ポジャギと伝統料理の文化散策

ソウルの大学路で伝統工芸工房・ダムル工房を経営し、韓国宮中飲食研究院の郷土料理講師でもある李賢淑先生が毎日の生活のなかで感じた徒然雑記を日本語で紹介します。(たまに…、いや最近は結構な頻度でゴーストライターのダムル工房日記になることも…苦笑)

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天然染色の糸(再録)

李先生からの要請で以前一度載せた記事を再録させて頂きます。

この回顧シリーズに際して、同じ記事の再録なんて読者さまに受け入れてもらえるだろうか??と、少々心配もしておりましたが、新規生徒さん方には概ね好評のようでホッとひと安心しております。

常連の生徒さんからもご理解頂いているようで本当に有難うございます。m(_ _)m

以下、以前書いたものと同じ内容になります。

↓   ↓   ↓

自然染色001
↑ 天然染色の糸が送られてきました~

天然染色を生業としているお弟子さんのひとりから、この糸のデモンストレーションと宣伝を兼ねた作品作りを依頼されました。

もともと天然染色とは、自然から採取する花・木・草・土・虫・貝殻などより抽出した天然物質を使い、布や糸を染めることです。

天然物質は大きく分けて、動物性染料と植物性染料の2つがあり、昔から色々な色が作られて来ました。

自然染色005
↑ 藍を使って染めた糸~

今回依頼された糸は全て植物性染料によって染められています。

青色は藍(쪽)で染めた糸だそうです。藍は昔から人類に知られていた代表的染料でした。

この染料を使って染めた布で衣服を作れば、ウリ(으리)と呼ばれる薬が体に合わないことで皮膚に熱をもつ、薬では治せない皮膚病に効果があったと伝えられています。

他にもアメリカの西部開拓時代の話が有名です。

当時のアメリカでは蛇が多かったそうで、鉱夫たちが着ていた茶色のズボンをインディゴ藍で青色に染色し、蛇との接触を防いだそうです。

現在でも「インディゴブルー」という色はよく知られていますね。

自然染色003
↑ 天然染色の糸で手まりを作ることにしました~

赤色は植物性の蘇方木以外にも、動物性染料の乾酪蟲(古くなったチーズに生まれる寄生虫)、コチニールを使うことが多かったようです。

媒染として、明礬(ミョウバン)や塩を使うことでより鮮やかな赤色を手にすることができたとか。

自然染色004
↑ 黄色は梔子を使っているそうです~

黄色は黄鉛(クロム酸鉛を主成分とする染料)などの鉱物系のものもありましたが、植物性の鬱金(生姜科に属する植物から作る染料)、金錢花(トベラ)、梔子を使用することが韓半島では多かったようです。

黄色には鬼神を追い出したり、病気を防いだりする力が宿ると考えられ、呪術関係には欠かせない色だったようです。

自然染色002
↑ 天然染色の手まりは化学染料よりもとても暖かな色合いですね

緑色は青色と黄色の複合色から作られました。韓半島の王室では王妃の唐衣や圓衫(女性の伝統礼服)に多く使用される色であり、王世子(皇太子)の衣服も緑色のものが多かったようです。

そのため青色の材料となる藍を沢山栽培することになり、農地面積が少なくなるほどであったといいます。

そして、しばしば農事に支障が出るほどの問題となり、中宗23年(1528)には濃い緑色の衣服を着用することが禁じられたという記録が残されているほどです。

自然染色006
↑ こちらが完成品の手まりですぅ~

このように人類は古くから天然物質を利用して多様な色を手にしてきたのだと考えると、普段当たり前のように身近に存在する色のひとつひとつが、とても感慨深いものに変わっていきますね。

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[ 2013/12/25 10:52 ] ポジャギ 韓国の色 | TB(-) | CM(0)

セクトンの由来(再録)

李先生からの要請で以前一度載せた記事を再録させて頂きます。

この回顧シリーズに際して、同じ記事の再録なんて読者さまに受け入れてもらえるだろうか??と、少々心配もしておりましたが、新規生徒さん方には概ね好評のようでホッとひと安心しております。

