ポジャギと伝統料理の文化散策

ソウルの大学路で伝統工芸工房・ダムル工房を経営し、韓国宮中飲食研究院の郷土料理講師でもある李賢淑先生が毎日の生活のなかで感じた徒然雑記を日本語で紹介します。(たまに…、いや最近は結構な頻度でゴーストライターのダムル工房日記になることも…苦笑)

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北方の郷土料理③

実習準備中の韓福麗氏
↑ 勉強会後の調理実習の準備をする韓福麗氏

恒例の北韓料理研究会が先日ありました。今回のテーマは「北韓の言葉」でした。韓半島(朝鮮半島のこと)が分断されてからもう60年近い月日が流れてしまいました。この間南北間では互いに違う体制を維持して来たため、生活環境だけでなく、意識構造にも多くの違いが出来てしまいました。

ビビムククス
↑ ビビムククス

その中でも特に民族的な精神の基盤になる言語までもが南北で大きく違って来ているようです。互いの言葉が持つ用語の基本概念や表現方法も異なり、元は同じ民族だったことを考えると残念だとしかいいようがありません。

あさりの玉子蒸し
↑ あさりの玉子蒸し

言語は人間社会の中で絶対的な支配をつかさどるものなので、この言語の異質化は自然に変化したというよりは、人為的な原因がより大きいと言われています。もちろん韓国社会も短期間で急激に変化したので、韓国の言語にも変化はあるでしょう。けれどもより根本的な原因としてはやはり北韓の言語政策にあるようです。

小豆チヂミ
↑ 小豆のチヂミ

北韓では言語を最も重要な文化要素だと考え、ここからアイデンティティーを確保するため、強力な国家主導の言語政策を行っていると聞いています。1954年以降は発音通りに表記し、発音しなければいけないという原則も作られ、文法体系も韓国とは随分違ってきているようです。

開城醤餅
↑ 開城醤餅

開城醤餅完成図
↑ 開城醤餅完成図

食に関する言葉も沢山の違いを見つけられます。もちろん、一応北韓の言葉でも文脈から推測すれば分からないこともありません。けれども随分違ってしまったな…というのが偽らざる気持ちです。

呼び方違うアサリと玉子
↑ 北韓と呼び方が違うあさりと玉子
※あさりを指すバスレギ(바스레기)は北韓の言葉で、韓国ではバジラク(바지락)といい、玉子を指すタルアル(닭알)は、タルギャル(달걀)になります。

発表を聞きながら、少々気落ちしてしまいましたが、その後は恒例の北韓料理の実習も行いました。今回のメニューは昨日お話した冷麺の1つであるビビムククス(비빔국수;混ぜソバ)、それからバスレギタルアルチム(바스레기닭알찜;あさりの玉子蒸し)、パッチヂム(팥지짐;小豆のチヂミ)、ケソンチャントッ(개성장떡;開城醤餅)などです。韓国料理とはまた違う味わいなので、また機会があったら皆さんに作り方を説明したいと思っています。

せっせと料理
↑ 気を取り直してせっせと料理

(幽のつぶやき)
現在ポジャギ短期修行中、Jun氏のソウル訪問第一の目的は、「とにかく忙しい日常からしばし離れてノンビリと骨休めすること!!」と聞いていたのですが…。

JUN氏、頑張ってるよぉ~
↑ すっごい集中力…。ノンビリしているようには見えません…。

何だかすごい集中力を発揮して、かなりのペースで作品作ってるんですけど??骨休み…というより、完全な体育会系の修行だよ??ソレ!!

2日でこんなにも~
↑ 2日で3つも作ってるよ??

何とたった2日間で韓国伝統模様30種の壁掛け、3個完成させています!!皆さん、何だか凄すぎるんですけど…。Jun氏~、骨休め、忘れてない??(苦笑)

李先生は自宅の壁掛けにぃ~
↑ ちなみに韓国伝統模様30種はこのように加工して壁掛けなんかにもできます~。李先生は自宅の壁にかけてましたぁ~。


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冷麺の話

又来屋の冷麺
↑ 北韓料理の店「又来屋」の冷麺

もう3月も終わるというのにいつまでも寒い日が続きます(昨日はちょっと暖かくなりましたが…)。このような寒い日が続くと、冷麺が食べたくなります。私の子どもの頃は、家ごとに冷麺専用の器具があるほど、みな冷麺をよく食べました。そして、たまに東大門にある「又来屋(우래옥)」という店に行き、壁に掛けられている「大同江(대동강)」の絵を眺めながら、北韓式冷麺を食べて昔を思い出し、故郷を懐かしんだりしています。
※大同江は北韓の平安南道にある大きな川です。

又来屋の店内
↑「又来屋」の店内

冷麺と言えば、李圭景(이규경)という18世紀の人物が書いた『五洲衍文長箋散稿(오주연문장전산고)』物産辨證說(물산변증설)の中に「平壌は“甘紅路冷麺骨董飯(감흥로냉명골동반)”が有名だ」という記録が残されています。
※「五洲衍文長箋散稿」とは当時の百科事典のような本であり、甘紅路は朝鮮時代の三大名所と言われた場所です。

又来屋のお品書き
↑「又来屋」のお品書き 

また北韓で発行された『朝鮮の民俗伝統』という本にも、平壌冷麺のスープをトンチミ(동치미)と肉だし汁で作るという、2種類の調理法を紹介しています。そして咸鏡道冷麺になるとジャガイモ澱粉のスープに牛肉、豚肉、鶏肉を使い、海が近い地域の冷麺になると、カレイ(가자미)やエイ(홍어)などの刺し身を乗せた冷麺もあります。これはフェククス(刺し身麺;회국수)と呼ばれることもありますが、このようにひとくちに冷麺と言ってもその作り方は様々です。
※トンチミは唐辛子が入っていない汁物キムチです。

平壌麺屋の冷麺
↑ 今はもうない大学路の冷麺専門店「平壌麺屋」の冷麺…
※牛肉ベースのスープが私好みですっごく好きだったのにぃ~(泣)。幽は李先生とは違って、暑い夏になると冷麺が食べたくなるのです!!今年の夏は何処の冷麺屋行こうか困るよなぁ~。

他にも様々な麺類を使った冷麺料理もあります。朝鮮時代後期の文臣、洪錫謨(홍석모)は『東國歲時記(동국세시기)』(1781~1850)で、ソバ(메밀국수)に大根のキムチ(무김치)、白菜のキムチ(배추김치)、豚肉の茹でたもの(편육)で飾り付けたものを水冷麺(물냉면)と記しています。さらに骨董麺(골동면)と呼ばれるものもあります。これはチャプチェ(韓国春雨;잡채)、梨(배)、栗(밤)、牛肉(소고기)、豚肉(돼지고기)を細く切ったものを油で炒め、しょう油で味付けした具材を、ソバのうえに乗せるという料理です。

北韓料理の店「平家屋」
↑ ここも江南で有名な北韓料理の店「平家屋」

骨董(골동)という言葉は、もともと羅ブヨン(나부영)という中国の老人に由来があります。この老人が色々な材料を一度に混ぜて煮た料理を骨董汁(골동갱)と呼んだそうです。そこから骨董(골동)という言葉に「色々混ぜ合わせる」という意味が含まれるようになり、骨董麺(골동면)へと派生していったようです。骨董麺は現在ではビビムネンミョン(비빔냉면)と呼ばれることが多いです。あるいはビビムネンミョンが美味しいと評判であった北韓地域の地名を付けてハムフンネンミョン(咸興冷麺;함흥냉면)とか、ハムギョンネンミョン(咸鏡冷麺;함경냉면)などと呼ばれることもあります。

北韓式のビビムククス
↑ 北韓式のビビムククス(비빔국수)

大学路コルトンミョンの店
↑ 大学路には「골동면(骨董麺)」という名前の店もありますぅ~

朝鮮時代後期の王たちも冷麺が大好きでした。特に高宗皇帝は冷麺が好きで、大漢門の外にある麺の店から配達させ、豚肉や梨、松の実を乗せた冷麺を作らせました。けれども高宗は、大の梨好きだったらしく、麺の上に山のように梨を盛らせて、中の麺が見えない冷麺を食べた…という記録も残っています。
※大漢門は徳寿宮の大門のことです。

「宮中宴路への招待」展
↑ 宮中料理研究院「宮中宴路への招待」展
※この展示会で高宗が好きだったという梨いっぱいの冷麺を見たんですけど、写真を撮らなかったみたいです…(泣)。肉料理の写真はいっぱいあるのに…(苦笑)。もしかして一緒に行ったsono氏、写真撮ったりしてません??

日本でも1954年に咸興冷麺が盛岡市に伝えられ、盛岡冷麺という料理になりました。今では東京でも盛岡冷麺を食べられる店ができるほどの人気料理だと聞いています。このように冷麺は様々な種類があり、現在でも多くの人に好まれる料理になっています。

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会食会レポート②

Jun氏こんにちは
↑ Jun氏~、ひさしぶりぃ~。

幽です!!春の訪れとともに、ダムル工房にも日本人生徒さんが続々と訪問しています!!昨日にはSY氏の短期ポジャギ留学に引き続き、鳥取県のJun氏がポジャギ修行にやって来ましたぁ~!!Jun氏はダムル工房の中ではかなり古参のお馴染みさんですけど、ここ数年は夏のバカンス要員となっており、なかなか腰を据えてポジャギができなったそうなんです~。

会食会のメニュー
↑ 会食会の食卓~

でも今回のソウル訪問は色々な伝統工芸に挑戦!!とばかりに、ポジャギだけでなく韓紙工芸などにも挑戦するとのこと…。皆さん、本当に充実したソウル滞在をされてますねぇ~。

プルコギ
↑ メインのプルコギ!!

