が降らない…と心配していたら、今日は久々にまとまった雨が降りました。いよいよソウルにも本格的な梅雨が到来するのでしょうか??例年なら雨が降ると憂鬱になったものですが、今年ばかりはようやく雨が降った…とホッとしています。現金なものですね。

現在製作中03
↑ M氏もソウル滞在中に見事チョガッポ作品を完成させました!!ご苦労さまでした~。

ところで、今作っているチョガッポ作品は白地のモシに可憐な花が刺繍されたものを見つけたため、これに合わせたホッポのチョガッポ作品を作っています。今日みたいな雨の日は色々な雑事に邪魔されることなく、集中力が持続するので1日で随分進みました。

現在製作中02
↑ Y氏が現在製作中のヌビ作品です。この部分はちょっと難しいところなので、気をつけてくださいね。

最近足しげく通ってくる日本人生徒のY氏も短期間で随分色々な作品を完成させています。今はヌビ(누비:刺し子)に挑戦中なのですが、縫い目がとても細かくて綺麗なのに驚きます。私も全くの同感なのですが、ヌビをやり始めると1日があっという間に過ぎてしまいますよね。特に写真の部分はかなり気をつけないといけない場所ですからね。

宮中料理夏講座01
↑ 宮中料理夏季特講コースの概要です。

それからひとつ告知を忘れていました。私が所属する宮中料理研究院では7月初めから夏季短期特講コースが始まります。毎日講義に通うことにより、2週間で修了証がもらえる最短コースです。講義は韓国語で進行しますが、短期間で宮中料理を習得したいと考える方には最適のクラスといえるので、関心のある方は是非参加してください。

宮中料理夏講座02
↑ こちらは宮中餅菓研究院の夏季特別コースの概要です~。

また1週間で餅や韓菓など、代表的なお菓子を作るコースもあります。クリックすると拡大してコース内容が分かるようになっています。もし何かお聞きしたことがあったら、コメント欄にコメントをしてくださいね。

さて、この雨はどれくらい続くのでしょうか??水不足を少しでも解決できるといいですよね。

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[ 2012/07/06 10:41 ] ポジャギ | TB(0) | CM(0)

梅(매실)の砂糖漬け

梅の砂糖漬け001
↑ 梅が美味しい季節なので、1箱を思い切って買ってしまいました。 

ここ最近のソウルは梅雨の季節だというのにまとまった雨が全く降りません。たまに雲が多かったり、雷が鳴ったり、ホンのおしめり程度の雨がさっと降ることはあるのですが、本格的な雨はさっぱりです。何でもこれ程雨が降らないのは、1908年以来、104年ぶりなんだそうです。本当に最近は異常気象が続きますね。

梅の砂糖漬け003
↑ 綺麗に水洗いします。

けれども蒸し暑さは続いているので、鬱陶しい天気を少しでも和らげてくれるようなものを作ってみようか…と思い立ち、今が旬の梅の砂糖漬けを作ってみました。もともと梅は韓国語で三毒(삼독)と呼ばれる「料理、血、水」の毒素を除いてくれる殺菌効果が高い食べ物としてよく知られている果実です。

梅の砂糖漬け002
↑ 梅のへたを取り除きます。

梅の薬効を発揮する食べ方は生食ではなく、加工食品にした方が良いため、韓国でも梅は加工食品として口にする方が多いです。代表的な加工食品としては、梅酢、梅酒、梅エキス、梅の醤油漬けなどですね。梅酢や梅エキスは食中毒に効果があり、梅酒は冷え性や疲労回復、不眠症などに効くと言われているんですよ。

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↑ 青梅と砂糖を1対1の同量を用意します。

6~7月中は韓国では質の良い青梅が手に入りやすいので、思い切って1箱購入してみました。そして何を作ろうかと色々思案しましたが、夏に美味しい梅ジュースとして皆が楽しめる梅の砂糖漬けを作ることにしました。

梅の砂糖漬け005
↑ アガペシロップです。

作り方はとても簡単で青梅と砂糖を同量用意して、最後にアガペシロップを入れるだけです。アガペシロップとはブルーアガペと呼ばれる植物、これはテキーラの材料として有名な竜舌蘭のことですが、これから取れる甘味料です。砂糖よりすっきりとした甘味を強く感じるのに、カロリーは低いことから、最近我が家でもよく使うようになりました。

梅の砂糖漬け006
↑ シロップを注ぎます。

簡単に作れる砂糖漬けですが、気をつけなければいけないこともあります。シロップ注入後は密封をして冷暗所に置くのですが、大体60日くらい過ぎたら梅とエキスを別々にしなければならないのです。これは梅の種には「アミグダリン」という青酸配糖体が含まれているからです。青酸の一種などというと物騒なものに感じる人もいるかもしれませんが、加水分解を行う過程で無害化されていくので大げさな心配は必要ありません。けれども免疫力が万全でない時には中毒症状を引き起こすこともあるらしいので、やはり別々にしておいたほうが賢明だと思います。