常連の生徒さんからもご理解頂いているようで本当に有難うございます。m(_ _)m

以下、以前書いたものと同じ内容になります。

↓   ↓   ↓

女の子用チマチョゴリ01
↑ 女の子のセクトンチョゴリ~

安丘山という研究者が1965年に書いた「セクトンチョゴリ(색동저고리)」という論文によると、セクトンは韓国女性の象徴だと言っています。

1月の正月、5月の端午、8月の秋夕など、名節の時期ごとに子どもから成長した少女までが着るセクトンチョゴリによって、韓国人は名節の実感を少なからず得ていると思われます。

つまりセクトンは韓国の名節を象徴する衣服と言え、韓国固有のものだという特徴と自負を持っているといえるでしょう。

男の子用のパジチョゴリ01
↑ 男の子のセクトンチョゴリ~

けれども実際にセクトンチョゴリに対する記録は残されていません。

ただ民謡のように口伝で伝えられてきたのではないかと考えられているそうです。

高麗時代の中ごろに中国の宋から緋緞(シルクの布)が入って来たのですが、当時は王の許可なく一般人がこの布を使うことが禁止されていました。

しかし王が下賜した布で衣服を縫うと、自然に切れ端(조각)が出てしまい、その切れ端を捨てることなく集めて、子どもの衣服を作ったという話がセクトンチョゴリの始まりではないかと考えられています。

女の子用チマチョゴリ02
↑ 友人の娘さんへのお土産に買ったセクトンチョゴリ~。

何と帽子とチュモニをおまけしてくれましたぁ~!!ラッキー!!


セクトンチョゴリについて知っておかなければならないこともあります。

韓国人でも意外と知らない人が多いのですが、子どもたちに着せるセクトンチョゴリを作る時、男の子の袖には藍色の縁取りを付け、女の子の袖には紫色の縁取りを付けることが通例となっています。

男の子のセクトンチョゴリ
↑ 男の子のセクトンチョゴリ~。

これは人形が着るセクトンチョゴリです…。


男の子用のパジチョゴリ02
↑ これも男の子用~。

本当は男の子のセクトンチョゴリの袖は上の人形の服のように藍色の縁取りにしないといけないのですが、現在ではその辺りのことは忘れられていることも多いとのこと。

広蔵市場の子供用韓服の店でもしきたりに沿っていないセクトンチョゴリが沢山ならんでいるそうです~。

でもどれも可愛いですけどねぇ~。


チマチョゴリは朝鮮時代になると、色によってその身分や状態を表すようになりました。

例えば、セクトンを着ている者は幼い子どもと認識されています。

結婚前の女性は真紅のチマに黄色のチョゴリ、新婦は真紅のチマに黄緑色のチョゴリを着ることになっていました。

他にも結婚後の婦人は紺色のチマに玉色(=翡翠色・空色)のチョゴリ、さらにチョゴリの袖先が藍色をしていたら息子がおり、紫色なら旦那がいるということを示していたといいます。

セクトンを沢山売っている店
↑ もちろんセクトン用の生地屋さんも沢山ありますぅ~

また王家や名門勢道家(政治権力を持った家)などでは、セクトンに金箔の模様を入れることができました。

けれども壬辰倭乱(←文禄・慶長の役)以降は、両班階級の家が増えることによって、富裕層ならば金箔を入れることが一般化していったそうです。

色々なバージョンのセクトン生地
↑ 色々な種類のセクトンがあるんですねぇ~。

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[ 2013/12/24 10:41 ] ポジャギ 韓国の色 | TB(-) | CM(0)

五方色について(再録)

李先生からの要請で以前一度載せた記事を再録させて頂きます。

この回顧シリーズに際して、同じ記事の再録なんて読者さまに受け入れてもらえるだろうか??と、少々心配もしておりましたが、新規生徒さん方には概ね好評のようでホッとひと安心しております。

常連の生徒さんからもご理解頂いているようで本当に有難うございます。m(_ _)m

以下、以前書いたものと同じ内容になります。

↓   ↓   ↓

五方色の作品03
↑ 五方色の作品

今日は韓国の様々なジャンルで使われる五方色(オバンセク;오방색)についてお話したいと思います。

高句麗の古墳壁画にもこの五方色が使われているように、朝鮮半島に住む人々は昔からこの色を多用してきました。

三国時代には既に染色技術が発達していたため、王は五彩(五色)と呼ばれる色の衣服を着て、臣下は青や赤の絹の帽子に黄色がかった色(누런색)の革靴を履いていたことを示す絵画も残されています。