しかし、やはり本格的なポジャギ修行の前に、腹が減ってはいくさはできぬ…ではありませんが、Jun氏も李先生宅に招かれ、さらに休日の幽もちゃっかり便乗して会食会です~。

マンドゥクッもあるよ
↑ マンドゥクッもあるよぉ~。

今回のメニューは、サムパッ(쌈밥)、プルコギ、各種野菜のナムルにマンドクッ(만두국)でした!!サムパッは確か5~6年前に何かすごいブームがあったように記憶していますが、最近は以前ほど見なくなりましたよね??サムパッとはものすごい多種類の葉野菜に、肉や魚、ご飯、おかずなどなど何でも巻いて食べる料理です…。たしか「ウェルビーン」って言葉が流行った時に、やたらサムパッの店が乱立してましたが、つまりとてもヘルシーで健康的な料理です。

何でも巻いて食べるよ
↑ 何でも葉野菜に包んで食べます~

今回は色々な葉野菜にプルコギやキムチやご飯を巻いて、美味しく頂きましたぁ~!!Jun氏も「こんな野菜初めて~」と、李先生に韓国人らしい食べ方だ…と褒められながら沢山食べていました。もちろん、幽も日ごろの野菜不足を解消とばかりに、2人とも言葉少なになるほど集中して食べていました…(苦笑)。

定番のデザートだよ
↑ もちろん定番のデザート水正果と韓菓も~

そして食後はもちろんダムル工房へ行って、本格的なポジャギ修行です。確かに、ここ数年のJun氏はなかなか落ち着いてポジャギに専念できなかったかもしれません。けれども日本でパッチワークやリボン刺繍などなど、手工芸はずっと続けているので、始めるとすぐに勘を取り戻したようです。

Jun氏のキルト作品とリボン刺繍
↑ Jun氏、お手製のキルト作品とリボン刺繍~

しばらくするとharu氏もダムル工房へやって来て、日本人が沢山です!!そこにさらに梨花マウルの壁画探索に来たというお母様と今年から高校デビューというキュートな女性2人組が、坂を上ってきて偶然見つけたダムル工房を訪問…。ポジャギ部屋に日本人が5人に李先生1人という、もの凄い日本人密度が高い1日でした…。いやぁ~、春になったからなのか、日本人観光客多いですよねぇ~。

熱心に修行中~
↑ 真剣に取り組んでます~

東京から来た親子連れは、お母さんが88年から韓国語を勉強しているとのことで、非常に上手な韓国語に先ずビックリ!!そして、それ以上に驚いたのは、今年高校生になったばかりの女の子が何とかというアイドルグループ??(←聞いたけど忘れた…(爆))を好きになって、ネットで色々調べているうちに、かなり上手な韓国語能力を身に付けてしまったことです!!一度も正式に勉強したことがないのにもかかわらず…、ですよ???

haru氏も合流~
↑ haru氏もやって来ましたぁ~

「正式に勉強したことないのに、何でそんなに韓国語ができるの???」と皆で驚くと、お母さんが見ている韓流ドラマや好きなグループの歌、あるいはネット上の交流とかで自然に覚えてしまったのだとか…。さすが…です。やっぱり語学上達は若い人には敵いませんネ…(苦笑)。

すぐ打ち解けた二人
↑ お互い初対面とは思えないくらい…。やっぱり同じ趣味を持つもの同士、話が弾むんですかね??

昔アニメや漫画が好きで、日本語がペラペラになった韓国人学生のように、これからは好きな韓流アイドルのおかげで、韓国語がペラペラな日本人学生が増えるのでしょうか??本当に世の中変わりましたよね…。(親子連れの写真を撮り忘れてしまいました…。くっ、残念…。)

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韓国糸の手まり

インドの糸で作った手まり01
インドの糸で作った手まり02
↑ インド製自然染色の絹糸で作った手まり「三羽根」と「菊花」

手まりを習っている生徒さんの一人、崔ウンスク氏にインド製の染色絹糸を頂いたため、この糸で手まりを作ってみました。普段使っている糸と違い、太さが均一ではないので少々骨が折れましたが、いつもとは味わいが違う手まりを作ることができました。

インドの絹糸
↑ 崔氏が3年前、コエックスで開かれた『世界染色展示会』で購入したインドの絹糸

日本でよく使われる手まり絹糸
↑ 日本の手まり作家が多用する織手縫糸

私は約40年間、手まりを作る時の糸はフランス製の刺繍糸か、日本のリリアン糸を使って来ました。何故なら、この2つは色数がとても多くて自分のイメージどおりの手まりが作りやすいという特徴があったためです。

よく使うリリアン糸
↑ 今まで一番多用した日本のリリアン糸

リリアン糸ほどいて使用
↑ ほどいて使います…

もちろんフランス製の刺繍糸はとても細くて、その分沢山かがらなくてはならない…という欠点もありますが、仕上がりの決め細やかさには群を抜いたものがあります。またリリアン糸はその独特な光沢が華やかな仕上がりの手まりになります。
(↑以前幽は、日本手まり作家の第一人者である尾崎敬子先生にお会いできる機会がありました。その時に糸の選択についてお伺いしたことがあったのですが、尾崎先生の流派ではフランス刺繍糸やリリアン糸をほとんど使わないとのこと…。不思議に思って理由を聞くと、フランス刺繍糸やリリアン糸では100年以上経つと色が変わってしまうから…とのこと。100年単位で考えるスケールの大きさに本当に驚き、手まり世界の奥深さに感心した経験があります…。)

フランス刺繍糸
↑ フランス刺繍糸

けれども、昨年あたりから、より韓国らしい手まりができないだろうかと思案して、韓国の明紬糸を使った手まりに挑戦しています。いくつか試作品を作っていますが、今までのフランス刺繍糸やリリアン糸で作ったものとはまた違う、韓国の天然色が持つ独特の風合いを持った手まりが出来ました。

韓国の糸
↑ 韓国の明紬糸

ただ目下の悩みとして、韓国の明紬糸は天候や湿度に非常に左右されやすく、全く同じ色の糸を安定的に購入することができません。同じ色を注文しても毎回微妙にその色合いが違うのです。韓国の糸で作品をつくり始め、途中で糸がなくなってしまった場合に、他の糸のように完全に同じ色の糸を手に入れるのが非常に難しいという最大の欠点のため、今までどうしても使うことが出来なかったのです。

韓国のまゆ
↑ 韓国の絹糸を作る繭

けれども長く手まりを作ってきて、次第にこのような弱点を克服、あるいは最大限に利用することで、何か新しい韓国の手まりが生まれないだろうか…と考えるようになりました。これからは、この最大の短所を克服する方法を探すためにも、韓国の明紬糸を積極的に使って作品づくりをしていきたいと思います。

(幽のつぶやき)
李先生にインドの自然染色糸をプレゼントした崔ウンスク氏が、かわいいポジャギ製品を沢山つくって見せてくれました!!ダムル工房では最近手まりばかり作っているのに、いつこんなにポジャギ製品を作る時間があるのでしょう??ビックリです…。

崔氏がつくったミニ針山
↑ ミニ針山(?)がたっくさん!!

崔氏のキーホルダー01
↑ 大体1.5~3cm程度で小さくてキュートです!!

このミニ針山(?)は大きいものでも、直径3センチ、小さいものは1.5センチくらいで、モビールの装飾品やヘアピン、冷蔵庫のマグネットなどに加工できそうだね??と、他の生徒さんと話していましたぁ~。

崔氏の作ったキーホルダー03
↑ チョガッポ・アクセサリーも沢山!!一体どれくらいの時間が??

こちらのチョガッポ・アクセサリーもシックな色合いが素敵…。色合い的には日本人好みじゃないんだろうか??最近スマートフォンが台頭して来た結果、携帯ストラップやキーホルダーが売れなくなってきているそうですが、このアクセサリーは鞄などに付けてもいいかもしれないですよね…。

崔氏のキーホルダー02
↑ 端切れでつくったキーホルダー

洋服や小物を作った残りの端切れを余すことなく使ったら、こんなに大量にできてしまったそうで、まさに閨房工芸の精神!!って感じですかね…。しかし、俗物の私はこんなに沢山作ってしまったら、後は売るだけ??フリーマーケットで出店できそう…、そしたら1個いくらくらいで売れるのかなぁ~などと考えてしまいました。

崔氏の作ったキーホルダー04
↑ こんな形もありますよ…。

崔氏が弘大のフリマに出店したら、楽しそうなので売り子として手伝うのにぃぃ~!!と思ったら、土日は仕事だった…。く、くやしい…(苦笑)。


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[ 2012/03/28 10:16 ] 手まり | TB(0) | CM(4)

料理教室レポート

料理完成写真
↑ 完成した料理をテーブルに…

幽です!!先日行われた料理教室についてレポートします~!!

料理教室の生徒さんは、福岡からいらしたNさんです!!今までにも釜山を中心に韓国料理を色々習ったとのことですが、今回は李先生から北韓料理を学びたいと受講されたそうです~。そのためメニューは典型的な北韓料理ともいえるオンバン(温飯;온반)、ヘンジョク(梓炙;행적)、タルレキムチ(ヒメニラのキムチ;달래김치)の3品でした。

温飯01
↑ 温飯の材料(鶏肉、緑豆、キュウリ、しいたけ)

先ずはオンバン(温飯;온반)です。温飯はご飯にゆでた鶏肉、キュウリとひき肉の和え物、しいたけの炒め物、緑豆のチヂミなどを載せ、チキンスープをかけて食べる料理です。唐辛子を全く入れない料理で、日常的な韓国料理の中ではクッパ(국밥)が一番近いでしょうが、味はとてもマイルドです。

ノクトゥチヂミ焼き
↑ 緑豆だけで焼いたチヂミ(他の材料は入れません!)