梅の砂糖漬け007
↑ あとは密閉して60日ほど冷暗所に保管してください。

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北方の郷土料理⑪(その2)

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↑ オイソン(오이선:きゅうり膳)を作ります。

北韓料理セミナー最終回の発表者は宮中料理研究院長・韓福麗氏で、内容は「2000年南北頂上会談の晩餐料理について」でした。この経験は彼女にとっても、とても刺激になる経験だったそうで、色々な裏話を話してくれました。

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↑ オイソンとは塩漬けしたきゅうりに切り込みをいれ、野菜や卵、肉などを彩り鮮やかに挟んでいくオードブル料理です。

先ずはこの会談中に韓国と北韓、各自が主催の晩餐会を開くことが決まると、すぐに彼女を含めた全10名が選抜されたとのこと…。他のメンバーは新羅ホテル、ロッテホテル、ウォーカーヒルホテルの最高料理師たちで、彼らと共に調理チームを作るように指示されたそうです。

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↑ シンプルな料理なのですが、非常に手間がかかる料理です。

けれども晩餐会1ヶ月くらい前から、どのようなメニューにするか、数度に渡る試食会や評価会を開いて決定していく手順の複雑さや、北韓の調理道具や施設がどのようなものか想像もつかなかったことから、全ての道具や食材を運搬しようとして、大型冷蔵車2台にもなる分量を持っていくことになってしまった話など、普段聞くことが出来ない話はとても興味深かったです。

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↑ 次はオソン(어선:魚膳)を作ります。これは巻き込む具材です。

また本来の韓国伝統宮中料理の特徴は、各料理を一同に膳の上に並べて食すのに適した形式で発展していったものです。それなのに晩餐会料理として作るとなると、前菜からデザートに至るまで給仕係が1人1器ずつ運ばなければなりません。多くの皿を一堂に並べることにより、量的にその豪華さや華やかさを見せることで、目を楽しませながら食することに特化した宮中料理のままで済むわけもなく…。宮中料理らしさを残しながら、晩餐会用に遜色なくアレンジすることも大変だったそうです。

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↑ 様々な野菜を練りこんだ煎を作って巻きます。

さらに調理チームに期待されていたこととして、北韓主催の晩餐会料理と比較した時に、視覚的に見劣りがする料理を提供することは決して許されないこと、さらに相手側の北韓がその料理を食べて美味しいと感じる料理を作らねばならないことなどもありました。

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↑ これも見た目より手間がかかっている料理です。

もちろん両国とも元は同じ民族だったわけですから、同じような食文化を持っていたわけです。けれども50年近い歳月で食の嗜好に若干の違いが出てきてしまうという可能性も完全に否定することはできません。事前に相手がどのような食事を好むのかという、他国であれば簡単に得られるはずの情報が、充分に与えられないままに相手を満足させる料理を必ず作らなければならない…というのは本当にさぞかし大変なことだったでしょう。

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↑ 次は単なるポテトサラダなんですが…

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↑ 晩餐料理ということを意識して~

私自身は、そのような相当なプレッシャーの元で料理をするという経験は一度もありません。けれどもこの話を聞いて、料理というものがこれ程までに政治的な意味をもつものに成りえるのだな…ということに改めて気付かされました。もちろん望んでも得られるような体験ではありませんが、やはり料理は美味しく楽しく作る方がいいな…と考えてしまいました。

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↑ 海老の頭と尻尾の間にサラダを入れて豪華に見せます。

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北方の郷土料理⑪(その1)

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↑ 晩餐会のオードブル

本日は宮中料理研究院の北韓料理セミナー最終日でした。4月から今週まで約3ヶ月の間に何回か集まり、セミナー前半は担当者が北韓の食をめぐるテーマで発表をし、後半は北韓発行の料理本から北韓料理をいくつか選んで実際に作りました。

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↑ 海老のサラダ

今週から7月に入るため一旦セミナーはお休みになります。宮中料理研究院では7月に入ると宮中料理夏季短期特講が始まり慌しくなるからです。けれども今回実験的に始めた北韓セミナーは中々評判が良かったので、また秋に復活させるかもしれないそうです。

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↑ きゅうりのオードブル

私がこのセミナーに参加したのは、もちろん自分が北韓郷土料理講師ということもありますが、やはり故郷について色々知りたいという気持ちからでした。特に北韓地域は得られる情報が非常に制限されてしまう地域です。だからこそ、この機会にしっかりと勉強したいと思ったのです。