五方色の作品02
↑ 五方色の針山

朝鮮半島は四季がはっきりした環境をもっているため、色彩感覚も自然と同化した経験的なものになりました。

そこに儒教の陰陽五行思想が加わり、陰と陽の思想が相互に作用することによって、色に吉凶禍福の意味が加えられるようになりました。

五方色の作品05
↑ 五方色のチョガッポ

そして次第に色彩と陰陽五行思想が体系化され、方位、季節、味、意味、身体部位、感情などと結びつくようになりました。

五方色とその象徴物01
↑ 五方色とその象徴物

よく知られたものとして、赤と青は「陽」に該当し、悪鬼を追い払い、陰陽を調和させる色として病を防いだり、治癒したりすると信じられてきました。

五方色の作品01
↑ 五方色の作品

他にも子どもに着せるセクトン(색동;色動)と呼ばれるものがあります。

セクトンとは「色を全て入れた(색을 동 달았다)」を省略した言葉ですが、この「色」とは五方色を指しています。

五方色の全てを使ったセクトンを子どもに着せることで、その子の無病息災と災厄防止を祈願したのです。

セクトンチョゴリ
↑ セクトンチョゴリ(doopedia韓国百科辞典より)

衣服だけでなく、料理にとっても五方色は重要な概念になりました。

料理はできるだけこの五色を上手く調和させることが基本とされ、それを一番典型的に表しているのが宮中料理の神仙炉(シンソンロ;신선로)という料理です。

シンソンロ
↑ シンソンロ(宮中飲食研究院HPより)

このように韓国の色彩には様々な意味が込められ、それを見る人々とイメージを共有しているのです。

五方色の作品04
↑ 五方色の作品

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[ 2013/12/23 10:19 ] ポジャギ 韓国の色 | TB(-) | CM(0)

天然染色の糸

自然染色001
↑ 天然染色の糸が送られてきました~

天然染色を生業としているお弟子さんのひとりから、この糸のデモンストレーションと宣伝を兼ねた作品作りを依頼されました。もともと天然染色とは、自然から採取する花・木・草・土・虫・貝殻などより抽出した天然物質を使い、布や糸を染めることです。天然物質は大きく分けて、動物性染料と植物性染料の2つがあり、昔から色々な色が作られて来ました。

自然染色005
↑ 藍を使って染めた糸~

今回依頼された糸は全て植物性染料によって染められています。青色は藍(쪽)で染めた糸だそうです。藍は昔から人類に知られていた代表的染料でした。この染料を使って染めた布で衣服を作れば、ウリ(으리)と呼ばれる薬が体に合わないことで皮膚に熱をもつ、薬では治せない皮膚病に効果があったと伝えられています。他にもアメリカの西部開拓時代の話が有名です。当時のアメリカでは蛇が多かったそうで、鉱夫たちが着ていた茶色のズボンをインディゴ藍で青色に染色し、蛇との接触を防いだそうです。現在でも「インディゴブルー」という色はよく知られていますね。

自然染色003
↑ 天然染色の糸で手まりを作ることにしました~

赤色は植物性の蘇方木以外にも、動物性染料の乾酪蟲(古くなったチーズに生まれる寄生虫)、コチニールを使うことが多かったようです。媒染として、明礬(ミョウバン)や塩を使うことでより鮮やかな赤色を手にすることができたとか。

自然染色004
↑ 黄色は梔子を使っているそうです~

黄色は黄鉛(クロム酸鉛を主成分とする染料)などの鉱物系のものもありましたが、植物性の鬱金(生姜科に属する植物から作る染料)、金錢花(トベラ)、梔子を使用することが韓半島では多かったようです。黄色には鬼神を追い出したり、病気を防いだりする力が宿ると考えられ、呪術関係には欠かせない色だったようです。

自然染色002
↑ 天然染色の手まりは化学染料よりもとても暖かな色合いですね

緑色は青色と黄色の複合色から作られました。韓半島の王室では王妃の唐衣や圓衫(女性の伝統礼服)に多く使用される色であり、王世子(皇太子)の衣服も緑色のものが多かったようです。そのため青色の材料となる藍を沢山栽培することになり、農地面積が少なくなるほどであったといいます。そして、しばしば農事に支障が出るほどの問題となり、中宗23年(1528)には濃い緑色の衣服を着用することが禁じられたという記録が残されているほどです。