この温飯には北韓地方で伝えられてきた逸話があるそうです。平壌地方に愛し合う官家の下人男女がいたのですが、男性が無実の罪によって監獄につながれます。女性はとても悲しみ、その哀れな姿を見かねた調理係の女性が、監獄で食べることができない温かい料理を男性に差し入れることを提案します。そして持って行きやすいようにご飯とおかずとスープを別々にして、食べる直前に温かいスープをかけるように工夫しました。

温飯02
↑ ご飯の上に具材を載せる

汚名を晴らして戻って来た後、その美味しさが忘れられない男性は、女性との結婚式の時にこの温飯を出席者に振舞ったそうです。それ以来、平壌地方では結婚式の時にこの温飯を食べるようになったといいます。ちなみに南韓地方では、結婚式の時、富裕層はご飯(밥)、庶民は麺(국수)を食べるそうです。

温飯03
↑ ノクトゥチヂミを載せる

2つ目はヘンジョクです。材料はキムチ、ウンパ(움파;ひこばえ葱)、牛ひき肉で作ったチヂミのことを北韓地方ではこう呼んだそうです。南韓のパジョン同様に、雨が降った時や、祭祀・名節の時などに、北韓地方の人が日常的に食べた料理だそうです。

温飯04
↑ 最後にチキンスープをかけて「温飯」完成~

3つ目はタルレキムチ(달래김치;ヒメニラキムチ)です。少し酸っぱくなった白菜キムチにヒメニラを入れて、酢(バルサミコ酢でも可)だけを入れます。発酵が進んだキムチ独特の味をヒメニラが打ち消してくれて、また新しい味を楽しめる簡単料理です。

タルレキムチ材料
↑ タルレキムチ材料

タルレ(달래;ヒメニラ)は、韓国で五身菜(오신채)のひとつと言われています。五身菜とは精力がたくさん付く5つの野菜という意味で、その効果は僧侶の修行精進の妨害になるほどなんだとか…(←僧に精力が付きすぎると色々な問題が出るため…)。ちなみに他の4つはニンニク(마늘)、ニラ(부추)、ネギ(파)、ツルバ(무릇)だそうです。

タルレキムチ完成図
↑ タルレキムチ

今回の料理教室は李先生とマンツーマンで、3時間程で終了したとのこと。もちろん作った料理は試食して帰りました…。後で生徒さんに感想を後で聞いてみたら、いつも習っている韓国料理とは違う味わいで、とても興味深く、美味しかった…、また李先生が1対1で料理の時代背景や逸話、あるいは何故こうするのが良いのか??などの生活の知恵も色々教えてくれたことがとても勉強になったそうです。そして、とても密度が高い贅沢な時間を過ごすことができて嬉しかった…と話して下さいましたぁ~。一方、李先生にも感想を聞いてみたところ、もともと料理をよくやる生徒さんだったので、非常に手際がよく、スムーズに教えることができて楽しい時間を過ごせた…とのことです。

試食タイム
↑ 試食タイムです~

ちなみに幽は、この料理教室には仕事のため、参加できませんでした。けれども当日の夜、仕事が終わった後に、李先生宅にお呼ばれしてしっかりご相伴に預かりました…。ご馳走さまです!!!試食の感想としては、3品のうちどの料理も、普段韓国の日常生活で食べる料理とは味わいが違い、マイルドで日本人にピッタリの料理だな…と思いましたぁ~。そのため李先生にお試し料理コースリストに、この温飯も入れればいいのに…と提案しておきました。李先生としては、北韓料理にこれだけ需要があると思っていなかったので、再度お試しコースリストを北韓料理も含めて作りなおそうか…と考えているそうです~。

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韓国の婚約儀式②

李先生所有の凾
↑ 凾(함;着物や品物を入れる大型の箱)
※李先生が本当に使用したお嫁入り道具の凾だそうですぅ~。

結婚式の日取りが決まると、次は封采(봉치)の儀式です。これは婚書(혼서)と采緞(채단)という赤や青の絹織物と一緒に、凾(ハム;함)という大型の箱を男性の家から女性の家に送る儀式です。この箱は赤や青の色糸で結ばれ、この独特な結び方を同心結(동심결)と言います。

同心結の結び方
↑ 同心結の結び方

凾(ハム;함)の中身には色々な物が入れられています。箱の一番下には韓紙を敷いて四隅に赤い紙に包んだ磨粉香(마분향)を置きます。そして東西南北を意味する巾着(チュモニ;주머니)を入れます。

采緞褓
↑ 采緞褓  

黄色の巾着は真ん中に置き、中に黄色い豆を入れます。これには尊い身分になって欲しいという意味が込められています。東の位置には青色の巾着を置きます。この中にはもち米を入れ、忍耐力を持って生活しなさいという願いを込めます。

オバンチュモニ
↑ 五方巾着(오방주머니) 

南には赤色の巾着で、中には小豆を入れます。赤色は厄災を払うという意味が込められます。西は白色の巾着です。この中には綿花の種がついている綿を入れ、子孫繁栄、多くの子どもが授けられることを願います。最後の北には黒色の巾着です。中に黒い香木を入れ、純潔を象徴させます。

婚書紙褓と婚書
↑  婚書紙褓(혼서지보)と婚書

これら巾着の上に采緞(채단)を入れ、内容物と数量を書いた目録封筒と婚書紙褓(혼서지보)に婚書を入れたものを載せ、蓋を閉めます。凾に入れた巾着は子どもが生まれて、1年後のお祝いの時につくるトルティ(돐띠;赤ちゃんの腰紐)を作る時に使用します。

トルティ①
トルティ②
↑ トルティ

凾を受け取る側の女性の家では、先祖に報告するために餅を供えます。その祖膳は、まず膳の上に赤い布を敷きます。そして、その上に封采餅(봉치떡)と呼ばれる餅を鉹(시루;餅を蒸す時に入れる丸い器)に入れたまま置きます。最後に青色の布で覆ってから供えるのです。

凾褓
↑ 凾褓(함보;ハムを包むポジャギ)  

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韓国の婚約儀式①

工房のペンキ塗りなおし①
↑ 天幕に続き、ダムル工房が入る建物のペンキ塗りをしました!!寒い中、1日で完了~。お疲れさまです。

工房のペンキ塗りなおし②
↑ 綺麗に塗り替えました…。
(幽談)SY氏がいうように、空中美術館プロジェクトに参加して壁画描いてもらえればいいのにねぇ~(笑)

昨日は久しぶりの雪が降り、ソウルはまた冬に戻ったような寒さです。今年の春は例年に比べると到来が遅いような気がしますが、毎年同じことを言っているような気もします…。早く暖かくなるといいですね。

暖かくなって来ると韓国でも結婚式が増えてきます。南山にある韓屋村でも日曜日は韓国伝統婚礼式のデモンストレーションが行われ、とても華やかな婚礼式を見ることができます。けれども今回は、韓国伝統婚礼式でも中々見ることができない結婚前の婚約儀式の手順について、2回に分けて話してみたいと思います。

新婦の図
↑ 韓国の新婦

昔の婚礼は先ず結婚適齢期の男女がいる各家が結婚の打診をするところから始まります。これはホンダン(혼담;婚談)といいますが、男性側からメシ(매씨;仲人)を通して求婚をし、女性側はこれに対して同意か拒絶の返事を返します。婚姻に同意した場合は許婚書(허혼서)を送ります。

四柱書
↑ 四柱書と四柱褓

婚約が成立した後は、新郎の四柱(사주)を書き、新婦側に納采(납채)します。男性の四柱を受けた新婦側の家では、男性の四柱を元に婚姻の日取りを決めます。これを澤日(택일)といいます。

明日はその後の続きを書きます。

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『胸背と枕装飾』展へ

展示会入口の写真
↑ 雲峴宮・展示会場の入口

2012年3月13日~31日まで、雲峴宮で行われている『胸背(흉배)と枕装飾(베갯모)』展へ行ってきました。
※幽たちは偶然お昼時間に行ったのですが、正午~1時までは入口の担当者がお昼休みのため、700ウォンの入場料が無料でした(爆)!!日本でもこういう所あるのかな??なんかお国柄が表れていますよねぇ~(苦笑)

展示会の様子
↑ 展示会の様子
(作品の写真は撮れませんが、見ごたえのある作品が多数ありました!)

胸背(흉배)とは、丸や四角の形に様々な紋様を刺繍し、官服の胸や胴につけるものです。官服に胸背をつけるようになったのは端宗(단종;在位1452~1455)の頃からだといわれています。王と王世子の平服である袞龍袍(곤룡포)には、龍を刺繍した胸背を胸や胴、両肩に飾ったそうです。

展示会の図録
↑ 展示会の図録
(1冊3,000ウォンで販売です!32pに展示品の解説が韓国語・英語・日本語で併記されているので、これはお徳かも…)

他にも百官の胸背も官品によって様々に決められ、胸背を見るだけでその人の地位が分かるように配慮されていました。けれども時代が下るにつれ、徐々に簡略化されていくことになります。

枕装飾(베갯모)は、韓国枕の両脇につける刺繍などの装飾のことを指します。四角のものは男性用のもので、女性用は丸いものです。枕装飾の刺繍は「夜」「寝」「夢」などを象徴する浪漫的で情緒が表れた紋様が多いのが特徴です。

韓国枕と布団
↑ 韓国枕と布団

人生の3分の1は寝ていると言われることから分かるように人間にとって睡眠は重要な位置を占めています。そのため、韓国でも寝るときに必ず必要な「枕」に関する故事成語が沢山残されています。例えば「孤枕単衾(고침단금)」と言えば、旦那をなくして、淋しい夜を過ごす女性のことを指しますし、「高枕安眠(고침안면)」と言えば、平穏な人生の象徴です。他にも「高枕肆志(고침사지)」は高い枕を使って好き勝手に振舞うこと、「高枕短命(고침단명)」は高い枕で寝れば早死にする…などなど、枚挙にいとまがありません。

韓紙の枕
↑ 韓紙製の枕

また子どもの枕には粟や黍などを入れて作り、ある地方では誕生後100日になると枕に入れていた穀物を取り出して、餅を作って食べたともいいます。

韓紙枕の頭を置く部分
↑ 韓紙製の枕の首を置く部分(ちょっと痛そう…)

枕の材質も布だけではなく、木製、韓紙製、陶製、螺鈿製、象牙製などなど色々あります。これは硬い枕で寝れば健康によいと考えられていたからです。寝ながら首の後ろや頭を刺激することで、うなじを流れる気の通り道を円滑にしてくれるのだそうです。

(幽のつぶやき)
約1週間の短期ポジャギ留学を終えたSY氏、お疲れさまでしたぁ~。昨日、金曜日のソウルは久しぶりに冷たい雨が降り、真冬に戻ったかのような天気でしたが、無事に到着できたでしょうか??

柴田さんスローガーデン
↑ 今回行けなかったスローガーデン…。また今度行きましょうね!!