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↑ 肉料理

セミナー全体を振り返ってみると、北韓の食に対して色々知らなかった知識を得ることもでき、中々興味深いものがありました。けれども残念な点としては、北韓料理の中にはとても素朴な味わいでありながら、なかなか美味しいものもあるのですが、やはり派手さがないためパーティー料理や料理教室には向かない料理が多かったことでしょうか…。

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↑ 魚の料理

ところで本日最終回のセミナー発表者は、締めくくりということもあって宮中料理研究院の院長・韓福麗氏でした。そして発表テーマも彼女自身が2000年の南北頂上会談の時に国から招聘されて北韓に行き、韓国の代表として北韓の要人たちに作った晩餐会料理をめぐる思い出話を聞かせて頂きました。この南北頂上会談をめぐる話は以前もこのブログで紹介したことがありましたが、今回の話の中心は主に2000年当時、どのような経緯で韓国側の晩餐メニューを決定していったか…という具体的な話でした。

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↑ カボチャ粥

中々面白い話もありましたので、発表の詳しい内容については明日ご紹介したいと思っています。また後半の調理実習では、彼女が実際に北韓に出向いた時に作った晩餐会のメニューの一部を再現しました。全部を再現することは時間の制約上できなかったのですが、全メニューのレシピを公開して頂けたので、いつか時間があったら是非全メニューに挑戦してみたいと思っています。

北韓料理0703-01
↑ 春雨料理などなど~。ちなみに料理の詳細についてはまた次回にお話したいと思っています。

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韓国文化体験教室②

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↑ 今回は前より人数が増えて11名の学生さんと1名の助教さんで12名の訪問です!!今回は11名全員が中国人でした。

本日は建国大学語学堂の留学生たちが韓国文化体験教室にやってきました。前回(韓国文化体験教室①)の時した約束どおりに、今回は自宅の方に招いてチャプチェやトッポッキなどの簡単な韓国料理を振る舞いました。留学生たちは、いつも食べている料理よりも辛くないのに美味しい…と言って、喜んでくれたので、とても嬉しかったです。

韓国文化体験0702-02
↑ 今回は男性の参加者も沢山いました~

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↑ 皆、楽しそうに沢山食べてくれました~

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↑ かなりの大人数だったため、応援を頼みました。手伝ってくれてどうも有難う~

食事の後は、いよいよ手まりを作ります。皆、最初は慣れないようでしたが、しばらくするとすぐにコツを飲み込んだようです。

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韓国文化体験0702-06
↑ 男の子も女の子も一生懸命です。皆20代でこれから韓国の大学や大学院に進学する予定なんだそうです。今日、建国大学のデザイン科に見事合格した人もいたそうです。

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↑ 男の子もかなり手先が器用です。「このてまりをどうするの?」と聞いたら、「彼女にプレゼントしようかな?」ですって…。ほほえましいですね。

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↑ 色々なことを話ながらも集中してやっています。語学堂5級の上級クラスなので、韓国語はとても上手で意思疎通に何の問題もありませんでした。ちなみにクラスに日本人はどのくらいいるのか?と訊ねてみたところ、1~6級まで1クラス15名で2クラスずつあり、そのうちどのクラスにも大体1~3人ほどいるそうです。中国人はどのクラスも半分以上いるそうですが…(苦笑)。

韓国文化体験0702-12
↑ 上手にできましたね!!

韓国文化体験0702-14
↑ 前回も生徒たちを引率してくれた助教さんが…

韓国文化体験0702-13
↑ 大きなスイカを2個も差し入れてくれました!!

韓国文化体験0702-15
韓国文化体験0702-16
↑ せっかくの差し入れなので、皆で食べました。甘くてとても美味しいスイカでしたよ。

韓国文化体験0702-17
↑ ラストスパートです~。皆、お喋りも段々少なくなりましたが…

韓国文化体験0702-20
↑ 見事、全員完成です!!いかがですか??とても上手にできていますよね??

韓国文化体験0702-18
韓国文化体験0702-19
↑ この後は学生たちとの撮影会のように…

今回も留学生たちが楽しい思い出を作れるようにと思いながらやっていましたが、皆、帰り際口々に「とっても楽しかった!!」と言ってくれたのでホッとしました。これから韓国で進学していく学生さんたちですが、頑張って夢をかなえて欲しいと思います。

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[ 2012/07/02 10:49 ] 韓国文化体験教室 | TB(0) | CM(0)
プロフィール

ダムル工房

Author:ダムル工房
日本人ゴーストライターが書く李賢淑先生の徒然雑記。

問い合わせメール先
damurukobo.pojagi0309@gmail.com
※「docome.ne.jp」のメールアドレスでは、何故かこちらから返信ができません。申し訳ありませんが他のメルアドから問い合わせして下さい。ご協力宜しくお願いします。
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