自然染色006
↑ こちらが完成品の手まりですぅ~

このように人類は古くから天然物質を利用して多様な色を手にしてきたのだと考えると、普段当たり前のように身近に存在する色のひとつひとつが、とても感慨深いものに変わっていきますね。

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[ 2012/05/15 10:33 ] ポジャギ 韓国の色 | TB(0) | CM(2)

セクトン(색동;色動)の由来

女の子用チマチョゴリ01
↑ 女の子のセクトンチョゴリ~

安丘山という研究者が1965年に書いた「セクトンチョゴリ(색동저고리)」という論文によると、セクトンは韓国女性の象徴だと言っています。1月の正月、5月の端午、8月の秋夕など、名節の時期ごとに子どもから成長した少女までが着るセクトンチョゴリによって、韓国人は名節の実感を少なからず得ていると思われます。つまりセクトンは韓国の名節を象徴する衣服と言え、韓国固有のものだという特徴と自負を持っているといえるでしょう。

男の子用のパジチョゴリ01
↑ 男の子のセクトンチョゴリ~

けれども実際にセクトンチョゴリに対する記録は残されていません。ただ民謡のように口伝で伝えられてきたのではないかと考えられているそうです。高麗時代の中ごろに中国の宋から緋緞(シルクの布)が入って来たのですが、当時は王の許可なく一般人がこの布を使うことが禁止されていました。しかし王が下賜した布で衣服を縫うと、自然に切れ端(조각)が出てしまい、その切れ端を捨てることなく集めて、子どもの衣服を作ったという話がセクトンチョゴリの始まりではないかと考えられています。

女の子用チマチョゴリ02
↑ 友人の娘さんへのお土産に買ったセクトンチョゴリ~。何と帽子とチュモニをおまけしてくれましたぁ~!!ラッキー!!

セクトンチョゴリについて知っておかなければならないこともあります。韓国人でも意外と知らない人が多いのですが、子どもたちに着せるセクトンチョゴリを作る時、男の子の袖には藍色の縁取りを付け、女の子の袖には紫色の縁取りを付けることが通例となっています。

男の子のセクトンチョゴリ
↑ 男の子のセクトンチョゴリ~。これは人形が着るセクトンチョゴリです…。

男の子用のパジチョゴリ02
↑ これも男の子用~。本当は男の子のセクトンチョゴリの袖は上の人形の服のように藍色の縁取りにしないといけないのですが、現在ではその辺りのことは忘れられていることも多いとのこと。広蔵市場の子供用韓服の店でもしきたりに沿っていないセクトンチョゴリが沢山ならんでいるそうです~。でもどれも可愛いですけどねぇ~。

チマチョゴリは朝鮮時代になると、色によってその身分や状態を表すようになりました。例えば、セクトンを着ている者は幼い子どもと認識されています。結婚前の女性は真紅のチマに黄色のチョゴリ、新婦は真紅のチマに黄緑色のチョゴリを着ることになっていました。他にも結婚後の婦人は紺色のチマに玉色(=翡翠色・空色)のチョゴリ、さらにチョゴリの袖先が藍色をしていたら息子がおり、紫色なら旦那がいるということを示していたといいます。

セクトンを沢山売っている店
↑ もちろんセクトン用の生地屋さんも沢山ありますぅ~

また王家や名門勢道家(政治権力を持った家)などでは、セクトンに金箔の模様を入れることができました。けれども壬辰倭乱(←文禄・慶長の役)以降は、両班階級の家が増えることによって、富裕層ならば金箔を入れることが一般化していったそうです。

色々なバージョンのセクトン生地
↑ 色々な種類のセクトンがあるんですねぇ~。

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[ 2012/04/17 10:06 ] ポジャギ 韓国の色 | TB(1) | CM(1)