李先生から山ほど宿題をもらったそうで(苦笑)、この分だとまた近いうちにお会いできそうですね??皆さん、本当に熱心で幽はいつも感心しています!!

柴田さん差し入れ道具箱
↑ SY氏~!!雑然とした工房の道具箱を見かねて(?)、急遽組立式の道具入れを差し入れてくれたそうですね??昨日、見せてもらいましたが、随分お道具が整理されていました…。李先生が有難うって伝えてくれって言ってましたぁ~。
では、またいつか!!(^0^)/~


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[ 2012/03/24 10:25 ] ポジャギ 展示会報告 | TB(0) | CM(0)

針仕事の効用

スプーンが汚れたら
↑ 韓国製のスプーンが汚れてしまったら

私が手まりや閨房工芸を40年程前に始めたばかりの頃は、針仕事をしない、させようとしない…という風潮でした。何故なら、当時はまだ韓国社会も貧しく、針仕事などをさせれば、子どもが貧しくなってしまう…と考えていたからです。

綺麗なスプーンに
↑ アルミホイルに包んで鍋で煮れば綺麗になります~

あれから何十年も経ち、韓国社会も大きく発展して豊かになり、心のゆとりも出てきたからなのか、数年前から韓国人の中にも手まりやチョガッポなどを習いたい…という女性が本当に増えて来たようです。そして学校教育などでも、針仕事に対して再考がなされたのか、私も学校の課外活動に呼ばれることが増えましたし、問い合わせも増えてきました。そんな中、先日このような記事を雑誌で見つけて、本当に世の中が変わったな…と驚いたのでご紹介したいと思います。

水曜日無料体験講座②
↑ 毎週水曜日に行われる手まり1日無料体験講座に参加の皆さん

若者に針仕事や編み物をさせると、いくつかの点で以下のような効能が期待できるとのこと。先ずは針仕事の特徴として…   
1)針仕事は個人的な活動であると同時に社交的な活動である。
2)針仕事はゲームと同様に技術が必要な趣味である。
3)難しい段階に挑戦していき、作品を完成させれば大きな達成感が得られる。
4)自分の個性をはっきり視覚的に認識できる。
…などが挙げられます。

水曜日無料体験講座①
↑ 水曜日のてまり1日無料体験講座(材料費は別途必要)

そのため自我が強調されてくる10代の若者が手工芸品を作るという作業は、自分独自のアイデンティティーを明確な形として残せることから、賢いながらも創造力豊富な方向へ向かわせる方法のひとつとして有効だというのです。

ウンパ
↑ 家で育てているウンパ(움파;ひこばえ葱)
冬の間に買った葱を植えて育てたらこんなに大きくなりました。

そしてその結果、得られる効能として
1)針仕事は集中力を形成し、注意力散漫を緩和することが期待できる。
2)針仕事は創造力や思考力も養成できる。
3)針仕事は数学能力・運動能力も強化できる。
※運動能力って手先が器用になるってことかな??(幽談)
…などが考えられるというのです。

ウンパパジョン
↑ 先日のhyanri氏とSY氏の会食会の食卓にもパジョンとして使いました~

韓国では初等教育において、針仕事をする機会がかなり限られていますが、最近、韓国で注目を集めている代案学校採用のドイツ・バルトループ(Waldorf)式教育では、小学校の段階から針仕事を非常に熱心に教えるそうです。また、隣の日本でも小学校4学年になると裁縫道具をひとりひとり学校で準備し、それをずっと使い続ける人もいるそうですね?韓国でも確実に変わって来ていると感じることもありますが、それでも閨房工芸に長年携わってきたひとりとして、針仕事の楽しさを積極的に伝えていく責務を感じています。

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北方の郷土料理②

解説する韓福麗氏
↑ 研究会後の調理実習の準備をする韓福麗院長

昨日は第2回目の北韓料理研究会の日でした。今回のテーマは北韓料理の関連資料についてです。

北韓料理の資料本
↑ 北韓料理関係の資料

韓国に住むものにとって、北韓の料理本は簡単に手に入れられるものではありません。何故なら長い間、韓国では北韓の図書に対する規制事項がとても多かったからです。

北韓お粥セット
↑ 実習で作った平壌魚粥セット
[左上から牛肉のジョン(습편포)、チャムナムルのキムチ(前回参照)、平壌魚粥(평양어죽)]

けれども最近になってから、ようやく北韓資料センターで収集している所蔵資料を検索できるようになり、どのような料理本が発行されているのか少しずつ分かるようになってきました。さらに、センターを訪問すれば閲覧も可能になったことで、以前に比べればかなり多くのことが分かるようになりました。

平壌魚粥
↑ 平壌魚粥(玉子入り)
魚粥というと、魚を材料にした粥と思いがちですが、この平壌魚粥は鶏肉を中心として作られているのが特徴です。とても栄養価が高く、真夏の暑い時期にこの熱い粥を食べることで夏バテしない体をつくる効果があるといわれています。

北韓の料理本は紙の質が若干悪いのですが、それでも色々な料理本があります。そしてそれらの料理本を通して、北韓の食に対する現状や言語表現などの違いも分かります。また、料理本の特徴として、国家の方針に沿って、国に認められた料理家たちが作っているものが大半です。けれども料理の種類も多く、料理に対して並々ならぬ研究と努力をしている痕跡を資料から伺い知ることができます。これらの料理本は、おそらく民間企業から各地に派遣された職員たちが現地で実際に食べた料理や、観光地で食べた料理を記録したものであり、それが北韓住民たちの家庭料理の資料になっているのではないかと想像できます。

三色サラダ
↑ 三色ナムル(삼색남새)
※北韓地方ではナムルのことをナムセ(남새)と表現します。

セミナーの中で宮中料理研究院の韓福麗院長が、北韓へ訪問した体験談を話して下さいました。しかし、その時食べることができた料理は、あくまでも特権階級にいる者が口にする高級料理であり、接待用のパーティー料理だけだったそうです。つまり、実際の北韓の住民たちの平凡な料理に接する機会は全く与えられなかったため、現在の北韓料理が実際にどのようになっているのかを知ることはとても難しいとのことです。

(幽のつぶやき)
SY氏の修行成果
↑ 短期ポジャギ修行中のSY氏

今回のSY氏の修行成果、サソンタンポです!!何でも朝から晩まで工房で作業し、さらにホテルに帰ってまで宿題をして2日でここまで完成させたとか…。スゴイ集中力とスポ根並みの頑張りです…。おかげで指の皮がめくれてしまったとか(爆)!!

幽は閨房工芸も体育会系なんだということを、初めて知りました…。やっぱりどんな世界も楽な世界ってないんですねぇ~(汗)。


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会食会レポート

会食会の様子
↑ 会食に招待されたhyanri氏とSY氏

先日行われた会食会についてレポートします。3月18日の日曜日に、韓国のマラソン大会の中で最も大規模な東亜マラソン大会が開催されました。その大会のため、福岡の韓国工房「ぱらんまだん」で色教室の先生をされているhyanri氏が、出場される旦那様の応援でソウルにいらっしゃいました!

haynri氏とその友人
↑ 東亜マラソン応援のhyanri氏とその友人

マラソン友人激写
↑ 幽の友人もたくさん参戦したため、偶然一緒に応援することになりましたぁ~。hyanri氏が幽の友人の一人を激写!!綺麗に撮れてる!!上手いなぁ~。

次の日の月曜日、hyanri氏が李先生に会いに~。そこで、李先生は、現在ポジャギ修行のため短期留学中の日本人弟子SY氏と一緒に、2人を自宅に招待して、会食会を開くことになったのでした!!(ちなみに幽は別件で用事があったため行けませんでした…。残念!!hyanri氏、いつかまたソウルで会いましょうね!!)

会食会のテーブル
↑ 会食会のメインメニューはマンドゥチョンゴル(만두전골;餃子鍋)!それ以外にも沢山の美味しそうな料理がズラッと!!いかにもな韓国の会食風景です(^^)。

チョンゴル(전골)は鍋料理の一種です。よく「チゲ(찌개)」と「チョンゴル(전골)」の違いを聞かれるのですが、両方とも鍋料理です。厳密に区分すれば「チゲ」はひとり用、「チョンゴル」は大きな鍋など、昔は鍋の形状の違いによって名前が付けられていたそうです。しかし最近は両者の境界線が曖昧になってしまい、そんなこともなくなっています…(苦笑)。

ただ韓国人の名前の付け方を見ると、わざわざ「チョンゴル」と名前を付ける場合は、普段の「チゲ」よりちょっと豪華だよ!ってことを言いたいようです(笑)。

李先生談「hyanri氏もSY氏も楽しそうに沢山食べてくれて嬉しかったです。hyanri氏、気をつけて日本に帰って下さい。またお会いしましょう。SY氏、短い期間ですが、色々勉強してソウル生活を楽しんで下さい。」

hyanri氏と李先生
↑ 会食後は記念撮影~。hyanri氏と李先生。下に写っているのはhyanri氏のお土産かな??「よさこい」だし…(笑)。

SY氏とお祖母さん
↑ ちょっと人見知りなお祖母さんが、素敵ないい笑顔!!さすがムードメーカーのSY氏!!手にしているのは、お年寄りにも食べやすい日本のお菓子ですって!

日本のお菓子
↑ 可愛いお菓子ですねぇ~。名前、なんだろ??

柴田氏のお土産
↑ こちらはSY氏のお土産、キッチングッズです。李先生「大事に使います。」

会食後、hyanri氏は短い日程をフルに活用するため目の前にある広蔵市場へ…。目当ての店は見つかったかなぁ~??SY氏と李先生は、他の韓国人のお弟子さんたちが作業するダムル工房へ…。午後は真面目に修行しましたぁ~。

工房でチクチク01
工房でチクチク02
↑ 頑張ってチクチク…。

ちなみに写真に写っている素敵な布製のカップホルダーは、大学路に新オープンしたカフェのものですって!!何でもオープン特別記念のため、全てのドリンクに在庫がある分だけ無料で付けてくれるらしいです!!偶然SY氏がそれと知らずに入って、差し入れてくれましたぁ~。

布製のカップホルダー
↑ 布製カップホルダー

何でもこのカフェは4月14日まで、アメリカンなら1杯900ウォン!!(土日・祝日除外)。幽もひとつもらいに行かなくちゃ~!!まだあるといいんだけど…。もし大学路に行く機会がある方は是非お立ち寄り下さい~。あ、でもオープン記念が終わっても、この布製カップホルダーは1個3,000ウォンで販売されるそうです~。

カフェMYC
↑ カフェ「MYC(마이도시)」外観
(地下鉄4号線2番出口下車、マロニエ公園に沿って歩けばすぐ見つかります!!)

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チョガッポの縫い方技法④

刺繍の枕
↑ hyanri氏と閉店直前の広蔵市場へ行き、そこで見つけた素敵な枕…。素敵!欲しいなぁ~。寝心地は悪そうだけどね…(苦笑)。

夜の広蔵市場
↑ 夜の広蔵市場

幽は広蔵市場の土曜日閉店は平日より早く5時と聞いていましたが、最近暖かくなってきたからなのか、午後6時まで開いていました!でも当然6時になると、さぁ~っと店が閉まり始め、あっという間に方向感覚を失うほど景色が一変します…。閉店後でも店の所在くらい分かるだろ?っと、思い上がっていたら、全く分かりませんでしたぁ~。ビックリです!

東大門の裏通り
↑ 東大門の裏通り…。タクハンマリで有名になってしまった通りです!10数年前まで裏寂れた人通りのない怪しい通りだったのに(15~16年前程に韓国人にここに連れて来られた時は、一体何処へ連れて行かれるの??と不安に思うほどでした…)、今では全店行列ができ、通りは「ここは隅田川花火大会か?」と突っ込みを入れたくなるほどの、歩くのも大変な人混みに…。行列嫌いなので、もうここでタクハンマリは食べられないなぁ~。しかし、昔は韓国人も行列が大嫌いだった筈…。韓国人の意識もここ数年で劇的に変わっているようです…(苦笑)。

さて、本日でようやくこの縫い方技法の最終回です…。いつまで続くのかと思っていたので、ホッとしました(苦笑)。自分自身に知識がなく、翻訳してもイメージが全く浮かばないのは訳していて相当なストレスであることがよく分かりました…。ま、これもいい経験です。今回も訳語がさっぱり分からないものてんこ盛りです…。どうぞご協力宜しくお願いします~。m(_ _)m


11) スムンカムチムポプ(숨은감침법;隠すまきかがり技法???)
斜線と斜線の布、あるいは斜線と直線の布をつなげる時に使う技法です。韓服をつくる時は襟部分を縫うときに使います。

12) ティヌリ(띠늘이;???)
別名コウクルギ(고윽르기;???)ともいいます。縫い代と縫い代を合わせて、両側から交代に縫っていく技法です。この技法で気をつけなければいけないことは、裏返した時、糸目が外に見えないようにすることです。

13) ヌンソプタン(눈섭단;???)
※ちなみに「눈섭」とは「眉毛」のことなんですけど…。
ヌンソプタン前面
↑ ヌンソプタンを前から見た図 

最後の仕上げをする技法のうちにひとつです。モシや薄い布でチョガッポ作品を仕上げる時、モシパル(모시발;モシのつまみ縫い???)を使用した作品を作る時などに、最終的な仕上げとして美しくしまつする技法です。モシパルとはモシ作品の技法のひとつですが、モシの端切れをつなぐのではなく、つまみ縫いで模様を描いて行く技法です。

ヌンソプタン後面
↑ ヌンソプタンを後ろから見た図

14) カサキボプ(가사기법;袈裟技法)
袈裟技法01
↑ カサキボプを使って布をつなげる

仏教の出家僧が着る衣服を「袈裟」といいますが、その袈裟を作る時の特別な技法をチョガッポに応用したものです。殺生を禁じられた出家僧たちが着る衣服ならではの創意工夫に溢れた技法と言えるでしょう。

袈裟技法02
↑ カサキボプを使ったチョガッポ作品

15) マルキボプ(마루기법;床技法)
マルキポプ
↑ マルキボプを使った作品

韓国のテチョンマル(대청마루;大廳床)を連想させる技法です。大廳とは家の中央にある広い板の間のことを指しますが、この板の間に使われる板をつなぎ合わせる技法をチョガッポ作りに応用した技法です。一方の方向からだけ縫う技法なのですが、説明が難しいので、いつか別の機会にチョガッポ作品を作りながらご紹介したいと思います。

以上のように、完全網羅したわけではありませんが、これら大体15種類の技法を様々に駆使してチョガッポを作ると考えてくれて結構です。

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チョガッポの縫い方技法③

天幕張替え01
↑ ダムル工房の古くなった天幕を取り替えました。

天幕張替え02
↑ 今までの緑色の天幕からオレンジ色の天幕に~

(幽談)本日もどうやって翻訳していいのか分からないものが山ほどあります。ご協力ください…(苦笑)。

シチムチルの画像 ← ここをクリック!

7)シチムチル(시침질;しつけ縫い)
2枚以上の布を臨時に固定させる時に使う技法です。布の端から0.5cm内側を約3cmの長さでひと縫いし、また0.5cm空間をあけて大きく縫います。布を裏返せばほとんど縫い目は見えません。

しつけ
↑ しつけ縫いを表からみた写真

サトゥギの技法 ← ここをクリック!

8)キィカプチギ(귀갑치기;端合わせ交差縫い???)
キィカプチギ

別名サトゥギ(사뜨기;???)とも言います。指貫(골무)やノリゲ(노리개;チマチョゴリの装飾品)などの両側が処理されているものをつなぎ合わせる時に使う技法です。しっかりとつながるだけでなく、縫い目自体が装飾の効果を与えてくれる技法です。

李先生の後ろにあるのがノリゲ
↑ 李先生の後ろに陳列されているものがノリゲ(노리개)です!

ノリゲ写真
↑ 下手な写真ですが、こういうの…

お弟子さんコルム
↑ 韓国人のお弟子さんユジナ(유진아)氏が作ったコルム

セパルトゥギの技法 ← ここをクリック!

9)セパルトゥギ(새발뜨기;鳥の足跡縫い???)
セパルトゥギ

分厚い布をしっかりと処理するためや、または縫い目を装飾として見せるときなどに使用します。縫うときは左側から始めて、右側方法に進んでいきます

フィカプチギの技法 ← ここをクリック!

10)フィカプチギ(휘갑치기(注1);ほつれ止め縫い???)
フィカプチギ

布がほつれないようにするために使う技法です。1cm間隔で0.5~1cmの深さでひと目とし、5~6目ぐらいずつかがっていきます。

(幽の補足説明)
注1)「フィカプチギ」という技法名の由来は「フィカプチダ(휘갑치다)」という動詞を名詞形にしたものからです。「フィカプチダ」とは日常的には、後でごたごたしないようにうまくケリをつけること、つまり「上手く処理する」という時に使います。これがパヌチル技法に入り「布の裁ち目がほつれないようにかがり縫いをする」という意味に転じ、布・むしろ・ゴザのようなものの縁がほつれないように編んだり、縫ったりしていくことを意味するようになりました。

今回も基本的に「???」となっているところは、私の能力ではどうしても日本語に訳せない技法名です。日本語は直訳的に意味をとってみたものです…。「サトゥギ」なんて語源が何かもよく分かりませんでした…。もしひとつでも日本の技法名が分かる方がいらっしゃいましたら、どうぞご協力お願いします~m(_ _)m


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チョガッポの縫い方技法②

様々な技法を模様に
↑ 様々な縫い目の違いを模様とした作品

パヌチル技法の続きです。

カムチムチルの画像←ここをクリック!

4)カムチムチル(감침질;巻きかがり縫い)
カムチムチル

内側に巻いていくカムチムチルと、外側に巻いていくカムチムチルがあります。内側に巻いていく巻きかがりの技法は、針を真っ直ぐに立てて縫うことで、綺麗な斜線模様を出すことができます。主に中国や韓国の全羅道地方で多く使われる技法です。

内側に巻きかがる方法
↑ 内側に巻いていくカムチムチル

また外側に巻いて行く技法は、巻きかがりをして裏返す時に、糸目があまり見えないように仕上げることが可能です。そのため糸の模様をあまり見せたくない時に使う技法にもなっています。針仕事に慣れていない初心者には、あまり糸目が目立たないものを作ったほうが綺麗に仕上がるため、お薦めの技法です。閨房工芸の作品としては、ポソン(버선;くつ下)を作る時に沢山使う技法です。閨房工芸では最もポピュラーな技法といえるでしょう。

ひっくり返しておこなうカムチムチル
↑ 裏返して行うカムチムチル

コンクルギの画像←ここをクリック!

5)コンクルギ(공구르기;隠し縫い???)
糸目が見えないように折り合わせ、袋状に縫っていった最後の段階にできる穴を処理する時に使う技法です。布作品の内側と外側(表側)を一緒に縫い合わせ、縫い目が小さく見えるように縫います。布をつまんで、中側に入れてしまい、一目ずつ縫っていく技法です。

6)サンチム(상침;三針???)
ハンタムサンチム01
↑ ハンタムサンチム(ひとつ目サンチム)

縫い目で装飾したり、丈夫にするために施す技法です。縫い目の数によってハンタムサンチム(한땀상침;ひとつ目サンチム)、トゥタムサンチム(두땀상침;ふたつ目サンチム)、セタムサンチム(세땀상침;三つ目サンチム)と呼ばれています。

トゥタムサンチム01
↑ トゥタムサンチム(二つ目サンチム)

ひとつ目サンチムは、パンパグムチル(半かえし縫い)と同じようにするのですが、その目の間隔ひとつひとつが、半かえし縫いよりも若干大きくなっています。ふたつ目サンチムやみつ目サンチムは半かえし縫いを2回繰り返して空間を広くするか、3回繰り返して空間を広くするかの違いです。

三つ目サンチム
↑ セタムサンチム(三つ目サンチム)

(幽のつぶやき)
パヌチルど素人のため、コンクルギとサンチムをどのように翻訳していいのか分かりません。コンクルギは英語でblind stitchに相当するものとのことで、直訳して「隠し縫い?」としてみました。サンチムは糸をより合わせる技法のひとつに三針法というものがあるそうで、これから来ているのか??と思ったのですが、片方は糸の製造法、片方は縫い方の技法ということで確信は持てません…。

どなたかご覧の方で、日本語の訳、あるいは日本の裁縫技法の中に類似したものをご存知の方がいらしたら、教えて頂けると有難いです…。専門用語ってその分野に対する深い知識がないと全く分かりません…(汗)。こういうのが、翻訳する時、一番難しいです…(泣)。今回のように、たったひと言の調べ事に莫大な時間を費やし、成果があった時は嬉しいのですが、ないときは本当にガックリします…(苦笑)


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チョガッポの縫い方技法①

縫い方の技法いろいろ
↑ パヌチル技法色々

針仕事(パヌチル;바느질)とは、針に糸を通して衣服を作ったり、繕ったりすることをいいます。

日本もそうでしょうが、韓国でも様々な縫い方の技法があります。基本的には韓服を作るために発展していったものです。チョガッポだけの技法というものは存在せず、あくまで韓服の技法を応用したものでした。

けれども多種多様にあるパヌチル技法の中で、チョガッポ製作のためによく使用されるものがありますので、いくつかご紹介したいと思います。

ホムチルの画像←ここをクリック!!