五方色(오방색)について

五方色の作品03
↑ 五方色の作品

今日は韓国の様々なジャンルで使われる五方色(オバンセク;오방색)についてお話したいと思います。

高句麗の古墳壁画にもこの五方色が使われているように、朝鮮半島に住む人々は昔からこの色を多用してきました。三国時代には既に染色技術が発達していたため、王は五彩(五色)と呼ばれる色の衣服を着て、臣下は青や赤の絹の帽子に黄色がかった色(누런색)の革靴を履いていたことを示す絵画も残されています。

五方色の作品02
↑ 五方色の針山

朝鮮半島は四季がはっきりした環境をもっているため、色彩感覚も自然と同化した経験的なものになりました。そこに儒教の陰陽五行思想が加わり、陰と陽の思想が相互に作用することによって、色に吉凶禍福の意味が加えられるようになりました。

五方色の作品05
↑ 五方色のチョガッポ

そして次第に色彩と陰陽五行思想が体系化され、方位、季節、味、意味、身体部位、感情などと結びつくようになりました。

五方色とその象徴物01
↑ 五方色とその象徴物

よく知られたものとして、赤と青は「陽」に該当し、悪鬼を追い払い、陰陽を調和させる色として病を防いだり、治癒したりすると信じられてきました。

五方色の作品01
↑ 五方色の作品

他にも子どもに着せるセクトン(색동;色動)と呼ばれるものがあります。セクトンとは「色を全て入れた(색을 동 달았다)」を省略した言葉ですが、この「色」とは五方色を指しています。五方色の全てを使ったセクトンを子どもに着せることで、その子の無病息災と災厄防止を祈願したのです。

セクトンチョゴリ
↑ セクトンチョゴリ(doopedia韓国百科辞典より)

衣服だけでなく、料理にとっても五方色は重要な概念になりました。料理はできるだけこの五色を上手く調和させることが基本とされ、それを一番典型的に表しているのが宮中料理の神仙炉(シンソンロ;신선로)という料理です。

シンソンロ
↑ シンソンロ(宮中飲食研究院HPより)

このように韓国の色彩には様々な意味が込められ、それを見る人々とイメージを共有しているのです。

五方色の作品04
↑ 五方色の作品

(幽のつぶやき)
明日、修行を終えて日本へ帰るIma氏のリクエストでアグチム(아구찜;あんこう蒸し)を食べに行きました!!大学路から少々離れた仁寺洞の「馬山海産アグチム(마산해물아구찜)」という行列ができる有名店だったので、とても美味しかったです!!ここはお昼の12時を過ぎるとお客で一杯になり、待たねばならないほどらしいので、もし行きたい人は11時半ごろに行くとよいみたいです。

アグチムの店
↑ 馬山海産アグチム
(北村インフォメーションセンターの向かい側にあります!)

以前、幽が食べた時、あんこうがゴムみたいに硬く、とても辛くて「韓国人はこんなもの好きなの?」って驚いたのですが、ここのあんこうはとても柔らかく、それ程辛くもなく、締めの焼き飯までしっかりと美味しく頂きました!!店によって随分違うんだなぁ~って、ちょっと驚きました…。

アグチム
↑ アグチム

締めの焼き飯
↑ 締めの焼き飯(アグチムのタレをかけて頂きます!)

食後は工房へ帰って、作業の続きをしたのですが、今日のダムル工房は雨だったのにもかかわらず何時にも増して沢山のお弟子さんたちがいらっしゃいました。昨日も書いたけど、本当に春が来たな~って感じです。それでは、Ima氏、気をつけて日本へ帰ってくださいね!!またソウルでお会いしましょう~!!

本日のポジャギ部屋01
本日のポジャギ部屋02
↑ 本日のポジャギ部屋

本日の手まり部屋01
本日の手まり部屋02
↑ 本日の手まり部屋

李先生は2部屋を行ったり来たりで、大忙しでしたねぇ~(苦笑)。


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[ 2012/03/06 10:46 ] ポジャギ 韓国の色 | TB(0) | CM(0)
プロフィール

ダムル工房

Author:ダムル工房
日本人ゴーストライターが書く李賢淑先生の徒然雑記。

問い合わせメール先
damurukobo.pojagi0309@gmail.com
※「docome.ne.jp」のメールアドレスでは、何故かこちらから返信ができません。申し訳ありませんが他のメルアドから問い合わせして下さい。ご協力宜しくお願いします。
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