1)ホムチル(홈질;ぐし縫いor並縫い)
最も基本的な技法と言えます。布を合わせて、ひと針ひと針の縫い目を均等に縫い進めていきます。主にかえし縫いで作った衣服を除いたギョプオッ(겹옷;綿の入っていない裏地を付けただけの衣服のこと)やソムオッ(솜옷;綿が入った衣服)を作る時や、チマ(치마)をつなげる時使う技法です。閨房工芸においては、作品を作る前、しつけをする時に多用します。

しつけ
↑ しつけ

パグムチルの画像←ここをクリック!

2)パグムチル(박음질;かえし縫い)
タンチム(단침)ということもあります。縫い目を強くするために使われるパヌチル技法です。ひと縫いをした後に、そのひと縫い分そのままをもう一度戻って再度縫う技法です。ミシンの裁縫技法は基本的に全てこのかえし縫いの原理でできています。閨房工芸においては、ヌビ作品を作る時や袈裟(僧の衣服)技法を使った作品を作る時に多用します。※袈裟技法の作品についてはまたいつかお話したいと思っています。

かえし縫い
↑ ヌビの作品 

ミニミシン
↑ ドイツで購入したミニミシン(横25センチ×縦15センチ)

3)パンパグムチル(반박음질;半返し縫い)
ホムチル(ぐし縫い)よりは強く、パグムチル(かえし縫い)よりは縫い目の空間が大きく見える技法です。ひと縫いを縫った後、1/2分だけを戻して縫う技法です。大体パグムチルと同様の作品に使われる技法です。

パンパグムチル
↑ パンパグムチル

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宿所情報②

宿泊情報②-01
↑ 昨日紹介したマイホームリビングテル

本当に申し訳ありませんが、本日もゴーストライターが記事を書いております(苦笑)。明日からは通常運転になる予定ですので、ご安心下さい(^^)。

さて、昨日はマイホームリビングテルのご紹介をさせて頂きましたが、荷物を整理したら次はダムル工房への訪問となり、ホームテルから工房までの道順もご案内せねばならないだろう…と…。

またまたまた幽が書いているわけです…。す、すみません…。

ちなみにホームテルからダムル工房までの所要時間は、個人差もありますが、大体徒歩10分程度です。

宿泊情報②-02
↑ 先ずホームテルの玄関を出ると、このような下り坂になっています。来た道をそのまま戻って2軒目のスターバックスとファミリーマートの道に出る方法がひとつ。もうひとつは、目の前の坂道をそのまま下る道を行きます。

宿泊情報②-03
↑ そのまま直進すると、昨日ご紹介した東祟アートセンターと仏教寺院の間にある近道に出ます。

地下鉄4号線に乗りたい時は、ここをくぐって行くと近道です。

宿泊情報②-04
↑ しかし今回はダムル工房までの道のりということで、この門をくぐらず左へ曲がります。

そうすると道の先には昨日も話した「BEANSBINS COFFEE」の看板が見えて来ますね。この道に出たら左に曲がって真っ直ぐに進んで下さい。

宿泊情報②-05
宿泊情報②-06
宿泊情報②-07
↑ そのまま直進するとY字路に出会います。この階段を下りることなく左手の方に上って行って下さい。

宿泊情報②-08
ソンヂヘジャンクッ
↑ ソウルプルコギ(서울불고기)店の看板が見えます。ここのソンヂヘジャンクク(선지해장국)はちょっと辛いですが、中々美味しいです。

宿泊情報②-09
↑ そのままずっと直進して下さい。

宿泊情報②-10
宿泊情報②-11
ペクチャンポン
↑ しばらくすると左手に「コサムイ(고삼이)」という焼き魚の店、右手には中華料理の「萬里城(만리성)」があります。

「コサムイ」は大学路では珍しい焼き魚を食べられる貴重な店です。中華料理の店は大学路では老舗的存在で、チャヂャン麺、チャンポンなどが有名です。

幽のお薦めはペクチャンポンといって唐辛子が入っていないチャンポン麺です。胡椒が効いていて美味しいです。

チョンジュ食堂
スンドゥブチゲ
↑ 萬里城の隣は、李先生がお得意さまの「チョンジュヘジャンクッ(전주 해장국)」食堂です!!

移り変わりの激しい店舗競争に生き残り、この地域ではかなりの老舗的存在です。主人の大学路変遷物語はいつ聞いても飽きません!!

ここは役者の卵たちも大勢来るため、とても良心的な値段設定なのに、本当に美味しい…。これがこの店が長く続いた秘訣なのかな??と思います。

舌が肥えてる李先生が愛用しているだけでも分かるとは思いますけど…(笑)。

幽のお薦めはスンドゥブチゲ(순두부찌게)と、ピョヘジャンクッ(뼈해장국)です!!でもメニューにないものでも、材料があれば何でも作ってくれて、その中に美味しい料理も沢山あります!!

宿泊情報②-12
↑ そのまま進むとナインマート(나임마트)[※現在はロッテスーパー999と店名が変わりました!!]が見えてきます。

4,000ウォン以上、商品を購入するとスタンプシールがもらえるため[※この制度も現在はなくなりマシタ…!!これまで貯めたスタンプがぁぁぁ~!!!!涙]、幽の日常生活食品&雑貨の80%以上はこの店でまかなわれています。

もう10年も通っているので、店主ともすっかり顔見知りです…(苦笑)。たまには品揃え豊富なEマートなどの大型スーパーに行きたいな~とも思いますが、そういうのは大学路にないんですよね…。

宿泊情報②-13
↑ もう少し進むとシェイクスピア劇場の看板が見えてきます。

ここはつい30分程前、sono氏から送られて来た「世界ふれあい街歩き~大学路編~」を見ていたら、詳しく紹介されていてビックリ!!この劇場にはまだ行ったことなかったんで、こんな風になってるんだぁ~っと、とっても面白かったです。(sono氏、コマウォ~!!)

宿泊情報②-14
宿泊情報②-15
↑ この看板が見えてきたら、左を見てください。駱山公園に上る坂の入り口にある不動産屋の看板があるはずです。

不動産屋の隣は薬局です。私は風邪薬なんかをここでよく買いますけど、お爺ちゃん薬剤師さんがとても丁寧に説明してくれる薬局です。

けれども李先生曰く「説明が長すぎて面倒くさいので別の所へ行く…」だそうです(苦笑)。面白いお爺ちゃんなんだけどなぁ~??

宿泊情報②-16
宿泊情報②-17
↑ そしてほとんど毎日見かける主人が営む不動産屋の道向かいは、ダムル工房の紹介の時にも触れたカフェルーシャの建物が…。

宿泊情報②-18
↑ 後はこの坂道をそのまま真っ直ぐに上っていけば右手にダムル工房があります。詳しくはブログの2月15日の記事『ダムル工房について』をご覧になって下さい。

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[ 2012/03/16 10:25 ] 雑談(その他) 宿泊関係 | TB(0) | CM(0)

宿所情報について

宿泊所情報01
↑ 昨日は3月14日のホワイトデーでしたねぇ~。道のあちこちに屋台が出ていました。

宿泊所情報02
↑ こういうカゴにぬいぐるみとキャンディーが入っているのが基本です。大学路にはこのカゴを持ったカップルが沢山歩いていましたぁ~。これから演劇でも観るのでしょうか??

本日も何故かゴーストライターがレポートします。最近多くないかな??気のせい??李先生の記事を楽しみにしている方には申し訳ありません…(苦笑)。

ダムル工房にポジャギ修行に来たいけれど、工房に近くて便利で、可能なら格安な宿泊場所を紹介してもらえないか…というお問い合わせを受けました。

そのためこの際ブログでダムル工房の日本人弟子御用達の宿泊所「大学路マイホームリビングテル」をご紹介しておこう…ということになりました。

↓  ↓  ↓ ここをクリック!!
マイホームリビングテルHP(韓国語)

基本的にこの宿泊所は韓国語でコシウォン(고시원;考試院)と呼ばれる施設に一番近いです。公務員試験などに挑戦する学生や社会人たちが、生活に必要最小限のスペースと施設で格安に長期間滞在するためにつくられた施設です。ちなみに写真はオーナーさんの許可をもらって掲載しています。

宿泊所情報03
↑ マイホームリビングテルの外観

普通は大学の周囲に沢山あるものですが、ここは大学路という土地柄、必ずしも大学生だけというわけではないようです。

けれども原則的に、このような施設は韓国人でも1ヶ月以上の滞在者のみ契約できる宿泊所です。一般的には短期滞在者の受け入れは行っていません。

宿泊所情報04-1
宿泊所情報04-2
↑ 1泊20,000ウォンの部屋(トイレ、シャワー全て共同)

けれども、李先生とここのオーナーが友人とのことで、空き室があった場合に限り、格安の値段で提供してくれる約束になっています。

宿泊所情報05
宿泊所情報06
↑ 1泊40,000ウォンの部屋(個室のシャワー施設有り)

価格は、室内にシャワーがない部屋は1泊20,000ウォン、シャワー付きの部屋は1泊40,000ウォンです。宿泊は1泊から可能です。

けれども1ヶ月以内で宿泊する場合は、必ず李先生を通して、直接オーナーに話を通さないと、断られてしまいますので充分に気をつけて下さい。

宿泊所情報07
↑ 廊下

どちらの部屋にも、エアコン、テレビ、冷蔵庫、本棚、クローゼット、ベッド、インターネット回線、消防施設が準備されています。

そして李先生紹介の日本人に限り、一般的には準備してもらえない布団と枕もあります。(普通は布団と枕は自分達で準備しなければならないことになっています。)

宿泊所情報08
宿泊所情報09
宿泊所情報14
↑ シャワー、台所などの共同設備

シャワー、トイレ、台所、洗濯機などは各階ごとに共同使用です。男性と女性については、入り口は1つですが、各階で分かれているので安心です。

1ヶ月以上滞在の場合は直接HPから予約することができ、実際滞在者の多くは近くにある成均館大学の語学堂に留学している中国人が多いそうです。

宿泊所情報12
宿泊所情報13
宿泊所情報10
↑ トイレ、洗面所、洗濯機も各階で共同です。 

しかし繰り返しますが、くれぐれも1ヶ月以内の滞在の場合は、先ずは李先生に連絡を入れ、李先生からオーナーに直接連絡することのみで受け入れ可能ですので充分に気をつけてください。また満室の場合は申し訳ありませんが、利用できません。

それから支払い方法は、到着した当日にホームテルの相談室にて現金前払い制になっています。長期滞在する人はあらかじめ滞在費を準備していって下さい。クレジットカードの支払いはできません


はじめて大学路を訪問した人のためにマイホームリビングテルまでの行き方も紹介しますね。

宿泊所情報15
宿泊所情報16
↑ 先ずは地下鉄4号線「恵化駅」1番出口で降りてください。

宿泊所情報17
↑ すぐ目の前にある道を右に曲がって下さい。

宿泊所情報18
宿泊所情報19
↑ 10mほど歩くと右手に1軒目のスターバックス、左手にコンビニエンスストア「GS25」があります。

宿泊所情報20
ユガネタッカルビ
↑「GS25」の道向こうは「ユガネ(유가네)」というタッカルビの店があります。ここは安くて美味しいです。

宿泊所情報21
↑ さらに進むと日本ラーメンの店「火の味(히노아지)」もあります。佐賀ラーメンらしいですが私は食べたことありません。

宿泊所情報22
↑ ここまで来ると、この辺のランドマークになっている東祟アートセンターが見えてくるはずです。以前このブログでも「龍の華麗な復活展」を紹介しました。

宿泊所情報23
↑ 東祟アートセンターの隣は仏教のお寺になっています。

宿泊所情報24
↑ 実は東祟アートセンターとお寺の間の道に近道があるのですが…

宿泊所情報25
↑ このように階段があるので、初めて来る時はスーツケースがあるかもしれないことを考慮し、普通の公道から行く方法を…(笑)

宿泊所情報26
宿泊所情報28
宿泊所情報27
↑ お寺の前を通りすぎると、右手にコーヒーチェーン「BEANSBINS COFFEE」、左手にファミリーマートと2軒目のスターバックスが見えてきます。

最近一度姿を消したスターバックスがまた沢山復活してるなぁ~。何故だろう??

※2013年3月現在、左手のコンビニエンスストア「ファミリーマート」は、韓国ブランドのコンビニ「CU」という看板に変わっています。

宿泊所情報29
↑ スターバックスとファミリーマートに挟まれた道を登って行きます。

宿泊所情報30
↑ どんどん進んで行くと、右手にチョンククジャン(청국장)専門店が見えます。ここはランチになると人がいっぱいになる有名店です。牡蠣のカルククスもとっても美味しいです。お薦め店です。

宿泊所情報31
↑ さらに進むと左手には古風な理髪店も見えてきます。

宿泊所情報32
↑ さらに進むとマンションの中にあるオリニチプ(어린이집;保育園)の看板が見えてきます。

宿泊所情報33
↑ ここまで来るとこのような建物が見えてきます。ここを通り過ぎず左に曲がって下さい。

宿泊所情報34
↑ この建物の間にある坂道を上がって行きます。

宿泊所情報35
↑ 上りきると、マイホームリビングテルの看板が見えてくる筈です。

もし短期ポジャギ修行をご希望の方で、この宿泊施設を利用したいという方がいらっしゃいましたら、コメント欄の「管理人のみ閲覧」にチェックを入れ、メルアドを送って下さい。もちろんダムル工房宛てメールでも結構です。

追ってこちらからご連絡差し上げます。それでは本日はゴーストライターが出張ってしまって申し訳ありませんでした(苦笑)。

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[ 2012/03/15 10:24 ] 雑談(その他) 宿泊関係 | TB(0) | CM(4)

北方の郷土料理①

ファンヘソン先生
↑ 昨日は宮中料理研究院のセミナー「北韓料理研究会」の日でした。(右下に私が学んだ黃慧性先生、一番上に最後の尚宮だった韓尚宮がいらっしゃいます。)

この研究会は宮中料理研究院で教えている有志の講師約20名が集まり、互いの北韓料理の情報交換を通して、その体系化を計画している勉強会です。

本日は、私が宮中料理研究院で担当している北韓料理について話したいと思います。朝鮮半島は60年以上前に南北に分断され、互いに往来できなくなってしまいました。そのため現在北朝鮮の領土にあたる地域の料理が、どのように発展しているのか具体的に知る方法はなくなってしまいました。

セミナーの様子
↑ セミナーで挨拶をする韓福麗院長

そのため北に故郷がある失郷民(실향민)たちは、当時自分たちが故郷で食べてきた料理を思い出しながら、時には作って食べたりしました。そして各自、自分の故郷の料理だけを自分なりに発展させて来たのです。そうして、失郷民たちを中心に、故郷の味を懐かしく思う人たちが作り出した料理が北韓料理でした。今では故郷の味を求めて懐かしんだり、故郷を失った痛みを和らげるために食すだけでなく、多くの人が美味しい料理のひとつとして北韓料理を食べています。

箸のコレクション
↑ 宮中料理研究院の別館に飾られている箸のコレクション

私も分断してから、一度も故郷の地には行っていません。けれども北韓料理を作りながら、きっと故郷は、韓国より環境破壊が少なくて、純粋な意味での郷土食も残されているのではないか、あるいは北方独特の農産物なども沢山残っているのではないか…などと思いを馳せることがあります。それでは今日は家庭でも簡単にできる北韓料理を2つ紹介したいと思います。

スプーンのコレクション
↑ スプーンのコレクションもあります。

1) チャムナムル(참나물;ミツバ)のキムチ
チャムナムルキムチ完成型

チャムナムル(참나물)をヤンニョムに和えてから漬けたキムチです。葉が3枚あるところからサムイプチョ(삼잎초;三葉草)やサンミナリ(산미나리;山芹)とも呼ばれます。日本では「ミツバ」と呼ばれ、主に料理の飾りとして使われることが多いそうですね。

<材料> ミツバ 2kg、塩 60g、ニンニク 40g、生姜 10g、ネギ 50g、粉唐辛子 15g、砂糖 20g

①チャムナムルを4cmくらいに千切って洗います。4cmというのは箸でつまんだり、スプーンで掬う時に一番適当な大きさだと言われています。
②ネギは3cm程度に切っておきます。
③切ったチャムナムルとネギに他の材料を全て入れて混ぜ合わせ、5時間くらい経ったら塩水を入れ、漬かったら完成です。

チャムナムル
↑ チャムナムル

2)チェンバンククス(쟁반국수;盆ソバ)
チェンバンククス完成型

チェンバンククス(쟁반국수;錚盤麺)は、ゆでた蕎麦をヤンニョム醤で和えて、お盆(=チェンバン)に盛り、野菜や肉で飾りつけた料理です。綺麗に飾った後のソバに、熱い肉汁スープを注いで食べます。

チェンバンククス01
チェンバンククス材料
↑ チェンバンククスの材料と飾りつけ

<材料> そば粉 400g、牛肉 100g、豚肉 100g、鶏肉 50g、ゆで卵 3個、ヒラタケ 150g、きゅうり 100g、梨 100g、キムチ 100g、塩 少々、しょう油 小匙1、ネギ 10g、コショウ 10g、砂糖 10g、ごま油 10g、松の実 10g、ゴマ 10g

①牛肉、豚肉、鶏肉は箸がスッと入るくらいまで茹でます。その後冷まして、牛肉と豚肉は薄く切り、鶏肉は割いて、しょう油、ゴマ油、コショウと和えておきます。
②ヒラタケも茹でた後に水に入れ、しっかりと絞ります。そしてごま油を軽くかけ、ネギ、ニンニク、しょう油で和えます。
③きゅうりも柳葉の形に切って、塩で軽く和えます。その後水気を切って、ごま油、叩いたネギ、ニンニク、塩、コショウ、ゴマをいれて混ぜ合わせます。
④キムチは肉と同じくらいの大きさに薄く切ります。梨は皮をむき、きゅうり同様、柳葉模様に切ります。
⑤ソバを適当な硬さになるまで茹でます。
⑥チェンバン(=お盆)にソバを盛り、その周りに①~④で作った肉や野菜、ゆで玉子で綺麗に飾ります。
⑦最後に熱い肉汁スープを注ぎ、ヤンニョム醤も一緒に入れて、完成です。

(幽の補足説明)
チェンバン(쟁반;錚盤)は、日本の盆のようなものですが、真鍮で作られており、平たくへこんだ形をした器です。

チェンバンククス器
↑ チェンバンククスの真鍮盆


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クリスタル模様の手まり

クリスタル
↑ クリスタル模様の手まり

最近色々忙しかったこともあり、3ヶ月かかって、ようやく本日、展示会へ出品するために作っていた新作手まりを完成させました。しかし手まり作品としてはかなり大型の作品だったこともあり、思ったより時間がかかってしまいました。結果、締め切りに10日程足りず、予定していた展示会への出品は断念することに…。秋ごろに、もう少し小品を作りためて、一緒に別の展示会に出品しようと思います。
(幽談)まさか、このブログ始めて忙しすぎて出品できなかった…、なんてことあるのかな??う~ん??ま、まさかねぇ~(+_+;;)。

クムチュル
↑ クムチュル(禁紐)

韓国における手まりの歴史は、お守り(부적)として始まりました。韓国では子どもが生まれると禁紐(금줄)と呼ばれる、大門の前にしめ縄のようなもの渡します。これがある家には子どもが誕生してから21日間、誰も家に入ってはなりません。理由は黒死病(ペスト菌)などの伝染病を持つ人から、産まれたての免疫力のない子どもを守るためだったと言われています。

お守り
↑ 佩用符籍(球型のお守り)
(新年を迎えて、その役割を終えると燃やしてしまったため、ほとんど残っていません。)

また韓国の風俗画を見ると、子どもの手足や腰、胸に何かが巻かれていたり、下げられていたり、縫い付けられていることがあります。これは佩用符籍(패용부적)といって、雑鬼が子どもに接近できないようにするためのお守りなのです。形は色々あり、名札のようなものや、勲章のようなもの、リボンのような形態もありました。

薔薇の手まり
↑ 薔薇の手まり

現在でも中国のとある地方では端午の節句に手首や足首に手まりのようなお守りを結ぶという風習が残っているといわれています。残念ながら韓国ではそのような風習はなくなってしまいましたが、今でも韓国人にとってのお守りは、それを付けている人の寿福康寧(수복강녕)や富貴多男(부귀다남)を願ったものであることは変わりありません。

梨の花
↑ 梨の花の手まり

手まりの作り方は以前も少し紹介しましたが、先ずはスチロールなどの芯に綿を巻きつけ、何重にも綿糸を巻き、下地を作ることから始めます。そして、その上に金糸や銀糸を使って何等分かに分けた後、様々な色糸で多様な模様を作っていくのです。

梅の花
↑ 梅の花の手まり

三角形、四角形、五角形、六角形など、球形の空間をどのように区分するかを精密に設計する必要があります。この作業によって、現れ出てくる紋様の精巧さも違ってきます。色の組み合わせまで考えれば、ひとつとして同じものは生まれません。

青の薔薇
↑ 青の薔薇手まり

今日写真で紹介しているのは全て同じ五角形の下地によって作られていますが、糸の選び方やかがり方で多彩な手まりを無限に作り出すことができます。そこが手まりの魅力といえ、幾つ作っても飽きないものとなっています。日本は韓国よりもずっと手まり人口が多いので、比較的気軽に始められるのではないでしょうか。機会があれば是非一度作ってみてください。

全て五角形
↑ 全部五角形の地割から作られた手まり

(幽のつぶやき)
既に過ぎてしまいましたが、3月9日(金)は李先生のお誕生日でした!!けれども幽は完全に忘れておりまして(爆)、当日の夜、一番弟子のkana氏から連絡があって初めて思い出しました(苦笑)。でも言い訳させて頂くと、正式には陰暦の3月9日らしくて、韓国人の誕生日は本当に覚えにくいんです…。あ、でも計算が面倒だとかで、ご家族は陽暦でお祝いしてるそうですぅ~。

プレゼント01
↑ 4名からの誕生日プレゼントです!

…という訳で(?)、昨日kana氏から依頼を受けて花束を届けるという提案に、haru氏、延氏、そして幽も便乗させて頂いて、4名でプレゼントを買いました!4名も出資者が集まったので結構豪華なプレゼントになったなぁ~っと…。

プレゼント02
↑ ipad2の付属品色々

本当は何にするのか皆でさんざん悩んだのですが、最近の李先生はブログの記事作成のため、かなりのipad2ヘビーユーザーのようなので、その付属品を買うことにしました。これでかなりブログ記事が書きやすくなるねぇ~っと、皆で自画自賛してたら、今日の記事でいきなり展示会への出品の中止…。何だか非常に複雑な気分ですが(苦笑)、李先生は一応喜んでくれたようです…。

プレゼント03
↑ 始めはこっちを買ったんだけど、このタッチペンの反応が悪くて返品&交換しました…。

kana氏、連絡、ありがとうございました!花束、こんなもんで良かったでしょうか??さすが一番弟子の称号は伊達じゃないなぁ~っとビックリです!!

プレゼント04
↑ 昨日の延氏のランチ~!!やっぱり美味しい…。いつもご馳走さまです!!


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[ 2012/03/13 10:37 ] 手まり | TB(0) | CM(3)

韓国の昔の巾着

巾着色々01
↑ 色々なチュモニ

チュモニ(주머니;巾着)の歴史は『三国遺史(삼국유사)』景徳王條(경덕왕조)の記録が最初だとされています。そこに王が1歳の誕生日から王位に即位する時まで女性のような振る舞いをする時があり、絹織物の巾着を持ち歩くのが好きだったと記されているのです。この記述から推察すれば、既に三国時代から巾着があったことが分かります。

印鑑入れチュモニ
↑ 印鑑入れのチュモニ

また『高麗図経(고려도경)』[注1]には、腰紐として、銀糸をよりあわせた紐を作り、鈴をつけたヒャンナン(香囊;향낭)[香り袋]をぶらさげている絵を見ることもできます。このヒャンナンが沢山付けられていることを良いことだと感じていたことを考えると、人々がヒャンナン用の巾着をせっせと作っていたことが推測できます。

メミチュモニ
↑ メミチュモニ(蝉型のチュモニ)

朝鮮王朝時代にも巾着の佩用(持ち歩き)はそのまま続けられました。何故なら韓国の衣服にはポケットが作られなかったため、巾着は実用的な用途からも必需品と言えたのです。

スルチュモニ
↑ スルチュモニ(酒のボトル入れ)

『宮中発記(궁중발기)』[注2]という史書によれば、新年を迎えた最初の上亥日に重臣たちに巾着を下賜したという記録も残されています。この巾着には、災厄を免れ1年を無事に過ごせるようにという願いを込めて、赤い紙に炒った豆を1粒入れて与えたと言われています。

スジョチプ
↑ スジョチプ(スプーン&箸入れ)

<チュモニ(巾着;주머니)の種類>

ヒャンナン(香囊;향낭)は、華やかに美しく作り、上流層の装身具として愛用されました。

カウィチプ
↑ カウィチプ(ハサミ入れ)

スヒャンナン(繍香囊;수향낭)は見せるために作られた巾着で、美しい刺繍を施しました。それに対して、見えない下着に付けたものはサヒャンナン(紗香囊;사향낭)と呼ばれ、甲紗(갑사)で作ったものをこのように呼びました。

カンルンチュモニ02
↑ 刺繍入りのカンルンチュモニ(海辺の江陵で作られた巾着)

他にも宮中には芳香剤として使用された大きな香囊が室内に飾られていたといいます。その大きな巾着の中には韓紙で包んだ紗香(사향)や木香(목향)[香木の一種]を粉にしたものが入れられていたそうです。

男性色キィチュモニ
↑ 男性用のキィチュモニ

男性用の巾着;玉色(옥색[青緑色])、灰色(회색)、米色(미색[黄白色])、紫色(보라색)などを使用しました。巾着の耳部分(尖っている部分)、へそ部分(真ん中の部分)を違う色で作ることも多いです。色を変えて作る場合はそれぞれをつなげる時、サムチムという技法でつなげます (縫い方の技法については、いずれ解説したいと思います)。他にも国喪の時は白い木綿の巾着などを使用しました。

カンルンチュモニ
↑ カンルンチュモニ

女性用の巾着;タホン色(다홍;茶紅[チェリーピンク])、プンホン色(분홍;粉紅[ピンク])、ヨンドゥ色(연두;軟豆[黄緑])、ボラ色(보라;紫色)などを使用しました。見せるように使う時は耳部分や、へそ部分、さらにチュモニの内側もコッチャジュ色(꽃자주색;花紫朱色[明るい紫])などを使い、華やかな色彩で作られました。見えない下着に付ける時は白い木綿生地です。他にも結婚する時は、新婦が紫朱色の紐で締めた黄色い巾着を作りました。そして中に小豆9粒と種付きの木綿の綿1房とを入れて、息子9人と娘1人を授かりますように…と願いを書いた徳談とともに、新郎に贈りました。

五方色チュモニ
↑ 五方色のチュモニ

五方囊子(오방낭자); 五方色で作られた巾着です。宮中や班家(両班)では、辟邪(벽사;邪鬼を退けること)のために持ち歩いていたと言われています。正月になると王妃が五方囊子を作り、宰相(王に仕える2品以上の官吏)の子息に贈ったと言われています。

ポソン型紙チュモニ
↑ ポソンの型紙を入れるチュモニ

(幽の補足説明)
注1;『高麗図経(고려도경)』とは1123年、宗の徽宗という人物が高麗に国信使を送った時に随行した徐兢という人物によって書かれた記録書です。彼が高麗で見聞きしたことを綴った史料ですが、随所に挿絵があるところから当時の風俗を知る重要な一次史料になっています。

注2;『宮中発記(궁중발기)』とは朝鮮王朝時代の宮中で使用されていた物品目録のことです。その内訳は服飾、装飾類、食事、貿易品、巫俗などについて物品名や数量が詳細に記録されています。特徴として高宗と純宗(←日本統治時代の王)の記録が多い傾向にありますが、それでも朝鮮王朝時代の宮中生活や、宮中の服飾、宮中の飲食などを研究する者にとっては必携の史料と言えます。

ところで、昨日は東北大震災から1年目でしたね…。あれからもう1年も経ったのか…と、月日の経つ速さに驚いています。あの災害は韓国でも本当に沢山報道されて、「日本はこれからどうなっちゃうんだろう…」って思ったものでした。まだまだ復興までの道のりは始まったばかりですが、韓国でも協力しようという人たちが沢山います。私もできることをするしかないなぁ~っと思っています。


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プロフィール

ダムル工房

Author:ダムル工房
日本人ゴーストライターが書く李賢淑先生の徒然雑記。

問い合わせメール先
damurukobo.pojagi0309@gmail.com
※「docome.ne.jp」のメールアドレスでは、何故かこちらから返信ができません。申し訳ありませんが他のメルアドから問い合わせして下さい。ご協力宜しくお願いします。
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